唐松岳(撤退):春の八方尾根・時間切れ
- GPS
- 05:53
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 845m
- 下り
- 833m
コースタイム
天候 | 晴れ・ほぼ無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ゴンドラ・リフト往復券2,980円(3日間有効)※購入には登山計画書の提出が必要です。 コロナ対策の為ゴンドラの相乗りは無く、一人か二人で乗る人が多いため、通常より大幅に輸送効率は落ちています。 8時始発ですが私は7時前に並びましたが遙かに後ろでした、先頭の方は5時頃から並んでいるようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に幅広い尾根で特に危険箇所は有りません。 ただし、非常に強い風が吹く場合が有りますので好天でも強風に注意が必要です。 この日は風も無く、雪も良く締まっていてアイゼンで快適に歩けました。 ゲレンデを歩いて下る事は出来ませんので、下りのリフト最終時間までに必ず戻ってくる必要が有ります。 休日は始発のゴンドラ乗車待ち時間が有りますので登山開始時刻が遅くなります。 どうしても登りたい人は6時前(始発の2時間以上前)から並ぶか、八方池山荘に宿泊するのが確実です。 私は唐松山荘に着いたところで時間切れとなり、山頂は踏めませんでした。 引き返す時刻を決めて登る必要が有ります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
2月の北八以降、天気が悪かったり自粛も有って、気付けば2ヶ月近く山から離れてしまいました。
日常でもテレワークで出社せず家に閉じこもってばかりで、運動不足とコロナ太りで相当まずい状況。緊急事態宣言開けに合わせて、春山の定番八方尾根から唐松岳のお手軽雪山ハイキングに行ってきました。
緊急事態宣言開けの最初の週末、晴天予報に混むことは予想しておりましたが、朝のゴンドラの混雑は予想を遙かに超えていました。
1時間前なら余裕だろう?と7時前に行ったのですが既に長蛇の列100人位は並んでいました。先頭の人は5時頃(!)から3時間以上並んだ様です。
結局乗れたのは始発の30分後、八方池山荘の出発は40分遅れとなってしまいました。
八方尾根はスキーリフトで相当上まで上がれるので楽なのですが、帰りもゲレンデを歩くことはできず、下り最終リフトの時間までに絶対に戻って来なければなりません。この日の最終は15:40、途中で出発の遅れ40分を取り戻さないと登頂は出来ないこととなります。
そんな不安もよぎったのですが、この日はほぼ快晴風も無く絶好の日和、歩き出しから白馬三山や不帰嶮、五竜や鹿島槍の大展望が広がり気分は一気に盛り上がり厳しい冬山とは全く違う楽しい春山を満喫しながら登っていきました。
登山者は多いのですが、八方尾根は広いので追い越しやすれ違いも楽々出来「密」になることは有りませんでした。
最初は晴天を喜んでいたのですが、八方池を過ぎる頃は暑さにやられソフトシェルを脱ぎシャツ1枚で汗をかきながら登りました。
加えて約2ヶ月間のブランクと体重の増加、一向に足は進まず40分の遅れを取り戻すどころか更に遅れが増えることとなってしまいました。
普段は強風地帯となる丸山から上の稜線も風はそよ風、気分は快適だったのですが相変わらずスピードは出ず下り最終リフトに合わせたタイムリミットの13時が段々と近づいて来てしまい、今日の登頂は難しいと悟りました。
まあ唐松岳は何度も登っているので、どうしても山頂に立ちたいとは思わなかったのですが、後立山の主稜線に立って剱岳を見たいとは思っていたので、何とか最後の力を振り絞って急ぎ、13時に主稜線に立つことが出来ました。
午後になっても天気は良く展望は最高、雪を纏った剱岳の雄姿を間近に眺めることが出来ました。
ここから唐松岳までは往復30分も有れば行けるので、一瞬行こうかな?とも思ったのですが、その場合は下りは相当急ぐ必要が有り、急いで転んで怪我でもしたら多くの人に大変な迷惑をかけることになるため、思いとどまりました。
まあ剱・立山の雄姿を眺めて十分満足したのがここで撤退を決めた最大の理由ですが(笑)。
タイムリミットになっていましたが、この景色を一瞥しただけですぐに下るのは余りにもったいないので、ゆっくり腰を下ろして景色を堪能しながら行動食を食べました。
そう言えば去年の2月に来たときは丸山で強風撤退しているため、2回続けての撤退となってしまいました。来年こそは登ろう、そう心に誓いました。
20分ほど休み下山開始。雪山の下りは本当に楽であっという間に降りて来られます。登りにあんなに暑くて苦しんだのがまるで嘘のようでした。
丸山を過ぎ時間に余裕が有ることが分かったため、後はゆっくり展望を楽しみながら下りました。
久々の山で、暑さと運動不足で予想外の苦労はしましたが春の一日、思う存分雪遊びを楽しみました。
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