牛形山縦走 （夏油温泉〜丸子峠〜鷲ヶ森山〜 白子森〜牛形山〜夏油温泉）

2005年10月16日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.8km
• 登り: 1,016m
• 下り: 1,000m

コースタイム

8時25分　夏油温泉駐車場出発
8時40分　夏油野営場
9時44分　丸子峠＋小休止
10時55分　鷲ヶ森山頂上＋小休止
11時53分　白子森頂上＋小休止
12時35分　縦走路分岐＋大休止
13時00分　縦走路分岐出発
13時18分　牛形山頂上＋大展望を楽しむ
13時45分　頂上出発
15時25分　林道出会
15時38分　夏油温泉到着

写真

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撮影機器：

Canon PowerShot S20 Canon

感想

ゲスト

　今日はいつもの山仲間と牛形山縦走です。
　夏油三山といえば、経塚山、牛形山、金ヶ崎駒ケ岳の3山です。
　金ヶ崎駒ケ岳には今年3月に足を運びましたが、経塚山と牛形山にはしばらく登っていませんでした。
　自分としては「久しぶりで楽しみ！」なんて思っていたら、なんと「牛形山は初めて！」というメンバーがいました。
　その方の登山キャリアを考えると、まさに「抜けていた山」のひとつだったようです。
　自分の最後の牛形山は、小雨の中、今回のコースを逆周りしたのですが、展望が一切なく、滑りやすい登山道に四苦八苦した思い出がありました。
　そのため今回は前回とは反対周りで登ることを提案しました。

　週間天気予報では怪しい週末の天気でしたが、無事晴れた朝になりました。
　6時30分に待ち合わせをして盛岡を出発し、高速道路を使い夏油温泉に到着したのは8時を回ったところでした。
　準備を整え出発したのが8時25分でした。
　野営場の駐車場を奥に入り小さな沢を渡ると「丸子峠60分」の標識がありました。
　標識を頼りに再び小さな沢を渡り、いよいよ登りに入ります。
　登山道はすっかり落ち葉の絨毯で敷き詰められています。
　登り始めてすぐに、甘いというか柑橘系というか心地よい香りが鼻に飛び込んできました。
　メンバーの話では、カツラの木の落ち葉からの香りとのこと。
　ふとあたりを見渡せばカツラの巨木があちらこちら登山道沿いにそびえ立っていました。
　さて、しばし急登に汗を搾られながら高度を稼いで行きます。
　丸子峠はまだ！？なんて思いながら進むと、登山道は一旦平坦なところを進みますが、その先に目指す尾根が確認できることから、まだ登りがあることがわかります。
　最後のひと登りで丸子峠です。
　尾根に出た瞬間、強い風が襲ってきました。
　峠にたどり着いたばかりの火照った身体にはちょうどいい風でしたが、あっという間に身体が冷えてきます。
　上着を調整して、鷲ヶ森山を目指します。
　丸子峠まではきれいに刈り払いが行われていましたが、鷲ヶ森山に向かう縦走路は刈り払いが行われておらず、半分藪の中です。
　登山道はいきなり滑りやすい急な下りとなり、鷲ヶ森山との鞍部を目指します。
　鞍部からは緩やかに高度を稼ぎながら進み、最後のひと登りで頂上分岐です。
　鷲ヶ森山の頂上へは右手に、縦走路は左手に進みます。
　一旦右手に進み頂上で記念撮影を撮り、風を避けるため、縦走路に戻り、登山道の真ん中に立つオンコの木の下で休憩を取りました。
　そのオンコにはまさに食べごろの赤い実がたくさんついていたので、皆でほおばりました。
　小休止の後、白子森を目指して出発です。
　前方に見えるピークが白子森のはずですが、どうも登山道らしきものが確認できません。
　そのピークへは一気の、それもかなりの急登です。
　そうこうしているうちに鞍部にたどり着いてしまいました。
　よくよくみるとかわずかな踏み跡があります。
　それを頼りにしながら登り始めます。
　しかし、草地の斜面のため手がかりがあまりありません。
　慎重に手足で確保しながら、急登を登ります。
　標高差はさほどではないのですが、やっとのことで白子森の頂上にたどり着きました。
　小休止のあと、牛形山を目指して出発です。
　白子森の下りは登山道左手が切り立っており、刈り払いされていないため注意が必要です。
　慎重に下り、あとは比較的平坦な道を進みます。
　登山道がいきなり主稜線から進路を変え、草原状のぬかるみ帯を過ぎると間もなく縦走路分岐です。
　ここでお昼を取り、頂上を目指します。
　滑りやすい斜面を慎重に進み、先ほど別れた主稜線に取り付きます。
　あとはルンルン気分で5分も尾根を歩くと牛形山の頂上です。
　あいにく焼石岳の頂上は雲の中でしたが、南本内岳から東焼石、六沢山、天竺山、経塚山、金ヶ崎駒ヶ岳、そして今日の縦走路上の鷲ヶ森山と360度の大展望です。
　しばし大展望を満喫してから、下山となりました。
　下山途中、経塚山が正面に見えたことから、そこでぶなの実を拾いながら小休止を取り、夏油温泉に下山しました。
　夏油温泉では、北上夏油温泉館で汗を流してから帰りました。