三国山・明王の禿♢南東尾根から雪原へ
- GPS
- 05:43
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 637m
- 下り
- 638m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
チェーンスパイクを使用。雪はよく締まって踏み抜いたのは数えるほど。林道歩きは踏み抜き頻発。 |
写真
感想
前日の土曜日にマキノの県道から白い稜線を眺めていると冷たい強風が吹き荒れていた。稜線に出れば更に寒いだろう。弱い冬型の気圧配置なので予報も風速が20mあるし、残った仕事を言い訳に翌日に出直すことにした。
翌朝8時に再び白谷集落を訪れる。マキノ林道の行けるとこまで進むと福井No.の車が既に停められていた。下の余地に駐車して南東尾根に取り付く。この尾根は積雪期に時々歩く人がいるようで、2/6にもyamanekoさんが下りで歩いておられる。三国山へ登頂した後は県境尾根を下りマキノ林道を下るつもりだ。
緩やかな自然林の尾根はコナラやリョウブの若木が多い。ca450で雪が続くようになったのでチェーンスパイクを履く。雪はよく締まっている。消えかかったトレースがある。コルから登り返すと一面が雪の尾根になり急登が始まる。この頃までは青空が広がっていたが‥。
二重尾根の先に雪化粧の源頭部が現れる。ここの雰囲気が何とも切なさを醸し出している。更に左手に突如として荒々しい岩稜帯が現れる。明王の禿だ。今までにない角度からの断崖絶壁は新鮮に見える。
禿は風が強いので一旦下って三国山へのP814ピークに上がる。無雪期は濃密な藪が生えている。そこからは端正な三角形の赤坂山が望めるが人影は見えない。この頃から次々と高速で移動する高雲が南から流れてくる。
風を避けて三国山手前のコルにておにぎりとカップ麺のランチタイムとした。食事も終わりかけの頃4人パーティーに遭遇。まさか人に会うとは思っていなかった。京都大阪から来られたとのこと。後片付けをして後を追う。
積雪期の三国山は初めて登頂する。赤坂山や大御影山は逆光でシルエット状態、芦原岳から乗鞍岳への稜線がよく見える。湖北の横山岳、妙理山から大黒山の尾根もくっきりと見える。遠く下谷、上谷、三国岳はぼんやり白く見えている。4人はピストンで帰られた。
益々風が強くなってきたので県境稜線を黒河峠へと下る。一帯は圧巻のブナの純林。枝尾根がいくつもあるので慎重に下るが時々迷ってしまう。所々に薄いトレースが残っている。峠のトイレめがけて下りると幾つものトレースがあった。今日は行かないが黒河林道を敦賀側に下ると見事なブナの巨樹林がある。三国峠のブナ林以上だと思う。今春にも再訪してみたい。
林道下りは踏み抜きが頻発する。今さらワカンを履くまいと我慢して駐車地まで辿り着いた。この山域はもう少し雪山が楽しめるだろうか
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