紅葉台〜足和田山〜道の駅かつやま


- GPS
- 04:28
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 492m
- 下り
- 665m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 5:18
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは河口湖から大月まで富士急行。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されている。 |
写真
感想
今日は特別な1日となった。
河口湖まで電車で行く予定であったが、コロナの影響で運行注意が出ていたので、急遽、高速バスで行くことにした。
スマホで検索すると幸い1席空きがあり何とか予約できた。
八王子からの乗車であったが、西八王子からのバスの乗り継ぎが3分しかなかったので、気が気ではなかった。
到着して急いで高速の乗車場に駆け上がったが、高速バスはなかなか来なくて、結局15分も遅れてきた。
何とか高速バスに乗ることができたが、今度は河口湖駅で次のバスとの待ち時間が5分しかない。
富士急ハイランドで多くの人が降りるのに時間がかかり、イライラしてしまった。
何とか河口湖には時間通りついたが、本栖湖行きのバスがいない。
案内所で聞くともうすぐ来ると思いますと、のんびりしたものである。
少し待つとバスが来て、やっと目的の紅葉台入口につくことができた。
登山口に着くまでにこんなにハラハラしたのははじめてである。
登りは広葉樹林帯の中、なだらかで広い登山道で、快適である。
この時期なので、葉っぱは全て落ち葉となっているが、木々の冬芽を見るのも楽しい。
紅葉台では視界が開け、南に富士山、西に青木ヶ原の樹海が見えた。
さらに三湖台まで登ると、富士山はもとより、青木ヶ原樹海が一面に広がり、その向こうに雪をたたえた南アルプスが望め、これまでに見たことがない眺めであった。
また、南には西湖の向こうに、鬼ヶ岳、十二ヶ岳がそびえていた。
途中、鳥の群れがいたが、枯葉を踏みしめる音で逃げてしまった。
ただ、コゲラがつついたとみられる木の穴がいくつか見られた。
足和田山について昼食をとっていると、女性がしきりに電話をしていた。
最初は気が付かなかったが、ベンチに男性が横たわっており、救助を頼んでいるようであった。
尋ねてみると、めまいがして動けなくなったので、救助ヘリを呼んだとのこと。
男性が寒そうにしているので、持っていた非常用のアルミ袋に入れてあげると暖かいとのことであった。
自分ではまだ使ったことがなかったが、持っていてよかった。
なかなかヘリが来なかったが、遠くからかすかにヘリの音が聞こえはじめ、だんだん近づいてくるのが分かった。
やっと木の間からヘリが見えたので、腕を振って合図をすると、真上にやってきた。
ものすごい風で、埃は舞い上がるし寒いし、アルミ袋がはちきれそうで抑えるのに大変であった。
救助隊員がロープで降りてきて、一度ヘリコプターは離れていった。
救助隊員は男性と女性に救助用のベストを着せたあと、再びヘリを呼び一人づつ抱きかかえて、ヘリまで引き上げ去っていった。
その時、救助隊員から女性の持っていたストックは持っていけないということで、私が下山する道の駅かつやまに預けることになつた。
これまでも山で何度かヘリの音を聞いたことはあるが、このようなことは初めてである。
予定外の時間を取ったが、帰りのバスの時間に余裕があったのが幸いした。
下りは針葉樹が多い登山道であったが、落ち葉も多く、落ち葉の中をラッセルするようなところもあった。
下りで気が緩んだのか、2回ほど道を間違えて引き返し、やっと道の駅かつやまについた。
預かったストックを店の主人にお願いして、ついでに干し柿と吉田のうどんをお土産に買った。
バス停は河口湖に面しており、時間があったので湖畔まで行ってみた。
太陽は山際まで降りてきていたが、西日に照らされた湖面は穏やかで、水鳥も泳いでいた。
今日は色々なことがあった一日であったが、最後は穏やかな気分で終えることができた。
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