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Yamareco

記録ID: 2758131
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トレイルラン
八ヶ岳・蓼科

美ヶ原トレイルラン

2013年08月31日(土) [日帰り]
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GPS
14:59
距離
69.5km
登り
3,791m
下り
3,789m
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
午前4時、ブランシュたかやまスキー場をスタート。距離は70km、制限時間は15時間。前回大会の完走率は30%台という、他にはない完走率の低さ。かなり厳しいコースなんだろうなと、ビビりながらもエントリー。なので、最初から完走は諦めていて、とにかく行けることろまで行こう!という感じ。
午前4時、ブランシュたかやまスキー場をスタート。距離は70km、制限時間は15時間。前回大会の完走率は30%台という、他にはない完走率の低さ。かなり厳しいコースなんだろうなと、ビビりながらもエントリー。なので、最初から完走は諦めていて、とにかく行けることろまで行こう!という感じ。
ゲレンデを登る。
ゲレンデを登る。
ライトの列が続く。
ライトの列が続く。
ゲレンデを登っている間に空が明るくなってきた。
ゲレンデを登っている間に空が明るくなってきた。
スキー場を登り詰めると、あとは延々とアップダウンが続く。
スキー場を登り詰めると、あとは延々とアップダウンが続く。
下りも集団となって進む。
下りも集団となって進む。
アップダウンを繰り返す。
アップダウンを繰り返す。
最初のエイド。ここはいろいろあって良かったけど、集団の最後尾付近だったせいか、これ以降のエイドはあまり充実していなかった。
最初のエイド。ここはいろいろあって良かったけど、集団の最後尾付近だったせいか、これ以降のエイドはあまり充実していなかった。
天気は悪く、ガスの中を進む。雨も時々パラパラ。
天気は悪く、ガスの中を進む。雨も時々パラパラ。
標高1887m三峰山に到着。何も見えず。
標高1887m三峰山に到着。何も見えず。
気持ちのよい道なのだけど疲労感も出てきてペースはあがらない。
気持ちのよい道なのだけど疲労感も出てきてペースはあがらない。
茶臼山を目指す。
茶臼山を目指す。
延々と登る。
茶臼山。何も見えず。
茶臼山。何も見えず。
茶臼山を過ぎると周りの風景が変わった。木が無くなり高原の中を進む。
茶臼山を過ぎると周りの風景が変わった。木が無くなり高原の中を進む。
涼しくて走りやすい。去年は暑くて大変だったらしい。
涼しくて走りやすい。去年は暑くて大変だったらしい。
フラットだけど、大きな石があったりもするので、慎重に進む。
フラットだけど、大きな石があったりもするので、慎重に進む。
牧場の脇を進む。景色が広大なので、全然進んでいる気がしない。
牧場の脇を進む。景色が広大なので、全然進んでいる気がしない。
ここから歩行区間。
ここから歩行区間。
天気が悪く、観光客がほとんどいないので歩行区間にする意味はあまりない感じだけど、走らずにひたすら歩く。
天気が悪く、観光客がほとんどいないので歩行区間にする意味はあまりない感じだけど、走らずにひたすら歩く。
美しの塔。
山本小屋のエイド。まだ20キロちょっとしか走ってないのに、そうとは思えない疲労感。
山本小屋のエイド。まだ20キロちょっとしか走ってないのに、そうとは思えない疲労感。
風が吹き荒れる。風圧に耐えることにも疲労を感じるほど、体力を消耗している。
風が吹き荒れる。風圧に耐えることにも疲労を感じるほど、体力を消耗している。
日差しが出ると気持ちいい〜。
日差しが出ると気持ちいい〜。
物見石山へ。
かなり疲れているのにまだ半分もきていない。とても完走できる気がしない。
かなり疲れているのにまだ半分もきていない。とても完走できる気がしない。
急な下り。滑りやすい。
急な下り。滑りやすい。
徐々に晴れてきた。
徐々に晴れてきた。
長い林道の下り。
長い林道の下り。
35キロの部の選手たちとすれ違う。35キロの部は、70キロの部の前半部分を逆走するコース。
35キロの部の選手たちとすれ違う。35キロの部は、70キロの部の前半部分を逆走するコース。
和田宿に到着。のどかな風景の中の山里。朝の天気の悪さが嘘のように、暑くなってきた。
和田宿に到着。のどかな風景の中の山里。朝の天気の悪さが嘘のように、暑くなってきた。
エイドに到着。疲労感が強く、少し横になって休む。完走はとても無理そうだけど、行けるところまで行こう、と思いながらエイドを後にする。
エイドに到着。疲労感が強く、少し横になって休む。完走はとても無理そうだけど、行けるところまで行こう、と思いながらエイドを後にする。
水沢峠への登り。急斜面の直登。これがもうキツくてキツくて、途中で休みながらトボトボと登る。峠に着いたら横になって休んだ。どこでリタイアしようか?なんてことを考える。
水沢峠への登り。急斜面の直登。これがもうキツくてキツくて、途中で休みながらトボトボと登る。峠に着いたら横になって休んだ。どこでリタイアしようか?なんてことを考える。
水沢峠から下って、長い長い林道の登り。最初は走っていたけど、すでに疲れ切っていて途中から歩き始める。とにかく暑い。
水沢峠から下って、長い長い林道の登り。最初は走っていたけど、すでに疲れ切っていて途中から歩き始める。とにかく暑い。
長い長い登りを終えて、長門牧場のエイドに到着。ここでは新鮮な牛乳を飲めると聞いていたけど、すでに水しかなかった!残念!どこかが痛むようなことは無いのだけど、疲労感が大きくて、身も心もボロボロ状態。草の上に寝っ転がって休む。ここでリタイアするつもりだったけど、まだ制限時間まで時間があるし、8キロ先の次のエイドまで歩くだけの体力はまだ残っていそうだったので、まあ行けるところまで行ってみよう、ということで先へ進むことに。
長い長い登りを終えて、長門牧場のエイドに到着。ここでは新鮮な牛乳を飲めると聞いていたけど、すでに水しかなかった!残念!どこかが痛むようなことは無いのだけど、疲労感が大きくて、身も心もボロボロ状態。草の上に寝っ転がって休む。ここでリタイアするつもりだったけど、まだ制限時間まで時間があるし、8キロ先の次のエイドまで歩くだけの体力はまだ残っていそうだったので、まあ行けるところまで行ってみよう、ということで先へ進むことに。
もし当日の帰りの東京行きシャトルバスを申し込んでいたら、他の参加者に迷惑をかけないようにここでリタイアしていたと思う。シャトルバスの出発時間はゴールの制限時刻と同じ時間。時間に余裕をもって会場へ戻り、シャワーをあびてバスに乗ることを考えると、もうここでリタイアしないといけない。でもこんなこともあろうかと、当日も現地で泊まるようにしたので、シャトルバスの時間などを気にせず、レースの制限時間だけを気にすればいい、というのは精神的に大きかった。というか、シャトルバスの時間設定がおかしくないか、、?
もし当日の帰りの東京行きシャトルバスを申し込んでいたら、他の参加者に迷惑をかけないようにここでリタイアしていたと思う。シャトルバスの出発時間はゴールの制限時刻と同じ時間。時間に余裕をもって会場へ戻り、シャワーをあびてバスに乗ることを考えると、もうここでリタイアしないといけない。でもこんなこともあろうかと、当日も現地で泊まるようにしたので、シャトルバスの時間などを気にせず、レースの制限時間だけを気にすればいい、というのは精神的に大きかった。というか、シャトルバスの時間設定がおかしくないか、、?
気持ちのいいトレイルが続く。平地だというのに走り続けることができない。走ったり歩いたりして進む。次第に走る時間が短くなっていって、ひたすら歩く感じになってくる。気持ち的にも、もうどうせ次のエイドでリタイアすることになるだろうから、急いでもしょうがないし、、、という感じで、後ろ向きな精神状態。
気持ちのいいトレイルが続く。平地だというのに走り続けることができない。走ったり歩いたりして進む。次第に走る時間が短くなっていって、ひたすら歩く感じになってくる。気持ち的にも、もうどうせ次のエイドでリタイアすることになるだろうから、急いでもしょうがないし、、、という感じで、後ろ向きな精神状態。
大門峠の手前でとてつもない急坂が現れた。うへ〜、と思いながらも、ゴリゴリ登る。登りながら、不思議なことになんだか気持ち的に元気が出てきた。当然体力的には辛いままだけど。
大門峠の手前でとてつもない急坂が現れた。うへ〜、と思いながらも、ゴリゴリ登る。登りながら、不思議なことになんだか気持ち的に元気が出てきた。当然体力的には辛いままだけど。
次のエイドでリタイアする気満々だったのだけど、とりあえずリタイアのことは次のエイドに着いてから考えよう、と、ちょっとだけ気持ちが前向きに。
次のエイドでリタイアする気満々だったのだけど、とりあえずリタイアのことは次のエイドに着いてから考えよう、と、ちょっとだけ気持ちが前向きに。
大門峠に到着。ここは第四関門、最後の関門かつ最後のエイド。水を飲みながら休んでいると、リタイアした選手を乗せたバスが通りかかった。中から選手たちが恨めしそうな顔をしてこちらを見ている。きっと悔しくて残念で仕方がないんだろうな、と思うと、自分も今ここでリタイアしたらきっと後から悔しさが溢れてくるに違いない、と思えて、完走を目指そう!という気になった。エイドを出たのがここの関門の制限時間の15分前。前日の競技説明会では、「ここの関門の制限時間ギリギリで通過しても、ゴールの制限時間には間に合わない」と言われていた。たしかに、ここからゴールまでは12kmあって、ここの関門の制限時間が17:00、ゴールの制限時間は19:00なので、2時間しかないので厳しい。少なくともこれまでのペースでは完走できない。とはいえ、この疲れ切った状態でペースアップなんてできるわけない!でも、後悔しないよう、「完走するんだ!!」と気合を入れてエイドを後にする。
大門峠に到着。ここは第四関門、最後の関門かつ最後のエイド。水を飲みながら休んでいると、リタイアした選手を乗せたバスが通りかかった。中から選手たちが恨めしそうな顔をしてこちらを見ている。きっと悔しくて残念で仕方がないんだろうな、と思うと、自分も今ここでリタイアしたらきっと後から悔しさが溢れてくるに違いない、と思えて、完走を目指そう!という気になった。エイドを出たのがここの関門の制限時間の15分前。前日の競技説明会では、「ここの関門の制限時間ギリギリで通過しても、ゴールの制限時間には間に合わない」と言われていた。たしかに、ここからゴールまでは12kmあって、ここの関門の制限時間が17:00、ゴールの制限時間は19:00なので、2時間しかないので厳しい。少なくともこれまでのペースでは完走できない。とはいえ、この疲れ切った状態でペースアップなんてできるわけない!でも、後悔しないよう、「完走するんだ!!」と気合を入れてエイドを後にする。
体力を絞り出すように、とにかく体を動かし続ける。
体力を絞り出すように、とにかく体を動かし続ける。
殿城山への登りを終えて、高原状の山上に出る。もう大きな登りは無い!ここで暗くなってきたのでヘッドライトをつける。
殿城山への登りを終えて、高原状の山上に出る。もう大きな登りは無い!ここで暗くなってきたのでヘッドライトをつける。
ず〜っと先まで選手が見える。スタート前から完走なんて絶対無理と思っていたけど、なんだか完走できそう!そう思うと元気が出てきて、ペースアップ!
ず〜っと先まで選手が見える。スタート前から完走なんて絶対無理と思っていたけど、なんだか完走できそう!そう思うと元気が出てきて、ペースアップ!
スタート直後に登ったスキー場のゲレンデを下る。帰ってきたんだ!!あと少しだ!と嬉しくなってくる。制限時間ギリギリなので、知らない選手同士なんだけど妙な連帯感が生まれ、みんなで励ましあいながら進む。
スタート直後に登ったスキー場のゲレンデを下る。帰ってきたんだ!!あと少しだ!と嬉しくなってくる。制限時間ギリギリなので、知らない選手同士なんだけど妙な連帯感が生まれ、みんなで励ましあいながら進む。
ゴールが見えた!!
ゴールが見えた!!
制限時間は15時間のところ、その約15分前に無事ゴール。走っている間も辛くて辛くて途中で何度もリタイアしようと思ったけど、諦めずに走り続けてよかった。最高の気分で宿に戻り、温泉に浸かって、美味しいご飯をいただき、ベッドに入ったら速攻で眠りに落ちた。翌日のんびりと朝食を食べて、レースの余韻、完走できた喜びに浸りながら帰路についた。
制限時間は15時間のところ、その約15分前に無事ゴール。走っている間も辛くて辛くて途中で何度もリタイアしようと思ったけど、諦めずに走り続けてよかった。最高の気分で宿に戻り、温泉に浸かって、美味しいご飯をいただき、ベッドに入ったら速攻で眠りに落ちた。翌日のんびりと朝食を食べて、レースの余韻、完走できた喜びに浸りながら帰路についた。
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