記録ID: 3012066
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アルパインクライミング
蔵王・面白山・船形山
船形連峰。沢渡黒伏(北面中央稜)&黒伏山本峰
2021年03月20日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 988m
- 下り
- 1,006m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 沢渡黒伏北面中央稜 白森から沢渡黒伏に続く稜線の最低コル1161mよりクラストした樹林帯の沢を936m地点の沢出合いまで下る、出合いの沢を左に入ると直ぐ中央稜の末端である。 稜の末端は急峻で雪壁が崩壊しているので稜右の沢を1035m付近まで登ると稜に向かって伸びるルンゼ状の雪壁が有これを登る、上部にクレバスが有ったがこの日はクラストしており安定していた、雪庇下をくぐり抜けて中央稜1054m地点に出る、ここからは亀裂の走る不安定な雪稜を登りコルに出る、この上で一部雪稜が切れブッシュが出る所もあるが稜を登り詰めると稜から頂上岩壁に続く雪壁になる、高度感抜群の雪壁を登り岩壁下に出たら壁下を左に回り込み岩壁沿いに最後の雪壁を登りきると平地に出る、30m程歩き山頂到着登攀終了となる。 駐車地点よりアイゼン装着で歩く、雪質は全体に締まっており快適に歩けたが沢渡黒伏登頂後の11時過ぎからはやや締まりが弱くなる、それでも沈み込みは殆ど無く歩く、沢渡黒伏から白森への登り返しはせず最低コル付近より樹林帯を水平トラバースして黒伏山本峰に登る、1137m稜線下降地点からの急斜面では雪が腐っており膝上まで潜ることが連続した。 最初と最後にある野川の渡渉は雪解けが進んでおり増水していたが今回はスノーブリッジと浅瀬をうまく利用して越すことが出来たが一週間後にはスノーブリッジは使えなくなると思う。 天候は昼頃までは晴れていてが黒伏山本峰に登る頃には宮城県側から南の方は雲に覆われて来た、山形県側から北の晴れて眺めが良かったが付近の稜線には時よりガスが掛かり駐車地点に戻った頃には稜線は雲で覆われていた。 |
写真
感想
船形連峰。沢渡黒伏と黒伏山本峰を登る。
今日のメインは沢渡黒伏北面中央稜、このルートは2年前の4月に白森より見た時から心に温めていたルートである、何度も写真でこのルートを見てかなり自分には難しいと考えていたが今回天候と雪質に恵まれて完登出来て大変満足している、先週の雨やこの所の陽気の為雪解けが進み雪稜が切れていたり稜上に亀裂が走ったり雪稜としての美しさにはやや欠けたがその分困難さは増し登り甲斐があった、特に山頂に続く雪壁は高度感満点で会心のクライミングを楽しめた。
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