猪苗代山地 中山峠〜天狗角力取山〜母成峠


- GPS
- 10:00
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 1,846m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:00
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:40
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:20
●中山トンネル入口〜中山峠
トンネルが出来る前の旧道。地面から木系の植物が生えてきているところもあり
時代の流れを感じます。雪は所々。
●中山峠〜沼上山
登り初めは急登。尾根に乗ると、所々雪庇が出てくる。
藪も薄く歩きやすい。沼上山には山名を示す物はないです。
●沼上山〜鞍手山●
鞍部あたりから斜面に雪がべっとり付きだして快適になりました。
しかし、鞍手山に登りに掛かると、細い尾根と藪に阻まれ歩行速度がおちました。
急登にも苦しめられました。雪庇を使い少しは楽できました。
鞍手山からの山頂からの眺めは素晴らしいです。山名表示なし。
●鞍手山〜楊枝峠●
山頂直下が急で雪が硬いので、モコモコさんがここでアイゼン装着。楊枝峠までは雪がアイゼンも良く効きとても歩きやすい状態でした。
楊枝峠には「五百川の源流」の立派な白い杭がありました。朽ちた白い軽トラ?も少し下に放置してありました。
●楊枝峠〜成沢山〜テン場●
鉄塔の巡視路を辿り行くと上手く尾根に乗れました。雪が出てきたので二人ともアイゼン装着でサクサク進みます。857mから鞍部で一休み。登り初めの急登を過ぎるとなだらかな尾根が成沢山へ導いてくれます。山名を示す物なし。
良い時間になったので、テン場を探しながら下ると、少し尾根が広くなったところに良い場所があったのでここで幕営。
終日天候に恵まれた。
ーーー2日目ーーー
●テン場〜水無山〜歳野沢車道横断点●
本日も快晴。朝からアイゼン装着。サクサクの雪面を快調に進みます。水無山から先は尾根が細く
雪庇も張り出し、藪も邪魔し歩きにくい。そこを突破すると、緩やかに車道横断点
に到着。ここでゆっくり休憩。
●歳野沢車道横断点〜P964m〜P1082m〜P1258m〜天狗角力取山●
横断点から斜めにトラバースするように登る。P964m直下は急で這い上がるようにして尾根に上がった。
P1082mの手前は両側から沢が張り出してきて面白い地形をしていました。
ここを越えると遠くから「三兄弟」と名付けていたP1082(一郎)、東のピョコ
2つを(次郎、三郎)とした。ここを越えることが出来きました。
天気も良く、のんびり名も無きピークを越えて行く。一言で楽しい稜線歩き。
P1258mからはようやく天狗角力取山も射程距離に入る。雪庇の張り出しも素晴らしく、樹林もまばらになる。山頂には古びた赤布に「天狗角力取山」の文字がありました。長かった道のりもここでようやく一区切りつけることができました。
●天狗角力取山〜大滝山〜テン場●
テン場を探しながら下ると車道横断地点。風速を測る鉄塔が建っていたが、二つある内一つは倒れていた。この辺で行動を終了にしようかと思いましたが、天候が良いので大滝山を越えることにしました。山名看板なし。
P1311m付近の鞍部に幕営。
ーーー3日目ーーー
●テン場〜二ッ森〜P1148m●
夜中日付が変わる前頃から、強風が吹き始めた。モコモコさんはそのせいであまり眠れなかったらしい。朝の内は高曇りで、のちに雪交じりの風になりました。二ッ森の山頂へは私が代表して登りました。天候が悪く何も見えず残念でした。
達沢川源流部の地形が複雑で、P1148mに向かうまでが難しかった。
●P1148m〜P1100m〜P1031m●
このあたりも読図が難しかった。
●P1031m〜母成峠〜中ノ沢温泉●
ここから先は天候が回復。静かな稜線歩きを満喫。母成峠からは我慢の車道歩き。
天候 | 1日目 くもりのち晴れ(気温低く、風やや強い) 2日目 晴れ 3日目 朝のうち曇り、小雪後晴れ。一日通して強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートの前半は比較的急な登り下りが多く、思ったよりも時間がかかる。後半は地形が複雑になり広がったうねる尾根が続くので視界が悪いときはルート喪失に注意。 いずれも雪の状態で大きく時間や難易度が変わると思われる。 今回我々は最高の条件に恵まれたと思う。 |
その他周辺情報 | 中ノ沢温泉 「花見屋」入浴料700円 内湯、露天有り。 100円返却ロッカー有り。石けん、シャンプー、ドライヤー有り 泊まっていきたい素敵な宿でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
わかん
ストック
スコップ
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
個人マット
シュラフ
シュラフカバー
テントシューズ
サンダル
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
調理器具
地図(地形図)
GPS
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
カメラ
ポール
テント
テントマット
ブラシ(雪払い用)
|
備考 | 雪の状態がよく、天候にも恵まれ(降雪なく視界良好)たので、GPSとワカンやピッケルは使わずに済んだ。 |
感想
数年前から計画していたものの、毎年何らかの障害があって実行できなかったのがようやく念願かなって歩けたルート。
ここ最近郡界の点検手入れをしたのか、全体を通してテープ印があったり、雪が消えているところでは刈り払いされている様子が見られた。
最初に登るせいか、沼上山の登りで上部が急で一番きつかった。
鞍手山の登りは尾根が細いので雪消えが早くほとんどがヤブが出ていた。
ヤブ自体はまだ寝ていたので思ったよりもペースダウンせずに済んだ。
鞍手山を越えると、ほぼ雪面を歩くことができた。
地図で見るよりもアップダウンが多い印象だが、雪の状態がよかったので予定よりも早く進めた。
天候がよかった事もあるが、大滝山まで尾根筋がはっきりしていてルートが分かりやすかった。
大滝山と二ツ森の中間部と二ツ森を下降してから1031m地点の間が尾根が広がり地形も複雑で方向が頻繁に変わるので、頻繁に地形図とにらめっこしてルートを探すのに時間がかかった。
歩きやすさはこれまでと比べてずっとよくなった。
1031m地点からは再び尾根がはっきりしてくるのと雪が止んで晴れてきたので、冷たい風が強く吹いていたが、楽しい歩きとなった。
母成峠から中ノ沢温泉までの間では車が思ったよりも頻繁に通るせいかやたらに長く感じた。
下山後に入った中ノ沢温泉がとてもよかった。
入浴させてもらった花見屋さんは一度泊まってとてもよかった印象があったが、記憶通とても良い温泉だった。低温強風の中歩いてきたせいもあるが、いつまでも浸かっていたいと思った。
今回雪の量が豊富で、状態もよかったので幕営適地には不自由しなかった。
反面、雪のないときは絶対に歩きたくないなと思った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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磐梯山や安達太良、安積山から写真を撮ると何気に画に入ってくる山塊なので、どんな感じかな〜?と気になっておりました。
おかげで、空白が埋められました。感謝です。
(自分で行きゃいいのに、情けない〜笑)
何でまた、このルートに関心が?
kamoshiqua さん、こんばんわ!
コメントありがとうございます。
県境でもないのに、素晴らしいルートでした。時期としては今ぐらい季節がヤブが出てなくて一番良い感じでした。
私も、理由が分からないのでモコモコさんに聞いてみたところ。
・奥羽山脈の福島県部分を歩きたかったから。
・旧道49号線は思い出の道だから。
・中ノ沢温泉に入りたかったから。
と、いろいろと理由を書きましたがモコモコさん曰く
「良さそうな匂いがした」とのことです。ようは直感ということでしょうか。
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