のんびりと【音羽山】を歩く♫音羽の滝と仙人の滝。山頂からは東西に2画面の大展望☆☆
- GPS
- 03:58
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 512m
- 下り
- 525m
コースタイム
- 山行
- 3:39
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 4:25
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
上栄町駅 ゴール |
コース状況/ 危険箇所等 |
舗装路から音羽川の支流(仙人の滝ルート)へ入ると道は荒れている。目印は豊富。 その他はハイキングコース。 |
写真
感想
少し疲れが溜まっているので朝はゆっくり寝ておこうと前夜に決めていたのだが4時半に目が覚める。起床してしまって鈴鹿か嶺南の山に行ってもいいのだが、やはり今日は辞めておこうと布団を被り直して目を閉じる。こういう場合、たいてい眠れないのだが、不思議と二度寝できた。
再び目が覚めると6時半だった。微妙な時間だ。起き出してしまったら仕事へ出掛ける直前のバタバタと忙しい家内と顔を合わせることになる。どうせ山へ行くんやろぉという目つきで睨まれるのは目に見えている。
少し布団の中でヤマレコアプリなどを見ながら時間を潰していると玄関のドアの開け閉め音が聞こえた。よし出かけたな、と思い階下へ降りたところで家内に出くわす。しまった!案の定、何も言わずにキッと睨みながら車に乗って出かけて行った。先に玄関から出たのは息子だったようだ。
だが珍しく私が休みの日に私の分の朝食の支度をしておいてくれた。感謝しながらいただく。
近くの高校なので出かけるのが遅い次女を見送ったあと、もう一体何年飼ってるのだろうか、2匹のミシシッピアカミミガメの水換えをする。もとは小さな可愛いミドリガメだった。幼い頃の子供達にせがまれて買ったものの、どんどん大きくなり憎たらしい顔付きになりやがった。冬眠前のこの時期は脱糞する頻度が高い。すなわち水換えをする頻度も高くなる。そしてそれは私の役割なのである。あと何年生きるのだろう。鶴は千年、亀は万年か。確実に私より長生きするな。私が居なくなったら誰が水換えをするのだろう。
さて、今日は休養日にするか迷ったのだが、お天気がいい。すると当然山へ出かけたくなる。遅いスタートになるが何処に行こうか考えた挙句、近くの音羽山ならササっと登れると思いつく。明日も山行の予定があるので今日は軽めにしておこう。
音羽山は何度か訪れているが、音羽川に沿って牛尾観音へ至る道や、その道の途中から支流の谷に逸れて仙人の滝に出合うルートは歩いたことがなく気になっていた。昨年の11月にHB1214さんが訪れられた時には紅葉が美しかったようだが、それはもう時期的に遅いだろう。しかし滝を愛でながら登り、恐らく快晴の絶景を楽しめるであろう山頂でのんびり過ごすのも悪くない。
スタート地以外はHBさんと同じルートを辿らせていただくことにする
京阪電車に乗り京津線の追分駅で降りてスタートする。
追分町はギリギリ大津市で山科との境目の町である。夕子という名の八ツ橋で有名な井筒八ツ橋本舗さんの本店があるところだ。
駅を南側に出ると直ぐに京都市山科区に入る。
歩き始めたところでスマホにLINEの着信があることに気づく。開いてみると大切な友人からのLINEだった。大事な話だったので歩くのを辞め、道端に腰掛けて暫し返信のメッセージを入力する。
髭茶屋というユニークな名前の集落から小山町を抜けて、やがて音羽川沿いの牛尾観音へと通じる舗装された緩やかな坂道を登ってゆく。道からは渓の清らかな流れが見えて、随所に幾つもの小さな滝が現れる。小さな支流も多く、シシオドシがこしらえてあり、時折りコーン!コーン!という乾いた音がコンスタントに聞こえてくる。
やがて立派な滝が現れた。音羽の滝である。他の小滝より大きくて迫力があり見事である。しかしHBさんもレコで記されていたように滝下へは降りることはできないようだ。
音羽の滝を過ぎると谷は広く明るくなった。この辺りだけ少し紅葉が残っており、陽射しを浴びて美しい。
道路をそのまま辿れば牛尾観音へ続くのだが、左へと上がっていく支流が仙人の滝へのルートのようだ。今日はこちらから行こう。
仙人の滝ルートは広い谷間の道なのだが、荒れていて踏み跡は分かりづらい。しかし目印の赤やピンクのリードテープに従って何度か渡渉もしながら登ってゆく。やがて谷が狭くなったところで目の前に美しいナメ滝が現れた。仙人の滝である。水量は少ないが黒い岩の面をシャラシャラと流れ落ちる光景は素晴らしかった。
しかしこの付近は足場が特に荒れていて、濡れていて滑りやすいので要注意だ。
ロープを頼りに慎重に滝を左から巻くように滝上へ上がる。と、再び広い谷になる。
どんどん進むと谷は二股に分かれ、左へと上がってゆく。この支流に入ると倒木のラッシュだ。避けたり潜ったり乗り越えたりしながら登ってゆく。リードテープは頻繁にある。
まもなくで谷の水は涸れてしまう。
その後、谷から左へそれた登山道が明瞭に現れて、最後は斜面をトラバースするような形で尾根へと這い上がると牛尾観音からのルートに合流する。そして直ぐに山頂に到着した。
山頂でも快晴の青空に恵まれる。風もなく穏やかだ。
山頂では地元の方だと仰る男性がお一人ベンチに腰掛けて風景を楽しんでおられた。
春の日のように若干の霞がでているが景色は最高に良い。高圧鉄塔と送電線が邪魔なのは仕方がない、諦めよう。
この山頂からは、北東に比叡山系から比良山地や琵琶湖と大津の街並みが眺望でき、北西に大文字山から愛宕山と京都市内が一望できる。いわば右と左に2画面の構図で展望が開けるのが特徴であり魅力的だ。
前回訪れた際、右と左、すなわち大津と京都の間に、まるで架け橋のように鮮やかな虹が出ていたことを思い出す。
山頂でコンビニ調達のお握りなどを食べながら、ふとスマホに目をやると再びLINEが入っていた。先ほどの友人とのやり取りの続きである。微妙でデリケートな内容だったので、謙虚に落ち着いた気持ちになれる山で対応できたのは良かったのかも知れない。
しかし、LINEの最後に今撮ったばかりの山頂からの絶景写真を添付したのだが、その後返信が無いのが気掛かりなところである。
音羽山山頂からは大津市の中心部の方へと下ってゆく。緩やかで広い尾根道には一面に落葉が降り積もっており、陽射しを受けて赤茶色い絨毯が敷き詰められているかのようだ。
歩き易い道を一気に下った。
音羽台の住宅街へ出て国道1号を横切ると、琵琶湖浜大津方面へはずっと下り坂である。
そして京阪電車の京津線・上栄町の駅をゴールとした。
ログを切った後であるが、大津市長等(ながら)の街まで歩いた。和菓子処の叶匠寿庵さんに立ち寄って美味しそうな和菓子を調達する。明日予定の山行で、これまた大切な山友さんに召し上がっていただこうと思うのだ。
予報に反してお天気が好転することを祈るばかりだ。願いが「叶」いますように。
昨年11月のHB1214さんのレコ↓↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2121000.html
コメント
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お久しぶりです(笑)
やはりお山歩きに行かれましたか(笑)
なんぼ疲れていても、家でじっとしている方が疲れてしまう...重い身体に鞭打ってお山歩きしている方が、疲れがふっとんでしまいます...
明日もやはりお山歩きですか...羨ましい限りです...
ヒロヒトさん、ご無沙汰です笑。
なんか遊んでばっかりで申し訳ありません。ちゃんとお仕事に行かれてる方に悪い感じがします。でも私もちゃんと仕事も、してるんですけどね。
疲労が溜まってるので朝寝しようと思ってても早朝に目が覚めてしまいます。若い頃はナンボでも寝れましたが。歳ですね。
その後、足の具合は如何ですか?先日の疲労が反対の足に出てませんか?
お気遣いありがとうございます...
足の具合は...普段のお山歩きの後は何でもないのに...今回ばかりは翌日に両足両腕...四肢全てがパンパンで大変でした(泣)
ぜひ明日もお山歩きお楽しみ下さいませ...
わたくしは明後日のお休みを楽しみに、明日はお仕事頑張って参ります(笑)
少し無理をしていただきましたが、筋力アップになったことかと思います。
次の山行が楽になりますよ😁
uriさん、おはようございます。
とはいってももうお出かけですよね。天気予報は良くなかったのですが
今のところ雨は降っていないかな。ごいっしょできませんでしたが楽しんできてください。わたしは今日の山行をあすに延期です。
音羽川行かれたんですね。手軽に行けるいいところですもんね。
美しい渓流を見ながらのハイクですが、数年前の豪雨でずいぶんと荒れてしまいました。
HBさん、こんばんは。
HBさんの昨年11月のレコを思い出して辿ってきました。サクッといいルートですね。
音羽川の幾つもの滝も、近づいてジックリとと言う訳にはいきませんが、ちょいちょいと覗きながら楽しめました。
支流の渓は確かに荒れていて残念ですね。
音羽山山頂からの景色は好きです。送電線は邪魔ではありますが、真っ直ぐに比叡山の方へ延びて行くLINEも画になるような。そのLINEを挟んで左右に首を捻る程度で2つの風景が飛び込んでくるのは、他には無いスポットかと思うのです。両手に花と表現していただき嬉しいです😆
休みは山ばっかり上がっておられるようだから、家族から呆れられてないのかな〜なんて余計な心配をしておりましたけど… 朝ご飯を作ってお出かけだったんだ。優しいね〜奥様は。
音羽のご案内ありがとうございます。行こう行こうと思いながらなかなか歩けていない山域でして。それも千頭岳・太平山と瀬田川の桜並木を歩きたいとセットでプランニングしたものですから超ロングになって季節も限定。
HBさん、山猫さんやウリさんのレコを参考に、いつものようにカシミール3Dに登山道と滝の位置は追記してあるんですけどね。
「白扇の垂水」これは追記していない。しずく谷不動尊の手前のようだから「夫婦ノ滝」のあたりかな。
追記している滝って結構ありまして、面白そうなルートだなと思っております。
夫婦ノ滝・音羽の滝・仙人の滝・牛尾白糸の滝・牛尾苔の雫滝・苔滑洸の滝は追記したんですけどね。ほんとたくさん名前の付いた滝があるんですね。
地形図を見ていると「仙人窟」というのもあるような? 完全バリルートのよう。
牛尾観音経由で稜線へ上がれば音羽山へ上がれると考えましたが、仙人の滝ルートだと直接上れるんですね。最後がちょっとややこしそうですけど??
「叶匠寿庵」の和菓子は奥様へのお土産かな?
ののさん、元気ですよ〜(笑)
いよいよ今回で今年81回目の山歩きになりまして、昨年の82回に迫ってきました。
この山域はスタートが出遅れた時とか、何処か行きたいけど行く山が見つからない時などに便利ですね。低山ですが魅力は満載かと思っています。
千頭岳や大平山へは私も足を延ばしたことが無くて、そのうち行きたいと思います。仰るように瀬田川沿いの石山寺や南郷あたりの散策とセットにすれば、より魅力的なコースになりますね!
音羽川の滝はたくさんありすぎて、幾つもスルーしてしまっています。HBさんによると最近になって後から名前を付けられたものも多いようですね。
仙人窟は分かりませんので、またHBさんに教えてもらわないと。
そのまま真っ直ぐの牛尾観音さんも、以前訪れたことがありますが風情があって良いお寺ですよ。
叶匠寿庵のちょいと高級な和菓子は、嫁さんにではなくて大切な山友さんに召し上がっていただく為のお土産でした。
でも今度は一度おうちにも買って帰ることにいたします😊
ずいぶん前、当時は百人一首にはまっていた息子にせがまれ母子で逢坂山に行こうとしたものの、まだヤマレコマップを使えておらず、地元の人に登山口を尋ねたら間違って音羽山に行きかけてしまったことを懐かしく思い出しました。
(その日は逢坂山にたどりつけず、後日、オットも加わり到達)
低山に良い季節ですね。いつか行きたい音羽山、です
(逢坂山に到達できた日に「できたら足をのばしたいね」と話していたもののかなわず、でした)
ナオさん、こんばんは♪
百人一首のお勉強がてらにいらっしゃったのは大谷町の蝉丸神社でしょうか?
ここからだと逢坂山へは辿り着きにくいですものね。国道1号に架かる橋を渡って登って行くと音羽山へ行ってしまいます。
後日の再チャレンジで逢坂山へは三井寺町の長等神社からか、小関越(小関峠)から登られたのでしょう。
それにしても蝉丸神社の所(逢坂の関所跡)には有名な三つの歌の歌碑がありますものね。
蝉丸と清少納言と三条右大臣でしたか。
Junおぼっちゃまは全部覚えられたのかな?百人一首の歌も覚えるだけでなくて中身を噛み締めてみると味わい深いですよね。しかし男女のきわどい内容なんかもあったりして、小中学生にはちょっと早かったりする気がします😁
ご参考までに、この辺りの過去レコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2131414.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2115597.html
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