奥多摩駅→奥多摩小屋テント泊→雲取山→三峰

2013年02月23日(土) ~ 2013年02月24日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 29.5km
• 登り: 2,639m
• 下り: 1,923m

コースタイム

【1日目】
奥多摩駅0611…0658石尾根取付…0851三ノ木戸山分岐…0955六ツ石山分岐…
（城山と水根山は巻く）…1152鷹ノ巣山1209…1330日陰名栗峰…（高丸山は巻く）
1418千本ツツジ…1455七ツ石山…1545奥多摩小屋（テント泊）

【2日目】
奥多摩小屋0715…0811雲取山0820…0837雲取山荘…（男坂）…0851大ダワ…
0946芋ノ木ドッケ…1009白岩小屋…1108お清平…1135霧藻ヶ峰…1143地蔵峠…
1204妙法ヶ岳分岐…1220奥之宮鳥居…1232三峰登山口

天候

2日間とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【往路】JR青梅線「奥多摩駅」5:59下車
【復路】西武観光バス三峰神社線「三峰神社」BS12:45＝14:00「西武秩父」駅

バスの時刻表→http://www.city.chichibu.lg.jp/menu2059.html

コース状況／危険箇所等

【奥多摩駅〜雲取山】
特に危険箇所はありません。全ルート、トレースがあります。
ほとんど巻き道を使いました。結構凍結しています。
鷹ノ巣山から6本の軽アイゼンをつけました。
それより手前は、なくても歩けますが、付けた方が楽に早く進めたと思います。

【雲取山〜三峰】
凍結箇所多数あり。軽アイゼンが必要です。
10本以上の大きなアイゼンやピッケルは必要なさそうです。
（結構もってる人がいたのですが、あった方がもしかしたら便利なのかもしれません。）


【奥多摩小屋テント場】
水場は出ているそうです。出は結構細いみたいで、時間かかるそうです。
私はてっきり凍ってるものだと思い、下から持って上がったのですが無駄でした。
代わりに、ビールが売り切れて手に入りませんでした…。
担いで上がるなら、水ではなくてビールです！！！！！（笑）
ちなみに、深夜手元の温度計はマイナス10℃でした。
ものすごい爆風が吹き荒れていて、ペグが取れてフライがバタバタしていました。
本体をペグダウンしていなかったので、途中テントが動いて焦りました…。

写真

4、5人の登山者の方がいました。早朝の奥多摩駅。

取付きまで車道を歩いていると、日の出を迎えました。

ちょっと遠回りしてしまった…やっと取付きに到着。

最初はあんまり積雪がありません。展望も利かない。

やっと尾根に乗りました。見上げると真っ青な空！！

六ツ石分岐の少し前、吹き溜まりは結構ありそうです。でもすっかり締まっていました。

富士山が見えました。ちょっと霞んでたかな。

鷹ノ巣が近くなると、石尾根の景色もぐっと魅力的に。

多分、南ア。でももしかしたら八ヶ岳かもしれない。いつもワカラナイ…。

そんなこんなで鷹ノ巣到着。巻き道使ってるにも関わらず、前回より1時間くらいオーバー。

展望抜群。奥多摩ではこの山が一番好きです。この日もなかなか賑わっていました。

さて、避難小屋方面へ下ります。結構急です。凍っていませんがアイゼンつけた方が楽です。

で、日陰名栗へ向けての登り返し。この先の草原が気持ちいい。

うっすら雪に埋まった草原で休憩。手前の尾根は浅間尾根、その向こうは榧ノ木尾根でしょうか。

一人だとどうしても景色の写真ばかりになるので、自撮りしてみました。最近ベリーショートにしました。サイドは刈り上げてツーブロックに。（だから何・笑）

日陰名栗周辺はそこそこの積雪。でもトレースばっちしです。

いつ来ても地味な山頂碑。でもこの山周辺の展望のよさは、もっと人気があってもいいと思うなぁ。

七ツ石小屋への分岐、この周辺も結構雪がありました。

七ツ石山の山頂では、先客の方がお昼寝をしていました。気持ちよさそうだったなぁ。お邪魔してゴメンナサイ……。

で、奥多摩小屋テント場着。時間は既に15時半。良さそうな場所はだいたい取られてた…。

ここのテント場は風がよく通るので、いつも出来るだけ木の傍に張る事にしています。ちょっと斜めだったけど、足を下にすればまぁなんとかなりました。

トトロはいつもの場所に、なのにネコバスはなぜか奥へ…（笑）。

西の空へ日が沈んでいきます。寒いけどキレイ。夜は満月がとてもキレイでした。

おはようございます。朝です。なんと1時間寝坊しまして（笑）、出発は7時を過ぎていました。

富士山が良く見える。なのに雲がぁ…あああああ……。

あ、ウサギさんの足跡！！こんな標高高いところにもいるんですね。

雲取山へのビクトリーロード。

山梨側の山頂から登山道を見下ろす。昨日より雲が多いみたい。

誰かの忘れ物。

いつ来てもいい眺め。

埼玉側の山頂、見慣れた表札。もう何回来ただろう。

雲取山荘の前に、なんとかまくらが！！結構クオリティー高いよコレ。中でお餅焼いたり熱燗飲んだりしたいなぁ。

山荘のテント場の横。キレイに道が付いてて歩きやすいです。

大ダワから来た道を振り返ったところ。右が男坂、左が女坂。女坂はトレースがかなり薄いです（1人しか歩いてないみたい）。

雪をまとった奥秩父の山々。

さすが北斜面は積雪が多いですね。

休業（というか廃業？）中の白岩小屋。これ、使えるのかな…？

小屋の裏手の木に、赤い旗のようなものがぶら下がって、風が吹くたびにはためいていました。

白岩山って、神社から見て手前に「前白岩山」があって、さらにその手前に「前白岩山の肩」っていうのがあるのです。立派な山ですね。

暗雲立ち込める長沢背稜。いつかあそこも歩いてみたい。

お清平にはベンチがあって休憩ポイント…が、ここは風通しがよく、止まっているとすっごく寒いです。

霧藻ヶ峰の売店は、この日（日曜日）は開いていませんでした。12時台のバスに乗るため、ココから走って下山。

誰かの忘れ物・その��

奥乃宮への鳥居に出ました。ここまで来れば三峰はもう目の前！！

もう一個鳥居があります。こちらは登山口の鳥居。

駐車場手前のベンチでアイゼンを外し、荷物を整えてバス停へ向かいました。バスにギリギリ間に合った！お疲れ様でした。

感想

chunkichi

以前、同じコースを歩いたことがありました。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-151667.html


当時は、テントを背負い始めてまだ4ヶ月、単独では2回目。
長距離縦走のトレーニングとして、巻き道は使わず、それでも1日目は標準タイムに近い時間で歩いたのでした。



あれから1年以上経ち、経験値は上がっているハズなのに…。

見事に惨敗。

割と初期段階で心が折れて（笑）、吸い込まれるように巻き道へといざなわれ、
全然ペースも上がらなくって1日目は9時間半かかりました。


今回はトレーニングとしては出来の悪い内容でしたが、
でも前回よりも純粋に山旅を楽しめたなぁと思います。
ゆっくり景色を楽しむ余裕もあったし、行動を終えた時の余力も前回より十分にあったし。
このペース、この体力が、自分の本当のチカラなのかもしれません。



久しぶりのソロテント、たまにはいいですね。

人と歩くことが増えてきて、たまにこうして一人で歩くとちょっと寂しいんだけど、
その寂しさがまたいいのかなと思います。


山を始めたころの謙虚さを思い出させてくれるような気がします。






今回のテント生活での発見ですが、

ホットココアにウィスキーを少し入れるとすっごく美味しくなります♪

晩酌の〆にオススメです☆