記録ID: 272753
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積雪期ピークハント/縦走
東北
下北半島スキー縦断未遂(厳冬の恐山縦走)
2013年02月23日(土) ~
2013年02月25日(月)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 1,816m
- 下り
- 1,750m
コースタイム
1日目
(9:00)大湊駅-(14:00)釜臥山-(17:00)大尽山より東の・510=C1
2日目
(6:45)C1-(14:00)円山-(16:00)朝比奈岳-(16:45)うぐい滝川林道=C2
3日目
(7:23)C2-(11:45)薬研温泉
(9:00)大湊駅-(14:00)釜臥山-(17:00)大尽山より東の・510=C1
2日目
(6:45)C1-(14:00)円山-(16:00)朝比奈岳-(16:45)うぐい滝川林道=C2
3日目
(7:23)C2-(11:45)薬研温泉
天候 | 下界は大雪騒ぎ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 急行はまなすで定刻より遅れて青森駅に下り立つと、大雪のため奥羽本線はストップしており、弘前から山岳部現役2名は代行タクシーで現れる。そんな状況下、休みがちなJR大湊線は奇跡的に走っていて、青い森鉄道を経由して大湊に辿り着く。昭和な雰囲気が残る駅前通りをスキーを担いで抜け、やっと純正山岳部員による山スキー縦走ができた、ここまで俺7年、伊勢は4年かかったなどと感無量で林道に入る。林道終点は電波塔なので電線下を延々ラッセルする。意外と雪が多く、重い雪でペースが上がらず、ヘロヘロでレーダー基地がある山頂に着く。道路沿いにスキーを滑らしていると、自衛隊が雪を掘っている。自衛隊に「何かの訓練ですか」と聞かれ、こちとら単なる道楽だが、他人には訓練に見えるのだろう。北国山のレーダーサイトに近づかないように忠告される。下北らしいブナとヒバの混交林をスキーで進み、・510でテント張ってC1とする。秋田の地酒に酔い、女に告白される夢を見る。 2日目 雪が降っていて、厚い雲に覆われている。大尽山のたっぷり雪が積もった急傾斜の斜面をラッセルするが、終わりが見えず、「巻くか」とつぶやくと、伊勢が「巻きましょう」といつも以上にいい声で言ったので、渡りに船とばかりに大尽山はネグる。後ろ髪引かれる心を嘲笑うかのように風雪が強まり、恐山参道分岐で風雪はピークに達し、雨具は鎧となる。ツエルトかぶって休憩して、あきらめて先に進むと、次第に風雪も弱まる。ブナとヒバの原生林を延々ラッセル。円山の登りが長く感じる。雪庇が発達する尾根を進み、朝比奈岳に着いたら、もう16時。燧岳乗越はあきらめる。真っ白な宇曽利山湖を目に焼きつけ、うぐい滝川林道めがけて滑降。斜面はブナの森で樹間が広く快適である。林道着いたら、テント張ってC2。 3日目 今日はもう林道歩きと高をくくっていると、早速林道から外れ、うぐい滝川の側面をトラバースする羽目になる。意外と時間がかかって薬研温泉に辿り着く。薬研堂で今山行の無事を拝む。大阪夏の陣に敗れた兵士によって見出された薬研温泉は、下北半島縦断に敗れ辿り着いた我々とシンクロする。由緒正しい古畑旅館の総ヒバ造りの湯船に浸かり、よしとする。 |
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