7歳児が8歳・3歳児を案内するラブレターの京塚山【藤野十五名山】
- GPS
- 02:44
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 181m
- 下り
- 187m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
正式には「大刀(おおたち)観光駐車場」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
完璧 |
その他周辺情報 | 百笑の台所 ここのサムゲタン「しか勝たん」 小ヤギが増えてた |
写真
感想
以前、藤野の山で軽く遊んで「百笑の台所」でサムゲタンを食べていたら、仲良しのKくん一家と遭遇したことがあった。
そのときKくん一家は日連アルプスを回ってきたあとだった。そのうち一緒にぜひ、とその日は約束してわかれた。
そして、「そのうち」がやってきた。Kくんちから、藤野の山を歩こうというお誘いである。
Kくんは息子よりひとつ上の8歳、妹はSちゃん3歳。このメンバーでおやまに行くなら……
ラブレターのある京塚山かな! そしてそれに続く山ものぼってみよう!
相模湖インターで中央道を降り、弁天橋を渡って通称・園芸ランド駐車場へ。京塚山などに登る拠点になる無料駐車場だが、そこにあった看板によると「大刀(おおたち)観光駐車場」というのが正式な名前らしい。アンティークな公衆トイレがある。
園芸ランドは、どうやらこの地区の農家がチームを組み、いもほりなどの農業体験をさせていたものらしい。ぜひやってみたいが、インターネット上には確かな情報がない。相模原市のWebサイトには「高年齢化で規模が縮小してるから直接農家さんに電話しろ」みたいなことが書かれている。
Kくん一家が到着、駐車場向かいの坂からスタートする。
道は細かく枝分かれするが、道しるべがしっかりしているので迷わない。観光マップに対応する地点番号が割り振られているのも助かる。たとえば今回のコースはA21→22→23といった具合である。
森にさしかかるところに、朽ち果てた「園芸ランド」の看板。巨大なので、人類が滅びたあとの世界みたいで面白い。
木の階段を通って少し上がっていくと、傾斜がなくなり祠が登場。その奥に「ラブレター」と鐘が!
……ラブレター、近くでみるとけっこう荒れてる。真ん中のハートマークだけがスチール、あとはビニールシートなのでけっこう破れている。でももしかしたら、そのほうが交換とかしやすいのかもしれない。
藤野のまちや岩戸山・小渕山などがきれいに見渡せる。鷹取山にあったのと同じ鐘があったので、息子とKくんがたたく。たたきまくる。ガンガンガンガンガンはいーもうそのくらいにしといて! 追いついてきたSちゃんもやさしくカーン。
そのあとややくだり、ゆるく登っていくと、早くも京塚山に到着である。ベンチテーブルがあるから、ここで少し休憩しよう。
蝶がもう飛んでる。オレンジのまだら、ヒョウモンマダラかな。歓迎するみたいにみんなのまわりを飛んでいた。
まだ時間もあるし、つぎのやまにいこう。
坊主山。メインの道からはずれ、ヤブを進む感じで登っていく。なかなかの急登。がんばれー。
ちょっとした小山といった感じで、ほどなく山頂に到着。木にテープが巻いてあって、消えかけた字で「坊主山」とある。ほかには何もない。とくに眺望もない。まあ、こんなもんだ。
やや遅れてSちゃんも登ってきた。「なぜ私がこんなところを登らねばならないのか」みたいな感じでご立腹である。そりゃあ、そうなるよね。きみは巻道行ってもよかった。
ウスタビガのまゆをKくんパパが見つけ、息子が得意げに解説している。道はあまり高度を変えずに続く。
少しだけ坂道を登ったら、一本松山。一本松が昔はえていたのだろう、もちろん今はない。少し山頂が広いのでここでおにぎりタイムにしよう。
少し休んで山をおりていく。Kくん、Sちゃんともにのぼりよりくだりのほうが苦手。こわいのだという。そういえば妻もくだりが苦手だ。
道がたいらになってきて、Sちゃんはもうつかれた、あるくのいやだという。Sちゃんママが優しい声で「じゃあおおかみさんとがらがらどんによろしくね? ママは帰るね」と伝える。いや!!とSちゃん。面白いハッパのかけ方である。
先を歩いていた息子とKくん、パパの姿が見えない。どうしたのかと思ったら、後ろから声がする。疲れてきたSちゃんを励まそうと、男子ふたりが隠れて笑わせる作戦だったようだ。
ここから上にあがると、ヤマレコのマップにはない「古峯山」。
ホオノハでお面を作って「ばけものだぞー」をやったりしながら楽しく歩いて、駐車場におりてきたら本日のやまのぼりは終了。
坊主山への登りが数十メートル急だったほかは、ほとんどゆるやかなアップダウンだった。子供連れでのんびり回るにはちょうどよかった。歩きながら「つかれた」「こんなやまくるんじゃなかった」なんてつぶやいてたSちゃんも、家に帰ったあと「またおやまにいきたいな」と言っていたらしい。
おやまのあとは恒例の「百笑の台所」。こやぎを見てにわとりを見て、おいしいサムゲタンをいただいて帰路についたのだった。
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