記録ID: 283486
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講習/トレーニング
奥多摩・高尾
越沢バットレス(マルチピッチリード講習)
2013年04月09日(火) [日帰り]
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
天候 | 晴れ(朝は寒くて、昼は暑かった) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
先月末に予定していたマルチピッチリード講習が雨で中止になってしまったため、急遽平日休みを取って受講してきました。 もともと雨で山に行けないときにジムから始めたクライミング。 始めた当初はマルチピッチのリードなんて考えてもみませんでしたが、クライミングの魔力にとりつかれて、いつの間にかここまで来てしまいました(笑)。 クラックの5.8をリードできることがマルチピッチリードの条件だったため、痛くて怖いクラックも頑張ってきましたが、本チャンゲレンデでリードしてみると、その理由がよく分かります。 ボルトを追いかけるクライミングならあまり関係ないのかも知れませんが、オールナチュラルプロテクションでリードするためには、カムセットやジャミング、岩やルートを見る目、突入撤退の判断等、様々な面でクラックの技術が役に立ちますね。 (痛くて怖いクラックも、ちょっとは登れるようになってくると面白くなってきました。) クライミングは純粋なスポーツとは違うし、冒険とも違うように思います。 スタイルとか美学を重視する、不思議なジャンルだなーと思います。 別にトップロープやフォローでいいと思えば、それはそれで楽しめるし、それも一つのスタイルでしょう。 フリーにこだわるとか、クリーンクライミングにこだわるというのもスタイルだと思います。 たまたま自分が教えていただいているガイドさんがオールナチュラルプロテクションのスタイルだったということは、ラッキーなことだったと思います。 残置ボルトや残置ハーケンがなくても、自分の力で色々なルートを登れるようになる(かもしれない?)のですから! 安全面でも、自分でセットしたプロテクションの方がいいですしね。 と威勢のいいことを言っておきながら何ですが… やっぱり本チャンは危ないなー(笑)。 今回登ったのは一般ルート(右ルート)という越沢で最も易しいルートで(ルート名はあとから聞いて知りました)、最初はフォローで全ピッチ登り、あとから1ピッチ目だけリードしたのですが、最終ピッチは怖くて当分リードする気になれないなー(笑)。 右足を置くスラブがやたらと滑りやすく、濡れていると思っていたのですが、そういう岩なのですね。 あとから調べてみたら、通称「滑り台」というツルツルの岩なのでした。 クライミングとしては特に難しくはないのでしょうが、リード中に万一足を滑らせたらと思うと恐怖です。 リードするときは、左のクラックにありったけのカムを投入するだろーなー。 本チャンゲレンデにはフリーの岩場と違って、易しいけれど絶対に落ちてはいけないパートがあるので、とにかく丁寧なクライミングが必要と感じた。特に足置きが大切。 越沢の場合、そういうパートにハンガーボルトがあったりするので、見て見ぬふりをするという、別の意味の難しさもあるのですが(笑)。 今回リードした一般ルートの1ピッチ目はすんなり登れましたが、オンサイトではなかったからという気がします。 難しいクライミングはないしプロテクションもばっちりとれますが、先がどうなっているか分からない状況で登ったらやはり緊張感が違うだろうと思う。 易しいパートだからプロテクションは取らなくていいかなーと思いながら登りつつ、ふと下を覗き込んだらかなり高度感があって、しかも異常にランナウトしていることに気づいて、ギョッとしたりもしました(笑)。 マルチピッチはようやくスタート地点に立ったところで、自立するには長い道のりになりそうです。 それにしても、クライミングとか登山って、一つ何かをクリアーしたと思ったら次のレベルやジャンルが現れるので、ひょっとして永遠に初心者のままなの?と思ってしまうこの頃です(笑)。 |
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越沢バットレスだったんですね。
聞き間違えてコシ岩ってとこもあるのか〜なんて思っちゃいました。
geraさんはクライミングに関しては自分なりの哲学みたいのが確立されつつあるみたいですね。
あと、尻込みしつつもチャレンジする、勇敢なチキン野郎みたいなところがチャームポイントですかね。
クライミングに関しては本当の初心者なのでアレですが、登山ってなんか終わりがないですよね〜。
だから面白いんですけど。
特にクラックや本チャンはねー。
でも、それがまたいいのですけどねー。
下手は下手なりに限界にチャレンジして、完登したときの達成感は格別ですよ。
↑あっ、これ私自身のことですからね。誤解なきよう。
早く外岩リードデビューできるといいですね!
己の力不足を実感するでしょうけれど。
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