前穂高岳北尾根 (体力、精神、技術、すべて未熟だと痛感。)
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- GPS
- 64:00
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,668m
- 下り
- 1,665m
コースタイム
22日→5:20 5,6のコル発−6:30四峰取付−8:53三峰取付8:58−11:24一峰着11:55−奥明神沢−13:40岳沢ヒュッテ13:55−15:10上高地バスターミナル着
天候 | 21日→晴れ、風弱い。20時位から暴風。 22日→晴れ、明け方まで暴風、明るくなってからも暴風続くが時折おさまる。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
タクシー、沢渡第一駐車場から上高地4000円から3000円にしてもらった。(プチガイド付き) バス、上高地から沢渡第一駐車場1200円(往復で乗車の場合割引有り。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地バスターミナルから本谷橋辺りまで雪が余り無くアイゼン使用せず。本谷橋からアイゼンと真新しい落石が有るのでヘルメット着用するがとても暑かった。涸沢ヒュッテまでアイゼン無くても歩けます。たまに踏み抜き有ります。横尾の水場使用可能。 涸沢から5,6のコル間:だんだん斜度がきつくなるが腐った雪なので怖さは無かったが踏み抜きが多く疲れた。5,6のコルで、幕営したが2張位張れそうだった。風避けの大きな岩の前に張ったがここは雪の上だった。近くにうんちが落ちてるので注意。 <ここからは山頂は初心者なの詳しい事が解らないので感じた事を> 5峰:最初から自信無かったが以外とロープ無しで登れた。ピークまで行かず左にトラバースして4峰取付へ行く。 4峰:右ルートで先行Sさんが行ったので追うが途中で解らなくなる。先行者と後続パーティーの方にアドバイスしてもらい難を逃れた。その少し上のポイントでロープを出してもらう。山頂まで行かず左にトラバースして3峰取付へ行く。 3峰:核心と言われる3峰、気合で登れと言われ、岩、人工物などを掴み無理やり登った。 2峰:確保無しで行けた。コルへの下りは懸垂下降、久しぶりでビビった。 1峰(前穂高山頂):確保無しで登れた。 1峰(前穂高山頂)から岳沢ヒュッテ:奥明神沢で下山途中で斜度が急になり腐った雪がアイゼンに付着し何度か冷やりとする。急な所は後ろ向きや横歩きをして降りた。走って降りる人もいたが、自分にはそんな余裕は無かった。ボードなら滑れそう。 岳沢ヒュッテから上高地:ここからはアイゼン必要無かった。 基本、浮石だらけなので、要注意 下山後の温泉→せせらぎの湯 露天有り 500円 10時〜22時(受付1時間前まで) 月曜日(祝日の場合は翌日) 松本市波田竜島(旧波田町) 泉 質 単純温泉(アルカリ性低張性温泉)泉 温 41.3℃ ほとんど無色透明。ぬるぬる系。飲食できます。畳の休憩室有り。平日だったからか地元の人が多かった。国道から外れ梓川の反対側で本当に有るの?って感じの道を通る。 |
写真
感想
一昨年9月、槍の山頂で知り合った救助関係の仕事しているSさんと昨年の八ヶ岳のアイス振りに山に行って来ました。
今回は初めてのアルパインクライミングで前穂高、北尾根を目指す。前穂高には13年前の18歳の時先輩に初めて憧れの北アルプスに連れて来てもらった日以来だった。あの時は本格的な山登りなんてほとんどした事無く小屋泊も初めて!何もわからず、夜行バスの不快だった事、隣のおっさんのいびき、バテバテだった、辛い思い出ばかりだったがピークに立った時の嬉しさだけは良く覚えていて良い思い出だ。
楽しみとドキドキで当日を迎えた。
20日の21時頃Sさんと三鷹駅で合流し出発、21日2時頃、道の駅風穴の里で車中泊3時間ほど寝てタクシーで上高地へ入る。
そして早々に思い知る俺体力無いと。Sさんはどんどん歩いて行くが徐々に置いてかれる。明神、徳沢と休憩が無く横尾でやっとトイレ休憩。すでに靴擦れして痛いのでテーピングをし出発。登りが出てきてさらに離されてくる。マンガ岳でナオタが三歩と穂高に行く絵が思い出された(笑)。周りの風景など見てる余裕はなくヘロヘロで涸沢ヒュッテに着く。
まさか13年前同様今回もクタクタでこの地に来るとは・・・。
ここで飲んだポカリがとても旨かった。休憩もほどほどに5、6のコルに向うすでにダウン寸前!コルにはSさんと30分も誤差が出てしまった。3、4のコルまで行く予定だったが自分のせいでここで幕営。時間が沢山出来てしまったが、あっという間に夜になり強風の中、爆睡した。
翌日はもの凄い風で撤退?もよぎったが段々風が止む事が多くなったのでクライムオンする事に。
ここから1峰の前穂高までは何回死ぬかと思ったか解らない位怖かった。それが感想。
1月振りのクライミングでアイゼンとピッケルで岩登りなんて初めてで緊張するたびに水を飲むので2ℓすぐ無くなった。
本当にイモト凄い!!なんて登りながら思ってた。
3、4のコルで小鳥が死んでて俺も数時間後に・・・。
とネガティブビビリを発揮したのですがSさんのおかげで無事登頂できました。
しかしビビるのはこの先も有りました。下山の奥明神沢。シャバ雪なんだけどアイゼンに雪が付着してたまにズルっとする。慎重に歩いて偉い時間喰っちゃいました。よく考えると、普段雪山に行ってもBCだから帰りは滑る訳で歩く事に全然慣れてないのだ・・・。
またまたSさんを凄く待たせてしまい、岳沢ヒュッテでジュースまでおごってもらってしまった。申し訳ないです。
ここからは必死に着いてくがやっぱり早かったな〜
あっと言う間に上高地着コーラが旨かった!帰りに温泉いって仕事の話などして帰宅したのでした。
自分を追いつめる登山もたまにはいいでしょと言われた。たしかに普段仕事も山もいい加減なんだなと思いました。
凄く勉強になったけど考えさせられる山行でした。
北尾根、懐かしく拝見しました。
2峰はコルまで懸垂ですか
当時はザイルもジャラジャラも持っていかなかったので普通に下りたような気がしますが、、、変わったのかしら
3峰は下を見るとビビリますよネェ
お疲れ様でした
自分はアイゼンで登る時点でビビってましたので全てが怖かったです(笑)。hottenさんのように慣れてる人は懸垂下降いらないじゃないですかね?高さもそれほど無いし。
朝一のソロのおじさん5.6からロープ出さないで攻略していたような気がします。
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