北ア餓鬼・高瀬川滝ノ沢〜東沢二ノ沢

2004年10月16日(土) ~ 2004年10月18日(月)

• GPS: 41:56
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,795m
• 下り: 1,462m

コースタイム

●北ア餓鬼・高瀬川滝ノ沢〜東沢二ノ沢　　　　　　　　　　　　
パーティー；成瀬、池田、松原
10/16 七倉ダム下(1000)ツバメ沢出合(1500)・1405m泊(1530)
　/17　発(830)百曲り手前稜線(1330-50)餓鬼岳(1500-30)H.2070m泊(1700)
　/18　発(820)大滝下(1245)東沢出合(1420)堰堤(1445-1500)高瀬ダム着(1550)

ファイル

9餓鬼岳、滝ノ沢〜東沢二ノ沢.jpg

（更新時刻：2018/09/21 09:40）

10東沢二ノ沢.jpg

（更新時刻：2019/08/27 21:07）

写真

東沢二ノ沢大滝

装備

共同装備

ロープは一本。

感想

まっちゃン

　二年振りの高瀬川は、ついに滝ノ沢へ。それも餓鬼岳からは「コンタラインの空白部」を含む東沢二ノ沢へと継続下降することができた。滝ノ沢では本流ではなく敢えてツバメ沢を遡上した。白眉はツバメ沢出合手前の見事な左岸壁で、心情実に盛り上がった。下流屈曲部には中アで良く見掛ける小規模な廊下が、上流部では想像した通り屈曲毎に滝が現れ、心地良い平流部も用意してくれた。餓鬼岳山頂では富士山を遠望することが出来るほどに視界は良好で、満ち足りた心でその場を辞した。下降に採った二ノ沢源頭は下草少なく、西日に導かれるように高度を下げ、幕場に着いた。実に寒い夜を過ごし、大雑把で好意的な廊下状を下り往き、辿り着いたくだんの大滝は、それはそれは見事な滝で満足顔で眺めた。東沢出合までも渓相の良い空間は続き、気持ち良く本流の人となった。
　天候不順に加えて台風が間断無く来襲するこの秋、22号と23号との狭間の好天を掴んでようやく溜飲を下げた。良い物語が仕立てられて実に満足した。
＜溯行図あり＞＜岳人699号に掲載済み＞