大ナゲシ北稜

2021年04月10日(土) [日帰り]

• GPS: 07:30
• 距離: 6.6km
• 登り: 1,013m
• 下り: 1,013m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:46
• 休憩: 1:44
• 合計: 7:30

距離 6.6km 登り 1,015m 下り 1,013m

7:38 赤岩橋登山口
10:01 10:51 野栗沢諏訪山
11:44 11:59 小ナゲシ
12:34 13:03 大ナゲシ
13:38 13:48 赤岩峠
13:58 自記雨量計跡
15:08 赤岩橋登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

赤岩橋脇の路肩スペースに駐車。

コース状況／危険箇所等

高難度藪岩のバリエーションルートです。

登りも下りも巻きは最小限にルーファイしました。

核心部は・1073先の空中懸垂、諏訪山のルンゼ下り、大・小ナゲシ鞍部の3箇所で、いずれもロープワーク必須です。

写真

4/10 7:38

赤岩橋
路肩スペースに駐車してスタート。

4/10 7:40

くりみ橋
ここの先が駐車適地でした。
b)ここからいきなりの急登地獄でした。

4/10 7:47

炭焼き窯跡
支尾根から取り付きます。杣道があり歩きやすいですが急坂です。

4/10 7:59

藪岩
巻道もありますが直登します。これを突破できないようでは引き返すべし。

4/10 8:19

穏やかな区間も

4/10 8:35

・1073
特に何も見当たらず。

4/10 8:53

藪岩に咲くアカヤシオ

4/10 8:54

アカヤシオとbさん

4/10 9:08

崖
30mロープで懸垂下降。20mだと厳しそうです。
b)一つ目の懸垂下降ポイント。無理しなくても、写真右側に弱点ありそうでした。

4/10 9:09

最後は空中懸垂でした。
b)せっかくなので楽しみました。

4/10 9:19

藪岩を進みます。

4/10 9:24

リッジを忠実に辿ります。

4/10 9:29

時には根っこを手掛かり足掛かりに。
b)すべてにおいてスタンスもホールドもたくさんあるので安心です。

4/10 9:43

岩稜もあります。

4/10 9:55

諏訪山直下の巨大なサルノコシカケ
b)かなり丈夫でビックリ！

4/10 9:58

野栗沢諏訪山

4/10 10:07

小社内に鉄の小剣と鎌が38振り奉納されていました。
中央37cm「氏子一同」
中右38cm「昭和四年九月吉日 村内氏子一同」とありました。
過去レコに御神体と思われる和鏡があり、周辺を探すも見当たらず。

4/10 10:23

大ナゲシと小ナゲシ

4/10 10:35

懸垂下降2
ここはクライムダウンでも行けそうでした。ゴボウがベストかと思われます。
b)ほとんどの人が山頂から東側へ巻いていくパターンが多いようですが、少し西方向へ探しにいくとロープで簡単に下りられる場所がありました。

4/10 10:36

諏訪山南稜越しの大ナゲシ

4/10 10:55

振り返ってみる野栗沢諏訪山
写真中央のルンゼに活路がありました。ある程度下ったら途中でリッジを越えるのがミソでした。

4/10 10:55

噴煙を上げる浅間山と遥か彼方の北ア
b)浅間山の先っぽの白いのは噴煙？雲？

4/10 10:57

レコで目にする「七」の石柱

4/10 11:03

「八」の石柱と岩稜を登るbさん

4/10 11:05

岩場も直登

4/10 11:07

・1356
特に何も見当たらず。この先に崖があり、巻きました。

4/10 11:29

小ナゲシの藪岩
尾根続きのリッジを忠実に辿りました。

4/10 11:30

この辺りも根っこを手掛かり足掛かりに、小リッジを登りました。

4/10 11:38

時より開ける展望
群馬・埼玉県境尾根が望めました。

4/10 11:45

小ナゲシとbさん
山名板などは何も見当たらず。
b)一般的にはこの少し先から泥ルンゼに2回目の懸垂下降するのですが、我々は真っ直ぐ藪の中へ進みます。

4/10 11:48

小ナゲシ先端から見た大ナゲシ

4/10 12:04

リッジを忠実に下りると藪岩ですが、クライムダウンで下りれました。
b)バランス取り用に、枝にロープを掛けて掴まり、崖と立木を使ってチムニー方式で降りてみました。

4/10 12:10

大ナゲシ小ナゲシの鞍部と下りてきた藪岩

4/10 12:21

大ナゲシ下の岩場
弱点豊富です。

4/10 12:28

一般道に合流し、大ナゲシ直下の鎖場へ。

4/10 12:33

大ナゲシ山頂
mは嬉しい初登頂です。ここで展望を楽しみながらランチタイムです。
b)mさん、初登頂おめでとう！bは3回目？

4/10 12:34

赤岩尾根と両神山

4/10 12:35

写真を撮るbさん
このあと相互フォローさせていただいている、MUSICA001さんとバッタリしてました。

4/10 12:36

奥秩父山地の峰々

4/10 13:10

鎖場コースを下山します。
なかなか難しいですが、なんとかクリア。
b)ロープコースより景色が良いので、こちらがお勧めです。

4/10 13:27

・1493
埼玉県境に到着ですが、試練の登り返しでした。

4/10 13:36

赤岩岳
眼前に迫る快晴の岩峰は凄まじいです。
b)尾根でお勧めの赤岳撮影スポットを紹介しました。

4/10 13:39

赤岩峠
言わずと知れた赤岩岳の門です。
無銘の石祠49cmがあります。

4/10 13:56

快適な古道
序盤は踏み跡明瞭で歩きやすいです。

4/10 14:02

炭焼き窯跡

4/10 14:16

半洞窟とbさん
気を抜けないトラバース道もあり、両神の谷を彷彿させるコースです。
b)音の反響が良いので、歌いながら通過しました。（選曲はなぜか水戸黄門・・・・」

4/10 14:26

何度か沢を渡河します。ケルンやテープがありますが不明瞭なので注意でした。

4/10 14:30

二股で小休止

4/10 14:45

登山道で休むカモシカ
なかなか移動せず、通せんぼうしています。
b)このあと我々の進行方向へ歩き出す。

4/10 14:47

やっとどいてくれました。このあと岩を滑り下りていきました。

4/10 14:49

アルミ橋を渡るbさん
たわむので注意です。

4/10 15:03

ロープの急坂を下りると

4/10 15:03

林道に下り立ちます。

4/10 15:08

少し歩いて、ゴールです。
b)今日も楽しい山行でした。

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

ぶこうざん

mさんから「大ナゲシへ北稜からどう？」とお誘いを受け、大ナゲシは何度か登っているが群馬側からは未踏だったので、快諾しました。
バリエーションコースとはいえ、大勢に歩かれているので心配することもなく、歩いてみると難しさも怖さもあまり無くて西上州としては入門編なのかなぁと感じました。ただ、逆ルート（下り）だと一気にルーファイの難しさが露呈しそうです。
時期的に葉っぱもかなり増えてきていて、ヤセ尾根以外では歩ける場所が多い分、下りで方向を少し間違えればあらぬ方向へ進んで息詰まる難しさを感じました。
山頂では快晴無風で展望も良く、下山するのがもったいないくらい快適で、ベテランの方々との交流も楽しかったです。
もし次回行ける機会があったら、北東稜から入山し北稜に下山する周回をしてみたいです。
貴重な経験をさせてくれたmさんには、毎度のことながら感謝ばかりで、次回もよろしくです！

モンブラン

ヤブイワーの登竜門である大ナゲシ北稜にチャレンジしてみました。

大ナゲシ北稜は多くの猛者が挑戦しており、ルートも様々ですが、今回は必要最小限の巻きに留めました。結果30mロープ一本でクリアできました。手前味噌で恐縮ではありますが、このログには自信があります。実際目からウロコの連続で楽しかったです。

大ナゲシ山頂でお会いした方は、まさかのMUSICA001さん！お会いでき嬉しかったです。それから「埼玉県の山」ピークハントと埼玉県境トレイルの延伸、二つの目標をちゃっかり進めることができました。

最後に、今回もご同行いただいたbさんに感謝です。

コメント

MUSICA001

とても真似できないや！
montblanc55さん、こんにちは
bukozanさん、初めまして

山頂でお会いした、MUSICA001です。
写真のコメントとともに、お二人のレコを拝見しました。

大ナゲシ北稜ルートは存じ上げていましたが、焼岩山から大ナゲシ、小ナゲシ方面を見て、あの空間・・私にはとても無理だと思っていました。

簡単そうにレコしている二人が、羨ましくも、憎らしく感じます（ごめんなさい）。

それにしても、良い天気で、ルートは違えど、楽しかったですね。

また、どこかで、お会いするのを楽しみにしています。

お疲れ様でした。

ぶこうざん

Re: とても真似できないや！
MUSICA001さん、こちらでもこんばんは！

コメントいただき、ありがとうございます。
本当にあの日の山頂からの眺めは最高でしたね！
こちらからの問いかけに、新設丁寧にコース説明をして下さるので、とても嬉しかったです。
またどこかで再会できることを楽しみにしております。
今後ともよろしくお願いします。
bukozan

モンブラン

Re: とても真似できないや！
MUSICA001さん、こんばんは。

焼岩山からのVRの方が凄いです。ルートをお伺いし、『なんでそんなところから…』と目が点でした。お別れした後もbさんと、あのお方は何者なんでしょう？と噂していましたよ笑

それにしてもルートも去ることながらスピードもハンパではありませんね。本当にMUSICA001さんの守備範囲の広さとバイタリティに敬意を表します。

正直に言いますと、北稜攻略や大展望よりもMUSICA001さんとのバッタリが一番嬉しかったです。またどこかでお会いして、色々なお話をお聞きしたいです。ありがとうございました！

chii1961

自分も行けば良かったかも…
bukozanさん　montblancさん　こんばんは

笠丸山から大ナゲシを見ながら…大丈夫だったかな？と思っていましたが、その頃には、すでに下山されていたようです。自分は、三ッ岩岳で岩にしがみついている時、こんなことなら自分も大ナゲシに行けば良かった…と、ちょっとだけ考えてました。なにより無事に下山出来て良かったですね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　埼玉のchii

モンブラン

Re: 自分も行けば良かったかも…
chiiさん、こんばんは。

先ほどレコ拝見しましたが、無事下山良かったです。お疲れ様でした。

大ナゲシ北稜ですが、空中懸垂以外は割といつも通りというか、怖さを感じるところはありませんでした。アカヤシオもありましたし、cさんもご一緒できればよかったなと、実は思っておりました。

また次回はよろしくお願いします。ありがとうございました。