7歳児が5歳児と落ち葉にうもれる日連アルプス
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 389m
- 下り
- 393m
コースタイム
天候 | 快晴に近い晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
相模湖ICから勝瀬橋を渡って右折 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備は完璧 日連金剛山の頂上直下は急坂、初心者にはちょっとだけ怖いかも |
その他周辺情報 | ごはん:百笑の台所 サムゲタンが絶品すぎて息子爆食 いまなら超かわいい仔ヤギに会えるよ 温泉:やまなみ温泉 ほどよくすいてる源泉掛け流しの公営温泉 コロナ対策がちょっと厳格 露天風呂にイルミネーションあり Jazz Brewing Fujinoのビールは天国の味 (運転担当の人は飲めず) |
写真
感想
前の週、息子はガールフレンドをつれて日連アルプスに出かける予定だった。
しかし彼女のご同窓がコロナに感染した(無症状)ということで、彼女本人も検査&ステイホームとなってしまい計画はナシに。
あてもなく藤野に出かけ、やまなみ温泉のとなりのやまなみ公園を目指すもかなり茫漠とした施設で困惑。峰山のふもとで野遊びをし、サムゲタンで名高い「百笑の台所」を訪れた。
サムゲタンを美味しくいただいていたところ、仲良しの自然大好きKくん一家と遭遇。日連アルプスに登ってきたのだという。
この日はKくんと遊ばずに秋山温泉でプールと風呂を楽しんでから藤野の大和家で担々麺やきまぐれラーメン(この日は超洗練された天一みたいな「野菜鶏白湯」、息子に強奪された)をいただいて帰った。
でも日連アルプス、おともだちと行きたいね。
ということで先日石割山に登ったRくんを誘い、車で母子をピックアップして藤野に向かった。
日連アルプス。旧藤野町の日連地区にある低山群で、ハイキングコースが整備されている。JRとバスでアクセスするのが便利だが、コロナを考えるとレンタカーがいい。
中央道を相模湖ICで降り、日連大橋を渡って日連地区へ。アルプスのふもとを東京方向に進み、日連神社前の駐車場に到着。
……というかこれなら相模湖ICおりてすぐ勝瀬橋渡ればすぐだったね!
神社のよこにはシーソーや地球儀型ジャングルジム(回るやつ)(だが回らないように固定されてた)があり、目ざとく見つけたボーイズは遊び始める。
山のぼるよー、と伝えてもなかなか反応しない。困ったな、と思っていたら大変なことに気づいた。
ここ、トイレ無いね!
子供たちをサッと回収、勝瀬橋向こうのコンビニへ。ここでトイレを借り、お菓子と水分を補給してまた神社へ。
こんどは逆サイドのブランコに引っかかるボーイズ。でもさすがに遅れすぎ、なんとかひっぺがして進む。
登山口へは日連神社の上の道から行けるのだが、神社からは直接入れないので1本となりの道からあがる。
キャッキャいいながら進んで……あまりいなかった息子さんたち。楽しそうにしていたら、黒ラブっぽいワンコがおもちゃをくわえて近づいてきた。飼い主さんらしき外国の方は彼?になにごとか伝えて家に入っていった。
最初は遠巻きに、そしてだんだん近づいてきて息子たちの前にすわった。「ぼくもいれてよ、あそぼうよ。おもちゃもあるよ?」ということらしい。
最初はおいかけっこをしていた2人&1匹だが、いつまでもそうしているわけにはいかないので登山口に進む。ばいばーい、とワンコに伝えた、のだが。
「あ、おやまのぼる? オッケーいっしょにのぼろうよ!」とばかりに、我々の前をゆく。いやーごめん、そうじゃないんだよ。しかしワンコは楽しそうに山道をずんずん進んでゆく。
このまま勝手に同伴山登りをするわけにはいかない。しかたないので、とまったところで「ハウス!」と伝えてみた。しかし「ん? なに?」という感じの反応。
困っていたところ、息子が「じゃあぼくかえしてくる」という。とはいえひとりで返すわけにはいかないなー、って息子さすがの猛ダッシュ! そうだ下りは猛ダッシュする子でした!
おいていかれてしばらくすると、息子がひとりで戻ってきた。うまくバイバイできたよ、という。よかった。でもかわいいワンコだったね、また会いたいね、と言いながら進んでいたら山のふもとからワンコの鳴き声がする。ワンコは返されたと思ってなかったかもしれない……ごめんよまた会おう。
傾斜のあまりない、林道のような気持ちのよい道を進んでいく。と、斜面に突如ロープ場が登場。きれいにつくられた道からそれて、岩の斜面をあがるらしい。なるほど、ここからが本番というわけだ。
ちいさなアスレチック程度の、かわいらしいロープつき岩場。息子はひょいひょい登ってしまう。でも、Rくんにとっては人生初のロープ岩場。怖いきもちをぎゅっとがまんしながら登っていく。やるねー!
岩場を乗り切ると、少し登れば本日最初のおやま・宝山。ベンチがあるのでおやつタイムにする。眺望は、まあ、木の隙間から相模湖が見えるかな?
ほんのわずかなアップダウンがあって、こんどは日連山。名前的にはボスっぽいけどわりと地味な佇まい。
しかしここには落ち葉と枝がふんだんにある。子供たちは葉っぱをかきあつめてベッドをつくり、枝をそろえておうちをつくる。うんうんいいぞ、自然と遊べ男児たちよ。前回杓子山のときにできなかったもんね。
さらにそこに妻が乱入し、落ち葉パーティーが勃発! 落ち葉がふんだんにあって空気の乾いてるこの時期のお楽しみである。
あまり遊んでばかりでは、お目当ての参鶏湯に間に合わない。進もうか。
道はやや高度を下げていく。尾根から道がはずれるのを、子供たちとあえて尾根を通ってみる。ちょっとアドベンチャーみたいで楽しいね、とうちゃんは野ばらでひっかいて血が出たけど。
くだりきったところは杉峠。右におりると日連集落、左に進むと藤野十五名山のひとつ鉢岡山。寄れたらいいけど……ちょっと無理そうね。
峠から少しだけ登ったところで、ふたりは「手でバラバラになる岩」を発見、夢中で掘り続ける。ママふたりは井戸端ムードなトークを始める。とうちゃんはひとり残された。
この登り坂をぬけるとベンチテーブルが登場。子供たちはおなかすいたというのでおにぎりをいただく。
からの本格おうちづくりである。枯れ枝を集めて太い木にたてかけていく。とうちゃんは枝集め係だ。落ち葉をのせて、なかなかよいおうち(あるいはこざるたちのオリ)ができた。
また少し進むと、右手に八坂山への分岐。ここは短いから行ってみよう。
アップダウンのほとんどない尾根を進むと、急に視界が開ける。峰、という山頂だそうだ。藤野から上野原、遠くは滝子山のあたりまできれいに一望できる。
わずかに進んで八坂山山頂。日連アルプスのうち少し桂川のほうに張り出した山で、展望はなく道もここで行き止まり。さあ引き返すか。
もとの道にもどり、少し進むと日連金剛山に到着。名倉金剛山、鶴島金剛山とともにスリー金剛ズの一角をなし、藤野十五名山にも数えられる山。いやそんなことより、本日ラストの山頂だよ!
祠にこんにちはして、落雷でこげた木をみて、景色をみて。じゃあおやまをおりようか。
日連金剛山からおりる道は……急坂一直線! 距離はほんの少しだけど、Rくんはちょっとこわいかな。とおもったらRくんママも立ちすくんでいる。オーケー、ゆっくりいこう。
息子はヒャッホイとか言いながらさっさと駆け下りてしまっている。妻も追いかけて下にいる。
ゆっくり、ゆっくり。ときに尻もちしながら、こわくないように少しずつおりていく。なんとか、急坂をおりきることができた。がんばったね!
そこからは落ち葉がしきつめられたふつうの登山道。真っ赤な紅葉がまだ残っていて、みんなで少し紅葉狩り。ほどなく、金剛山入口を示す鳥居が現れて、下山完了! よくがんばりました!
ここから日連神社まで、アスファルトの道を歩いて戻る。息子とR君は山で使ったつえをふたりでもって歩いている。無人野菜販売所がいくつかあって覗いてみたが、白菜とゆずがほとんどで今回は見送った。
桂川をわたる高い橋を通って、日連神社に到着! よく歩きました!
さあ「百笑の台所」さんへ行って参鶏湯だ! でもそれより見たかったのは、生まれたての仔ヤギと子供たちがたわむれるところ。「かわいいねえ」って言い合ってる君たちのほうがかわいいから!
それから藤野やまなみ温泉へ(百笑の台所でチケットを買うと200円引き)。子供たちを湯につけて、ママたちはビールを飲んで、恒例のいちやまマートに寄って帰路へ。帰りの車のなかでいちやまマートの寿司をみんなで食べる、というちょっと楽しい旅になったのだった。
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