記録ID: 2890584
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山滑走
北陸
黒菱山 記録のない尾根からアプローチ 霧の先に見たものは?
2021年01月31日(日) [日帰り]
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体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:08
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,103m
- 下り
- 1,098m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 7:09
距離 14.0km
登り 1,104m
下り 1,111m
7:32 大平
8:02 林道入口
9:02 砕石場上部(尾根取付き)
9:49 P706
10:47 P946
11:32 P1013
11:58 黒菱山
12:09 下山
12:33 P1013
12:44 昼食
13:17 移動開始
13:54 P706
14:18 林道入口
14:45 大平
8:02 林道入口
9:02 砕石場上部(尾根取付き)
9:49 P706
10:47 P946
11:32 P1013
11:58 黒菱山
12:09 下山
12:33 P1013
12:44 昼食
13:17 移動開始
13:54 P706
14:18 林道入口
14:45 大平
天候 | 小雪、上部はホワイトアウト気味(霧) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・大平集落から砕石場入口 境川沿いの発電所方向の除雪はされていない。 発電所手前水流で道の地肌が出ている箇所が一か所。板を外し長めの距離を歩かされる。 ・砕石場から標高350m(尾根取り付き) 尾根への取り付きは崖で不可能なので、地図に乗っている林道をそのまま登る。 高度を上げるに従ってデブリが多くなるところが出てくる。 標高350m位で採石場の広い雪の斜面が広がる。 ここは、左手から尾根に取り付く。小雪の中の登りだすが寒さが身に染みる。 大斜面の上部に達し、目的の尾根を進む。 尾根に沿ってブナの木々を縫って標高を上げる。 ・尾根取り付きからP706 延々と雪の中を歩く。天候が回復する兆しなし。だんだん霧も出てくる。 固い雪の上に10僂曚匹凌契磴積もる。尾根はやがて広くなり快適なブナ林となる。P706は巻かずに直登、シルーのまま反対に滑りこむ。 ・P706からP1031 予想通り斜度は緩くなり右手に尾根と並行に広い平原も出てくる。 時々、ポンでも沈み込む新雪があったが4人でラッセルを回していく。 ブナの木々が目立つ広い尾根を進む。風が強いようで高いところは逆に雪が少ないようだ。 標高900mを超えると狭い細尾根が出現。本日の核心部だった。 氷の固い層の上に新雪が載ったいやらしい細尾根であった。 視界が利かない中トラバース気味に北側へ単独で進むとなんと雪庇が出てきた。 他3人は狭い尾根を直登。自分も細尾根に復帰しようとするが最後は斜度がきつく板を外してウィペットで斜面を差しながら乗り上げる。 ここを超えるとホワイトアウト気味だが稜線上部の平坦地に出る。 視界が利かないのでGPSで方向を確認しながら進む。 風が強いようでシュカブラの発達が顕著で雪も吹き飛ばされている。 天気がいいときはどんな風景がひろがるのだろう? P1031は少しの登りでホワイトアウト気味の中を通過。 ・P1031から黒菱山 ここからはアップダウンが続く。P1031からの下りはシールオンでの滑りとなる。 視界の利かない中での下りは実に不安定で気持ち悪い。 極端な細尾根はないが、北風に飛ばされた低い雪稜の左手をトラバース気味に進む。あまり極端な地形の変化はないが霧と雪で視界が利かないので緊張する。 GPSが無いと方向感覚がつかめない。 道はやがて南寄りになり黒菱山に達する。 ・黒菱山からP1031 下山もアップダウン。シールを着けたまま滑走モードで下る。 カニ足で歩くことも多くなるので、それなにり体力を使う。 帰途もホワイトアウト気味であったが雪が止むようになる。 ・P1031から砕石場上部 標高950mの細尾根は横滑りで慎重に下る。下に広い雪の斜面が見えるが視界が悪いので尾根を正直に下るのが最適解だろう。 ここを過ぎるといよいよ待望のパウダー斜面だ。 薄い霧であるが、ブナの間の広い斜面を自由に滑りこむ(トレースを逸れないように)。 P706はカニ足で超え、さらに滑走。雪は次第に重くなる。 ようやく雲が切れて境川流域や対岸の山並みが見えてきた。 やがて、採石場の大斜面に入る。ポンで浮力を感じながらターンを描く。 林道上部も回れるところがあったので最後の滑りを楽しんだ。 後は、林道ボブスレーで大平集落まで戻った。 |
写真
撮影機器:
感想
今回は、先週の白鳥山北西尾根のスキー隊3名とK氏の4名で、境川シリーズと銘打って黒菱山(標高m)を目指した。コースは採石場経由で黒菱山の東側尾根を登り上げるルート取りだ。
このコースを踏破した記録を探してみたが見当たらない。何が出てくるか分からない、そんなコースであった。
天気は粉雪と霧と寒さであまり良くなかったが、採石場上部の大斜面、ブナ林の中の広い斜面とパウダー、難儀した細尾根、ホワイトアウト気味のシュカブラの稜線通過と目まぐるしく条件が変化したが、パウダー滑りを堪能でき、期待以上の尾根コースであった。
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