藻琴山 〜成長〜
- GPS
- 04:41
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 292m
- 下り
- 281m
コースタイム
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:29
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレもオープンしていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
例年と比較すると雪が多いかも。 序盤からほぼ雪渓歩きとなります。この日は気温も高く湿ったザクザクの雪だったので、アイゼン類はあまり役に立ちませんでした。 |
その他周辺情報 | 小林大輔君(仮名)が未入湯と言うことで、標茶のオーロラファームヴィレッジに行きました。入村料500円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
4月11日の黒岳で今期のスキーシーズンを終了した私は、その後連休中まではもっぱら近場の山野でアイヌネギを収穫しておりました。今年のアイヌネギシーズンは例年よりもやや早い感じで、5月5日の収穫を以ってシーズン終了。いよいよ夏山シーズンです。
と言うか、アイヌネギシーズン序盤に町内でヒグマによる獣害事件が勃発しました。しかも私のアイヌネギ収穫地に近いエリアで。被害者は顔半分を喰いちぎられていたとの噂で、厚岸中のネギファンを恐怖のドン底に陥れます。
私は・・・立ち入り禁止令、守ってません。(笑
実は今年はここまでいろいろありました。社員が1名退職し、とりあえず彼が抜けた穴を私が埋めてみたのですが、週に1度の平日休みがなくなるどころか、日曜日もフル出勤しなければ間に合わないことが分かり、少しずつパート職員さんに仕事の受け持ちをお願いするなど試行錯誤しているところです。
せめて、日曜日くらいは朝の仕事の後、登山に行きたいなぁ。
我らが一條君はと言うと、今期の登山に意欲を燃やし、シーズン前からスクワットなどのストレッチ運動を積極的に行い、体力の維持と向上に努めていると聞いていました。
ところが。
先日、焼き肉を一緒した時の一條君の様子がどこかおかしい。
「ね?一條君、少し成長しただろ?」
「はい、少し・・・」
後日、他にも一條君の成長に気づいたお友達が、「一條さん、今すぐ体重計に乗って写メ送ってよ!」と要求し、それに答えた一條君の画像が衝撃的でした。
135.4
「小林君(仮名)!一條君に抜かされたんじゃない?」
「大丈夫です。その前に僕も一條さんを突き放してますから。」
「いやいや、それ、大丈夫じゃないから!」
などと言うこともあって、一條君から早々と夏山登山のお誘いがありました。
最初は数名のメンバーが同行することになっていたようで、「9時出発、行き先藻琴山」と(仮)決定していましたが、その後行けないメンバーが1名、2名と増え、最終的に私と一條君、そして小林君(仮名)の3名のみの参加となりました。
天気予報も2転3転し、行き先も藻琴山からアポイ岳に変更になり、再び藻琴山に登ることに計画変更。「曇り、午後から雨」の予報で、出発時刻も6時半に変更になりました。
6時半、出発時の厚岸は快晴でした。
「本当に天気が崩れるのかな?」
「予報では14時頃からでしたよね?」
「そのために午前中に下山できる山を選んだからね!」
と言うか、私が皆を迎えに行くと伝えていたのですが、時間前に一條君が私を迎えに来ました。(笑
「あれ?打合せ違うんじゃない?でもいいや。出発しよう!」
藻琴山登山口の雪は、ほぼ例年並みでした。
スタート前に、一條君のトレッキングポールに話題が集まりました。「一條君、そのトレッキングポール、そもそも登山用じゃなくてウォーキング用だよね?石突もウォーキング用だし。でも使い分ける必要もないけどね。」「あぁ、そうかぁ。」これが余計でした。一條君は拗ねてトレッキングポールを使わずに登る決断をします。
「でもきっと大丈夫、登山道にはもうそんなに雪は残っていないと思うよ。」
スタート直後、8合目を過ぎるまでは一條君のペースは快調でした。小林君(仮名)が「ついて行くのが大変!」と焦るほど速い(普通の)ペースで歩く一條君。
「一條君!快調だね!」
返事はありません。(笑
ところが、8合目を過ぎると意外なほど残雪が目立ち始めます。と言うか、もはや残雪と言うレベルではなく、完全に雪道です。体重がやや重めの我々は、雪渓を踏み抜くことが多くなります。と言うか、私の前を歩く2名は2名共に私の体重の1.5倍を超えます。雪渓を踏み抜いてしまうケースが私の約5倍ほどを数えます。
一條君は何度もバランスを大きく崩して何度も転びます。
「ぽきっ」
一條君の心が音を立てて折れました。
そこまで快調だった一條君の歩みが、途端に鈍くなります。
それまで我慢していた「四つん這い」の封印が解けてしまいます。
ついて行くのがやっとだった小林君(仮名)が、先を進んで一條君を挑発します。
休憩回数も多くなり、油断するとすぐに大休止に発展してしまうので、一條君から目が離せなくなります。(笑
「一條さん、僕のストックを使いませんか?」見かねた小林君(仮名)が優しい提案をします。「ありがとう、使わせてもらうよ。」小林君(仮名)には素直な一條君です。
とは言え、何名の登山者に先を譲ったことでしょう。
やっとのことで山頂に到着しましたが、一條君の目は既にうつろでした。
「一條君、帰りはチェーンアイゼンを使ってみるかい?この雪にはあまり利かないと思うけど、ないよりはナンボかマシだろうと思うよ。」
「使ってみます。」
折れた心の一條君が素直に従います。
下山を開始して間もなく、「チェーンアイゼンでしたか?いいですね、これ!」やけに素直な一條君でしたが、アイゼンを過信したのか何度かプチ滑落を犯します。
3度目の滑落時、一條君が咄嗟に掴んだ木の枝が、反動で小林君(仮名)の顔面を直撃します。
「痛っ!」
悲鳴を上げる小林君(仮名)。
自分のことで精一杯で、這い上がることに必死な一條君。
この後、小林君(仮名)は一條君から少し距離を置いて歩くようになります。(笑
それでもさすが「下りの一條」です。
それほど休憩を挟まずに無事に下山。
いや、複数のプチ滑落を無事と言っていいのかな?
下山後、温泉について協議します。
「どこに行く?」
「私はテレーノを考えていましたが。」
一條君は標茶町中心街近くにあるホテルテレーノ気仙を提案しますが、私がこれを覆します。
「小林君(仮名)、オーロラ温泉に行ったことある?ない?じゃ、そこにしよう! 」
一條君は2度目のオーロラです。
温泉に向かう途中から雨が降ってきます。入浴中は結構な降りでした。
「予報通りだねぇ」
厚岸では雷も落ちていたようです。
温泉を出て帰宅すると、雨は上がっていました。
空には青空が広がります。
さあ、先日(5日)のBBQで残った肉を食べてもらうよ!
消費したカロリーを遥かに超えるBBQが始まりました。(笑
コメント
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kenyoさん、お疲れ様です。
お仕事大変そうですね〜日頃のストレスは山で晴らしましょうよ〜自分もそうします。
今シーズンも開幕した『一條さん劇場』を楽しみにしてま〜す。
それにしてもBBQは豪華でメチャクチャウマそう〜さすが厚岸(笑)
katoken185064さん、コメントありがとうございます。
余計なことまで書いてしまいましたが、今年もなんとか時間を作って出来るだけ充実した山行を楽しみたいです。そして私も一條君の活躍に期待する一人です。(笑
BBQ、4日前の残り物ばかりだったので、鮮度に若干不安がありましたが何とか2人の協力もあって食べ切ることが出来ました。彼らのその後のお腹の調子に若干不安が残りますけど・・・
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