湖北湖の辺の秘境、畔に佇む神秘の有漏神社と磯野山城址


- GPS
- 02:48
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 390m
- 下り
- 393m
コースタイム
- 山行
- 2:24
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 2:48
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■磯野山城址までは荒れている。アセビ繁茂して倒木が多い。 ■稜線道と林道は問題なし。 ■有漏神社裏へ下りる尾根はバリルートだが疎林の尾根。 |
その他周辺情報 | 西野隧道 |
写真
感想
午後に用事があるので短い山行を考えていたら、hide195301さんの有漏(ウロ)神社のレコが目に付く。以前から気になっていた場所、そういえばyo_yonedaさんも歩いておられた。お二人のレコを参考にさせていただきました。
朝から青空が広がっている。GPVによると午後からは雲が増えそうなので丁度よい。磯野山城址は子供のころから知ってはいたが行くのは初めて。ヤンマー大森工場裏の観音さんから尾根に取り付く。笹藪と倒木が酷い。小ピークを越えたら獣害防止の柵に阻まれてしまう。入口の扉を見つけるとそこが正しい登山口のようだった。
再び尾根に取り付くと堀切や土橋の看板が地面に散乱している。ほとんど管理されていないのが伺える。倒木や枯れ枝を避けながら雑木の尾根を進む。赤尾三角点は馬酔木の藪の中にあった。このピークが磯野山城址かと思っていたがどうやら通り過ぎてしまったようだ。先を急ぐので引き返すことは止めておく。
主尾根の湖の辺の道に出合うとそこが西野山。ここからは少し北へ進み、分岐するトラバース道で湖側へ下降する。植林地を抜けた所から龍のように湖に突き出る葛籠尾半島が望める。
道を外れ自然林の明るい尾根を下ると有漏神社の屋根が覗いて見えた。これが神秘の有漏神社、参道を通らないで後ろから申し訳ありません。雪囲いの祠にお参りする。
湖岸に降り立つと、シンと静まりかえった湖畔からは葛籠尾半島が正面に望める。対岸の飯ノ浦や月出の段々集落がマッチ箱を重ねたように見える。いなり寿司を頬張りながら来てよかったの瞬間。
さて帰路は神社の裏手を登り返して、南側の湖畔に降りる。一艘の釣り船が糸を垂れていた。時が止まったような感覚に襲われる。背後の広大な杉林の平地は嘗て阿曾津の千軒集落があった所。千年ほど昔に大地震の津波に因って水没したと伝わる。湧き水が染み出る石積跡地を横切ると林道に出た。獣避けの柵を開けたら予想通り空は曇っていた。
※阿曾津千軒集落
https://japan-geographic.tv/shiga/nagahama-asozu.html
コメント
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こんばんは、長浜の方に来られていたんですね。お疲れさまでした。
有漏神社ですか、私も何年か前に行ってみましたが、静かなところですね。夏の暑い盛りに行きましたが、湖の辺でも暑かったのを覚えています。
今ぐらいだったら、少し寒いのが、アップダウン歩いて、少し体もぬくもってという感じで、ちょうどよいのかもしれませんね。木も落葉して、見晴らしもいいのかもしれません。
でもだいぶん寒くなってきましたね。雪山をやらない条件で出かけることを許してもらっているので、冬になる前にもっと登らないと、と思ってます。
yonedaさんコメントありがとうございます。
行こうと思っていながら歩けていなかった(失念していたw)有漏神社
時期的にうらぶれ感が増して良かったのかも知れません。しんと静まり返った空気、時折、さざ波の音がする。自分ひとり。気に入ってしまいました。
若い頃、西野隧道は遊びに行きましたが、こんな所に神社があるとは知りませんでした。
山梨子集落からは岬に崖があって湖岸を通れないようですが、古い地図では破線の道があるので今度歩いてみます。
山を越えた古保利地区に「野」の付く集落が七か所あります。阿曽津集落が水没した後、移り住んだところというのも興味深い点です。
湖北低山散歩シリーズの続編を期待しています。
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