思った以上で得した気分。皇海山@銀山平から日帰り
- GPS
- 11:19
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,716m
- 下り
- 2,701m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 11:19
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
早朝ハイクとなったが、一の鳥居から庚申山荘までは真っ暗だと結構分かりにくい。ただ、木に設置されていた反射板がヘッデンに効果的で非常に助かった。 この時期だと4時過ぎでヘッデンは不要になる明るさがあります。 庚申山〜鋸山は最初に現れる下りの鎖場が核心部です。 垂直に近く7〜8m位でしょうか? この手の鎖が初めてならかなりビビるでしょう。私も高所は苦手な部類ですが、過去に行った石鎚山の試しの鎖の下りとほぼ同じだったのでそれ程怖がらず対処できました。ここ以外は大した事はありません。 鋸山〜皇海山は鋸山のロープ場もロープを使わずとも上り下りできるレベルなので大したことはありませんが、渋滞による落石は注意した方がいいでしょう。 長時間歩いているので皇海山の登りは流石に疲労が来ますが、この登りが終われば帰路で息が上がる個所は無いので、最後の登りと思って頑張りましょう。 鋸山〜六林班峠は鋸山からの下りが滑りやすく下りにくいですが、それ以外は特に注意する点はありません。道迷いの危険も無いでしょう。 六林班峠〜庚申山荘は思った以上に手が入っていてヤブ漕ぎほ皆無、道も分かりやすくてむしろ鋸山11峰の尾根の方が分かりにくい箇所があったりします。 崩落箇所も全く問題なく通れるし水場は無限で高低差の少ない歩きやすい道、、、、なのですが、とにかく単調で変化に乏しい長い道に退屈して精神的に来ます。 しかし退屈とは言えシングルトラックでコケて落ちたら谷底のトラバースが多いので疲労と相まって案外ここが一番危険かもしれません。 |
その他周辺情報 | 国民宿舎サンレイク草木に前泊。 ここは登山口まで車で30分かからない場所にあり、かつ素泊まりがあるのでかじか荘より使い勝手はいいと思います。 ちなみに日帰り入浴もやっています。(結構遅い時間までやっていました。よく覚えていませんが。) |
写真
装備
備考 | 補充できるとは言え水量は必要だと思います。 私は所持3リッターで途中1リッター補給して最終的に800位余りました。気温の低い早朝登山でこれなので、灼熱の尾根歩きだともっと消費していたでしょう。 |
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感想
皇海橋まで続く栗原川林道の永久封鎖は2重の意味でショックでした。
この林道は解放されている未舗装林道では関東最長で、有り得ない位奥深い谷を高標高でトラバースしていくまさに秘境路でした。
過去に5回以上は通り抜けしていますが、その後100名山登山をするようになってより思い入れの深い道となりました。
いつでも行ける故に残していた皇海山。
しかしこうなってはクラシックルートで行くしかありません。。。
私は体力はそこそこあり12時間程度の行動時間はそれなりに自信がありますが、高所はあまり強くありません。
となると、このルートの場合に問題となるのは庚申山から鋸山までの険しい部分です。人によっては命がけの恐怖を感じたとのレポもありかなりビビッていましたが、、、、
何だかんだで楽しかったですw
鎖の感じは石鎚山の試し鎖下り部分とよく似ていて、あの経験が無かったら一般登山道に現れたこの鎖に怒っていたかもしれませんが、慎重に行けば誰でも降りれると思います。
この鎖場連打も象徴的でしたが、何よりこの庚申山から鋸山までの尾根からの景観が素晴らしかったです!!!!
終始絶景と言う訳ではありませんが、時折現れる展望個所からの景色と言ったら、、、、それは写真では表現できないパノラマ感ある山並みを見ることが出来ます。
深田久弥はやはり偉大としか言いようありません。
クラシックルートから登る皇海山はまさに日本100名山にふさわしい冒険性と景観・スケールを持ち合わせています。
この山は皇海橋から登っても全く意味のない山です。
林道閉鎖に舌打ちをしていましたが、今となっては閉鎖に感謝です。
CT17時間は余程のモチベーションが無いと行く気になりません。
結果的にクラシックルートからの登山となって心底良かったなと思いました。
個人的疲労度ですが、、、、
私の過去最高疲労度の剱岳・早月尾根日帰りまでは行きませんでした。
今回のクラシックルートは下山でそこまでの急下降が無かったので、最後膝が笑ってしまった早月尾根みたいにはならなかったのでしょう。
とは言え、距離は長いので単純に足の裏の痛みとか爪の痛みは結構ありました。
しかしこの難ルートですが思った以上人がいました。
30人以上すれ違ったかなぁ。。。。
日帰りにしろ、庚申山荘泊にしろある程度の健脚者でないと登れないので、皆さん強いなぁと思いました。
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