雪山ハイ苦!湧谷山↑ハレホレ峠↓周回


- GPS
- 10:24
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,238m
- 下り
- 1,240m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山地点までは危険箇所なし、快適なハイク ハレホレ峠から危険かつ湿雪地獄 |
写真
感想
週末はイマイチの天気だが、祝日は暖かで良さそうだ。中4日でちょっとタイトだが行くっきゃない!どうせなら今季初の雪山ハイクに挑戦するか!と言うことで雪道の心配がなく手頃な湧谷山にした。
実は今春こそ岐阜100山最難関を攻略したいと密かに考えているのだ。まずい言ってしまった( ;∀;)。そこで早めに雪に慣れておこうと考えたのだ。
〇駐車地~湧谷山
順調に道の駅さかうちまで来たが、天気の回復が遅い。今回も夜中に目が覚めて寝不足。天気待ちを兼ねてひと眠り。
目を覚ますと朝日が山に当たって眩しい。マズイ急がねば…。駐車地には先行車が2台、うち1台から2人が出発しそうだ。声を掛けると湧谷山とのこと、これは心強い。
登り始めは雪が固かったが、すぐに踏み抜きが増え始めたのでワカンを装着した。しばらくは先行者ご夫婦のトレース利用で楽させてもらった。しかしいつまでも甘えてられないのでトップを交代した。日が登って気温が上昇したため汗が目に入りだした。丁子山まであと少しの所で後続の若者2人が追いついて来たので、トップをお任せし老体は3番手につけた。
丁子山まで来るとキュッキュッと音がし、雪質が変わり快適な雪歩きとなった。湧谷山山頂はほぼ360°の展望で蕎麦粒山の三角形が見事であった。
〇湧谷山~蕎麦粒山分岐
少し戻った風の陰で腹ごしらえをし、休憩中のご夫婦に別れを告げて蕎麦粒山方向へ出発。ここからは全くのノートレース、バージンスノーの超気持ちの良い雪山漫歩が楽しめた。最初は1時間程で引き返す予定であった。しっかりと張り出した雪庇の上を歩きながら蕎麦粒山、五蛇池山、アラクラなど奥美濃の山々の眺めを楽しんだ。
P923mはGPSでは確認できたが、どこがピークかわからなかった。ピーク手前に急な下りがあったが、大したことはなかった。さて帰るか進むか?悩んだ末に貧乏性が勝って、折角来たのだからもう少し行ってみようとなった。緩やかに登ってハレホレ峠分岐に来た。振り返れば湧谷山が素晴らしくでかい。湧谷山の眺めを堪能した後、赤線繋ぎのため蕎麦粒山分岐まで足を延ばした。
〇蕎麦粒山分岐~ハレホレ峠~イビデン発電所
もしトレースがあれば、蕎麦粒山コースを下ってもいいと思っていたが、やはりなかったので素直に引き返すことにした。湧谷山まで戻るのも面白くない。地名が気になっていたハレホレ峠経由で林道を下ることにした。林道に出れば雪も少なくて快調に下れると、勝手に思い込んでいたのが大きな間違いであった。
地形図上のハレホレ峠が近づくにつれ雪が腐ってきた。着地手前で雪の穴にワカンが嵌り、足が上の宙づり状態になってしまった。この時ほど孤立無援であることを悔やんだことはない。もがいて脱出するも疲労困憊(T_T)。おまけに足が攣り始めた。元林道の峠に着地し休憩、体力回復と下山作戦を考えた。雪が深く締まってないので、ストックがグリップまで一気に刺さってしまう状態だ。
回り込んで南側に出ると道型は全くなく、積雪とデブリで滑り台状態だ。滑り始めれば止まれるところはなく、ただでは済まない。そんな急斜面をトラバースするしか他に道はない。一歩一歩足場を固めながら慎重に進んだ。極度の緊張で疲れる。足の痙攣も心配だ。
現在のハレホレ峠の林道に出るまで僅か500m程の距離だが、30分もかかってしまった。この間が一番危険であった。
一応林道なので歩き易いと期待していたが、降り立ってみてその考えがいかに甘いか思い知らされた。危険地帯はないものの、水分タップリの雪だ。ワカンに乗って重くてたまらん。ここまで来たら林道を下るしかない。重いワカンを引き上げて歩くので、太もも裏の筋が痛くなってきた。泣き言を言ったところで下山できるわけでもない。痛みに耐え無心で下った。行けども行けども状況は好転しない。沢沿いの道に出ればとか民家に近づけばと期待するが、ことごとく打ち砕かれた。結局発電所まで雪地獄であった。
〇発電所~駐車地
発電所前の除雪地でワカンを脱し、ようやく雪地獄から解放された。除雪の有難さは骨身にしみた。疲れ切っているが駐車地まで2時間近くのロードだ。誰か乗けってってくれないかな?と通過車両を恨めしく思う。うら若き女性ならそんな車もあるだろうが、こんなポンコツ親爺は跳ねられないだけましか(T_T)。
10勸未鯤發切り、とっぷり日が暮れた頃、ようやく駐車地に戻れた。疲れた。ハレホレ林道が大誤算であった。
※感想&反省
天国の稜線歩き。地獄の林道歩き。
雪の時期の林道は山道よりも辛いと分かった。しっかりとした下調べが必要。行き当たりばったりで安易に行先変更しない。今季初の雪山ハイクなのに厳しすぎた。
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