オオヤマレンゲ咲く八経ヶ岳---ショウキランもあったよ!
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- GPS
- 07:28
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,269m
- 下り
- 1,265m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ、一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行者還トンネル西口に登山ポスト有り。 道は標識も踏み跡もしっかりしている。急登の部分も結構あるが、危険箇所は特に無い。雨の後は滑りやすい。 下山後の温泉はいろいろあるが、今回は入の波温泉「山鳩の湯」に入った。日帰り入浴700円、午後4時受付終了らしい。 |
写真
感想
「今年はまだ『百名山』どこも登ってないよ」の妻の声、このところ八経ヶ岳のオオヤマレンゲの開花のヤマレコが賑わいだして、そうだ!、大峰山・八経ヶ岳だ!『花の百名山』でもあるし、と即決。梅雨の晴れ間、天気ももちそうだ、と予報に安心。
朝5時、家を出発。8時前に行者還トンネル西口の駐車場に着いた。駐車場はほぼ満車。路上駐車も出始めていた。駐車場のわずかな隙を見つけて、何とか駐車できた。八経ヶ岳まで往復は、歩行約7時間ぐらいの行程かな?今までの登山では、一番長いものになりそう。
8時、登山口のポストに届を出して登り始める。尾根に取り付くまでは結構急勾配の道を大峯奥駈道出合まで1時間ほど、息を切らせて登る。途中、花の終わったシャクナゲの木も多く、花の時期はさぞや、と思わせる。大峯奥駈道は歴史の道らしく、風情がある。少し行くと、霧が出てきた。また行くと、雨がぱらつく。降ったり、やんだり。カッパを着込むとちょっと暑い。傘をさしてみたり、といろいろ試すが、なかなかしっくりこない。結局、カッパを着て、前を開けて歩くことに落ち着いた。
登山開始から3時間弱で弥山小屋到着。霧の中。結構疲れた。もう少し後で昼食にするつもりだったが、塩分補給・体力回復を兼ねて昼食休憩をすることにした。味噌汁が美味しい。しっかり食べて、いざ八経ヶ岳山頂へ。
途中、霧の中に立ち枯れの木々の風景、美しい苔の風景など大台ヶ原を思わせる。しばらく行くと、「オオヤマレンゲ保全」のための柵の扉が出てくる。扉を開けて中に入ると、待ちに待ったオオヤマレンゲの姿が目に飛び込む。登山者も多くあちこちでカメラのシャッターが押されている。妙に雨にも合う花だな、などと思う。「天女花」の名前のごとくしっとりと艶やかだ。写真を撮り、芳しい香りと姿をたっぷりと堪能したら、山頂へ。
晴れていれば、展望は素晴らしいのだと思うが、この日はガスの中。展望は次の機会の楽しみとして、山頂を後にする。帰路は来た道を戻るが、「7月初旬弁天ノ森付近に数本開花する」と書いてあったショウキランを探しながら帰ってみる。弁天ノ森より少し手前で先行していた2人がカメラで何かを撮っていた。もしや、と思うとやはりショウキラン。葉緑体を持たず菌類に寄生する腐生植物ということで、毎年同じ所から出るわけではないので、見れたのは本当にラッキーだった。
7時間くらいの行程、雨の中の登山など、いつもよりちょっとハードルの高いものだったが、また一つ登山の幅が拡げられたかな、と思える山旅だった。帰りにはお気に入りになりつつある入の波温泉「山鳩の湯」(16時受付終了と書いてあったが16時20分頃だったが入れてもらえた)で疲れを癒すことが出来た。
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