【甲武信ヶ岳】毛木平から十文字小屋を経て、晩秋の甲武信ヶ岳
- GPS
- 06:22
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,480m
- 下り
- 1,460m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:22
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
基本的には舗装路を進みますが、最後駐車場手前2kmぐらいからは未舗装路になります。これからの時期はスリップ等にも気を付けないといけないかもです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【全体】 特に無し。良く整備されており、目立って危険な箇所はありません。 ※ただし、大山〜三宝山区間に鎖場あり。難易度は低く、手掛かり足掛かり豊富なので鎖を使わなくとも何とかなります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
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感想
急に甲武信ヶ岳を踏みたくなったので、天気が回復するだろうという予想のもと、毛木平から行ってきました。結論から言えば、この時期にしては気温が高く、少し暑いくらいでしたが天気は晴れてくれたため、上々の1日となりました。紅葉は大分粘ってたであろう唐松も散り始めておりましたが、下山後はまだ楽しめそうな感じですね。
コースは十文字峠経由で、大山、三宝山を踏んでから甲武信ヶ岳を踏むというルートです。下山は千曲川源流遊歩道を下る感じで、一般的には逆回りになるのかな?ただ源流遊歩道の等高線を見てるとあまりに緩やか過ぎたので、「これは飽きるな...」という感じがしたので、とっとと標高上げるべく、十文字峠からっていう感じです。下山に使った感じでは登りだと確かに飽きそうでしたが、下りは快適だったので個人的には時計回りがオススメっていう感じですね。
十文字峠までは序盤、少し急登気味に沢を登って行き、八丁坂のフェースから尾根に取付く感じなので、結構ながーく急登気味な登りが続きます。とはいえ短いセクションです。稜線にでてしまえばあとは緩やかな登り、下りを繰り返して十文字峠に着く感じですね。その間、苔むした世界が長く続くことになり、八ヶ岳に負けず劣らずの苔苔ワールドが楽しめます。季節的に緑色ってのは割と重要なんですよ...。
十文字峠あたりからこの界隈の名物ともいえる、石楠花が目につくようになります。5〜6月あたりの梅雨に突入する前あたりに来ると、ちょっと暑いけど、色々な樹木、花の香を楽しみつつ、石楠花を愛でながら歩くことができたりします。そんな石楠花ワールドの登山道ですが、大山〜三宝山〜甲武信ヶ岳までは実に良く整備されており、快適に歩いていけます。道中鎖場が3〜4か所あったりしますが、手掛かり足掛かりは豊富で、岩場に慣れた人であれば鎖は無くても問題ない感じですね。何よりこの道の良いところは人が少ないことでしょうか。静謐な樹林帯の尾根を、自分のペースで歩いて行けます...最高でした。
三宝山、埼玉最高峰だったりしますが、展望はありません。ただ三宝岩まで行くと展望はあるようですが、この日はスルーしてしまったので次回に持ち越しですね。結構いろんなもの見落としてる登山でもあったので...。三宝山から甲武信ヶ岳まではほぼ平坦で、最後頂上直下で50m程度急登ありますが、まぁ一瞬です。頂上に着いた瞬間、目の前にどどーんと巨大な山頂標が現れ、西に目を向ければ八ヶ岳がまずは目につく感じですかね。山頂標あたりをひとしきり愛でた後はちょっとだけ西に進み、南側を見れば富士山が間近に見えます。眼下には奥秩父の大森林が広がり、良く晴れて、空気が澄んで市街地も見えるかと。しかし深田久弥氏が評したように、「奥秩父のへそ」と言わしめた甲武信ヶ岳はまさに言い得て妙であり、本当に山深い場所にあり、近くには日本の首都、そしてベッドダウンがあると言われてもちょっと現実感が無いですね。本当に良い山です。
今回下山は千曲川の源頭からでしたので、本記録をしたためるさい、飲み物として少しばかりお水を拝借して帰りました。口当たりなめらか、水割りに最高で筆もスラスラと進んだとか.....。明日の朝はコーヒーを淹れるのに使い、また日常に帰っていきたいかなというところで〆たいかなと思います。
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