静寂の袈裟丸山(最高点)

- GPS
- 10:03
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 2,084m
- 下り
- 2,075m
コースタイム
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 9:29
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
121号線を走り小中の交差点を山の方に曲がり登山口まで。 舗装路で基本的にはちゃんとした道ですがところどころに小さな落石や道路舗装の痛みなどがあります。 帰路は沢入の方に行ってみましたが道路は小中からより沢入からの方が幾分か良いと思います。 無料15台ぐらい。 この時期の週末なんかは激混みらしいです。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
ポストは登山口にあります。 <折場登山口〜小丸山〜前袈裟丸山> 特筆することがないよく整備された登山道です。 稜線ツツジ平までは眺めの良い開けた尾根道。 そこから先は気持ちよい広々とした尾根道。 賽の河原、小丸山を通り笹の中に開かれた登山道を歩いて前袈裟丸山。 1500〜1600mぐらいはアカヤシオが咲き乱れています。 今年は全国各地花のタイミングが早いのでもしかしたら終盤になっちゃうかな?と心配してましたがまだまだしばらくは楽しめそうです。 <前袈裟丸山〜後、中、奥袈裟丸山〜最高点> 前袈裟丸山〜後袈裟丸山は地図上は登山道なしになっています。 八反張の崩落が進んでおり鎖がかかっているところも支点が崩れて外れてました。 足元はもろいので注意は必要ですが人が通る幅は今のところちゃんとあります。 そこから後袈裟丸山までは腰〜胸程度の笹藪漕ぎ。 尾根を直登なのでだいたい道っぽい感じは分かります。 後袈裟丸山から奥袈裟丸山は一般登山道ですが破線ぐらいの踏み跡の薄い登山道。 基本は尾根通しにアップダウンを繰り返して進む感じです。 比較的新しいオレンジのテープが割と歩きやすいところを上手くマーキングしてくれてありました。笹は膝程度のところが多く深いところでも腰上程度。 奥袈裟丸山方面にちょっとだけ進路を変えるところがわかりにくかったです。 奥袈裟丸山の三角点、その近くに袈裟丸山の山頂標識がありますが最高点はさらにその先。いったんコルまで下って小さく登り返します。この間がシャクナゲ、針葉樹の幼木(コメツガかな)漕ぎが多く結構あちこち引っかかりました。 以前ここから六林班間を歩きましたがマーキングが少ないぐらいで尾根とか藪の感じとかはだいたい似たような雰囲気です。 <賽の河原〜寝釈迦󠄀> 時間に余裕があったので寝釈迦󠄀を見に行ってきました。 CT往復でも2時間ちょっとです。 賽の河原から下り始めてすぐ避難小屋があります。 古い建物と新しい棟と二軒。 どちらも定員は5名程度でしょうかね。 小屋付近は階段なんかも整備された登山道です。 その先は沢を左岸右岸に渡りながら下ってゆきます。 渡りやすそうなところが登山道だと思えばほぼ間違いないでしょう。 1,5夘弦盧垢砲靴400m程度下れば大きな岩の上に寝釈迦󠄀が横たわっています。 そのまま下れば塔ノ沢登山口。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
|
|---|
感想
なんだか今週末からお天気予報がずっと良くなくて梅雨入りでもしちゃうんじゃないか??って感じ。休みの日に用事が入ってたりもあるのでお天気悪いとあまり離れたところは行きにくくなっちゃうなぁ。
幸い静岡県は今のところ感染拡大地域以外への移動自粛規制もあまりないので(毎週金曜日に更新される県の指針を目安に行動してます)今のうちに出掛けとくか。
去年も一昨年も計画してたけど行けなかった山に向かうことに。
この時期のアカヤシオが見事な袈裟丸山へ。
袈裟丸山ってのはこの地域のいくつか連なるピークの総称でアカヤシオで賑わうのは前袈裟丸山。山頂があるのはお隣の稜線の後袈裟丸山でそこから中袈裟丸山、奥袈裟丸山を歩いて更に先に最高点があります。
以前皇海山から奥袈裟丸山の稜線を歩いたんだけど途中で途切れちゃってるので自分としてはそっちも歩きたい。
アップダウンはそこそこあるけど距離は大して長くないのでその二つをくっつけて歩きに行きました。
花の時期は駐車場渋滞するほどだと聞いていたので早朝に駐車場に到着。
しかしド平日に心配しすぎだったか自分以外はちょうどこれから出発するという方が一組いたのみでした。
寝ずに来たので少し寝てからでもいいかなと思ったけどもう十分明るいし眠くもなかったのでそのまま出発。
朝の冷えた空気が気持ちいい。
稜線までは気持ちいい尾根歩きであっという間。
で、そこから先はアカヤシオ祭りです。
今年は各地花が早いからもしかしたらピークすぎちゃってるかと心配しましたが今が見頃って感じで至る所に咲き乱れてました。
賽の河原、小丸山、避難小屋を経由して前袈裟丸山へ。
ずっと貸し切りの登山道だったけど山頂も誰もおらず独り占めでした。
朝食をとって先に進みます。
この先は地図には登山道がないですが慎重に歩いて後袈裟丸山へ。
八反張というところがボロボロと崩れて脆くなっていますので慎重に。後袈裟丸山までの登りは急登で胸ぐらいの笹薮ですが両側が切れていて直登なのでルーファイは不要です。
後袈裟丸山が一応この山の山頂になっていますがここよりも高い奥袈裟丸山、その先の最高点を目指します。
ギザギザの尾根をアップダウンを繰り返して進んでゆきます。
一般登山道になってますが踏み跡は薄くて破線ぐらいの感じでしょうかね。
尾根上は痩せていてシャクナゲやコメツガなどの間をぬって行きます。尾根の上からコルに下ると笹薮。膝上から深くても胸の高さぐらいまででしょうか。
尾根のトップを忠実に歩くほうが効率はよいですが比較的新しめのオレンジのリボンが歩きやすいところを上手い具合に付けてありわかりやすかったです。
テープのつけ方は付いてる位置や量なんかでセンスが出ますね。
中袈裟丸山から奥袈裟丸山までが地味に長く感じました。
途中姿は見えませんでしたが動物の威嚇するようなうなり声が聞こえてちょっとだけ緊張しました。出発の時に十数年使っている熊鈴が錆びて根元が折れて紐から外れちゃったので上着のポケットの中で小さくガラガラ鳴ってただけだったし..
雪は山頂の高さに近い1800〜1900mぐらいに少し残っている程度で歩行に影響があるほどは残ってなかったです。
奥袈裟丸山の三角点、標識を越えて最後のピークへ。
この最後の少しの区間が石楠花と幼木で覆われていてちょっと煩かったです。
これで皇海山から袈裟丸山まで繋がりました。
自分の好きな南アルプスやオクシズのマイナーピークみたいな感じで良かったです。同じアップダウンでも引き返す時のほうが下り基調が多くなるので楽ですね。
後袈裟丸山でこの日初めての登山者に会いました。
行動食をとり核心部を抜けて前袈裟丸山に戻るとちょうどお昼の時間で7〜8人の方がそれぞれ休憩してました。
他のピークが狭くて木が生い茂っていたので火を使うのはやめておいたのでここでようやく昼食と食後のコーヒーの時間。
のんびりして下山し始めると青空が出てきました。
アカヤシオが日に照らされて行きよりも綺麗に見えました。
まだ多少時間に余裕があったので賽の河原から別の登山口の方に下ります。
袈裟丸山といえばアカヤシオもそうだけど寝釈迦󠄀も有名。
それを見に行こうってやつです。
。ただ最後まで下っちゃうと長い長い舗装路を駐車場まで登らないとならないので寝釈迦󠄀までのピストン。
沢沿いを歩く気持ちい道でしたが結構な距離、標高差を下るのでこれが地味にきつかった。
賽の河原まで上り返して折場の登山口へ戻りました。
誰もいない静かな山と、キラキラした賑やかな花の名山を楽しめる欲張りな山行で満足感は高かったです。このぐらいだとけがした足にも負担が無いようで下山後も痛みが出ず楽でした。
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まめぴょん










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