山行記録: （過去レコ）谷川連峰・朝日岳

夜明け直前にJR土合駅に着き、駅構内の照明で登山靴に履き替える。
GWなので、構内の土間では多くの登山者がマットを敷き、寝袋で寝ていた。

駅前の駐車場に停め、10分ほど行くと有料駐車場があり、登山口はその奥だった。
白毛門沢を渡り、少し歩いてからはずっと急登の連続だった。
昨日、登山指導センターへ登山道の状況を問い合わせた時は、白毛門の下でピッケルが必要と言われたが、雪の急斜面は白毛門より笠ヶ岳直下の方が長かった。
ババ岩らしい岩場はすぐ分かったが、ジジ岩はよく分からなかった。
笠ヶ岳から朝日岳までは展望の良い、なだらかなピークが続いていた。

一ノ倉沢の絶壁は凄絶さを感じさせる壮観だった。
巨大なルンゼが幾筋も縦に並び、残雪を全くとどめていない殆ど垂直の岩壁が中腹全体に広がっていた。
雪崩か落石か分からないが、雷のような大きな音が2～3回聞こえた。
中央の溝は膨大な量の残雪で埋まり、落石が多いのか部分的に茶色になっていた。
天神平周辺の穏やかな山容とは全く対照的だった。