黒伏山
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昔、山好きの高校教師から「黒伏山に登るんだったら、絶対に秋。それも雪が降る直前が良い。」と言われたことがあって、ずっとそのことが頭にありました。予報の晴れマークに、今日を「その日」と決め、登山口のスキー場「JANGLE JANGLE」に急ぎました。
駐車場には車が10台ぐらいあって、今日も熊は大丈夫だろうと安心してスタート。いきなり沢渡りがあり、伐採木が道を邪魔してくれたのでどうなることかと思いましたが、先客も行ったんだろうからと先を急ぎました。コースタイムは登りが3時間10分、下りが2時間40分の往復5時間50分(休憩なし)と結構ハードですが、金色に輝くカラマツとすっかり落葉したブナの林の中をノンビリと登りました。
途中で4組を追い抜き「遅沢林道分岐」で一服。そこからが難所と言われる名物のロープ場がずっと続く急傾斜を我慢して上り続け、やがて足元が完全に切れ落ち、恐怖を感じる空間に出ました。そこから恐る恐る「南峰の頭」に渡りましたが、黒伏高原がまるで箱庭のようにカラマツ林が輝き、「柴倉山」が「御所山」の前衛に立っていました。
稜線を辿り山頂に。まずはラーメンを煮て食べてから、北方面の眺望を楽しみました。山頂からは残念ながら南西方面は見えないのです。また、「南峰の頭」に戻り写真を撮りまくって、名残惜しかったのですが下山の途につきました。道中はずっと「南峰の壁」を仰ぎながら歩き、沢の音が聞こえてきたらあっという間に駐車場に到着。
落葉踏みしめる快感に酔い、夏では道中見えない「南峰」の絶壁に感動しました。さすが東北の「一ノ倉沢(谷川岳)」と言われる凄まじさで、いったいどんな人たちがあの壁をよじ登るのでしょうか。今日はクライマーの姿はありませんでしたが、冬は全国から集まるのです。先述の先生の言葉どおり、この山は絶対今の時期に登るべきと確信しました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する