鳥海山(新山)は強風と残雪雪渓で手強し!
- GPS
- 07:55
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,347m
- 下り
- 1,325m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 7:53
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
「庄内平野からの鳥海山に勝るものはない…」とフォロワーさんが呟いたとき、私はその登山口にある山小屋、鉾立山荘にいたのである(グレートトラバース1での深田久弥風)…。(ちなみに私は、盛岡市内からの岩手山を仰ぎ見るのが一番好き。)
昨年8月末に山形側(南側)の湯ノ台口から初めて登った時、暑さと薊坂の急登、新山への最後の岩場でヘロヘロになった鳥海山。今回は、各県の最高峰ゲッターの奥さん希望で再チャレンジ。今回は残雪期ということで、利用者の多い(だろう)北西の秋田県側の鉾立口から少し長めのルート。
てんくらはC(風速は2000mで15m/s)、登山天気はA(天気的には曇り)。風はたぶん、もっと強くなるはず。前泊は鉾立山荘。夫婦で10畳、宿泊費は一人当たり1830円、布団は510円(モンベルカードで310円)、毛布は50円。炊事場でガスを使うとプラス100円(でも電気ポットは無料で使える)という超格安かつとてもきれい。21時消灯(ボイラー修理中でシャワーは使えず)。
部屋にカーテンがないので朝日で目が覚める。6時前にスタート。鉾立口からしばらくは舗装と石畳の登山口。御浜小屋でトイレを使える。ここからの稜線は南からの強風。予定では外輪コースを通って七高山~新山を考えていたが、千蛇谷との分岐で谷に下りることを決めた。鳥海湖は片眼が少し開いたくらい。ところが、千蛇谷雪渓は山頂からの風が強く、長い急坂もあってなかなか前に進まなーい。
雪はそれほど緩んでないのでチェーンスパイクとストックで。雪渓の急坂がキツイのは自分だけかと思いきや、周りのみなさんもそれなりに大変そうでちょっと安心(笑)。御室の大物忌神社からは、新山へのロッククライミング。奥さんはボルダリングも体験レッスンしてこれに備えてきたが、それでも?なかなかの大変さ。ルートはペイントされているのでそれを慎重に進んでいくが強風で身体がたびたびおっとっとして冷や汗もの。やっとこさ奥さん歓喜の山頂!庄内平野や日本海の海岸線も見られて大感激!ただ、風が強くて長くいられず早々に撤収!(残念!)
岩場の下りは特に慎重に。神社まで下りたら無事登頂御礼。軽く食事をしてトイレをお借りして、強風が止まないので下りも同じルートをピストン。少し風が弱まった千蛇谷雪渓をくだり分岐まで登り返すと稜線ではやはり強風。下りは長く感じるこのルートを8時間弱で帰ってきました。
風が強いと体力的にも気持ちの上でも疲労が激しく感じますね。東北第二の高峰、鳥海山、庄内平野から見てもよし、山頂からも抜群のこの山、雪渓とロッククライミングで登り甲斐バッチリの山です。(しかし、東北の登山者は速い…!)
コース定数はヤマケイのヤマタイムで33
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