槍ヶ岳〜憧れのお山はガスの中〜
- GPS
- 36:16
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 2,721m
- 下り
- 2,707m
コースタイム
8/4 5:11槍平小屋→6:40千丈乗越への分岐→8:13槍ヶ岳山荘(激しく渋滞)→9:03槍ヶ岳頂上→(ものすごく渋滞)10:04槍ヶ岳山荘→11:17千丈乗越への分岐→12:30槍平小屋(昼食)13:22→14:07滝谷出合→15:16白出沢出合→16:40新穂高温泉→(ロープウェー)→17:06鍋平高原駅→17:26鍋平駐車場
*GPSが途中「信号をキャッチできませんでした」的な案内が出てしまい、滝谷出合あたりがあまり正確ではありません。
天候 | 8/3 晴れ 8/4 曇り時々晴れ、山頂はガスガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・深山荘登山者用無料駐車場は23時の時点で満車。係のオジサマに案内図を渡され、鍋平(なべだいら)駐車場へ。ここは朝5時の時点でまだ空きがありました。新穂高温泉まで徒歩約45分。結構な山道を下ります。下山後、新穂高から駐車場まで徒歩で戻るのは激しくイヤです…。今回は鍋平高原までロープウェーを使用しました。第1ロープウェイのみ利用で片道200円。鍋平高原駅から駐車場まで徒歩20分ほどです。 ・鍋平駐車場にはきれいなトイレあり。女子トイレには更衣室もあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・鍋平駐車場→新穂高温泉 結構な山道を劇下りします。前日まで雨だったせいかどろどろで、いっきに靴が泥まみれになりました。登りは1時間くらいかかるのかな? ・新穂高温泉→槍平小屋 白出沢出合までは5キロほどの林道歩き。帰りは地味にうんざりします。 白出沢出合から槍平小屋まではよく整備された登山道です。 滝谷出合の渡渉に少し緊張します。しっかりした橋があるので、水量さえ多くなければ問題なし。 ・槍平小屋→槍ヶ岳山荘(飛騨乗越経由) 千丈乗越への分岐から一気に傾斜が増します。浮石の多い登山道なので、足元に気を使います。また、日を遮るものが何もないので、天気の良い日は十分に水分補給をしながらでないと日射病必須です。ま、私が登った日は曇りでしたからその心配はありませんでした(泣)。 ・槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳頂上 岩登りですが、足場も手をかけるところもしっかりしていて問題なく登れました。あとは恐怖心との戦いでしょうか。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
9月は仕事の関係上、泊りで山登りは難しそう。
今シーズン、泊りでお山に行けるのもあと何回か。
となると、本当に行きたい山を厳選しなければ。
やはりあいつだ。槍ヶ岳だ。
どうしても行っておきたい。
週末の天気予報も晴れだしと乗り込みました。
いや〜。お天気に関してはもうまるっきりダメ。
山頂からの360度の視界を期待したんだけどなぁ。
でも、この私が恐怖を乗り越え、
岩場をよじ登って山頂に立つことができたのだから、
その点に関しては大満足です。
それに、新穂高からのルートはとても静かで、
よく整えられていました。
何と言ってもお金がかかりません。
なにせ、上高地には行くまでにお金かかるんですもの。
しかし、槍ヶ岳山頂往復の大渋滞には本当に参りました。
前を歩いていたのは高校の部活か何かだったのかな?
その中の何人かが、恐怖が心身ともにしみついてしまったらしく、
全然動けなくなっていました。
女子「せんぱ〜い。ここどうやって降りたらいいんですか?」
先輩「ここは、ここに手をついて、そこに足をかけて…。」
女子「え?!無理無理!先輩と足の長さが違うんだから!無理!!」
先輩「いや、大丈夫だから、こうしてあーして…。」
女子「だから!!足の長さがどうたらこうたら…」
きぇ〜〜〜い!!
脳天チョップを食らわしたくなりました。
ま、そりゃわたくしもお尻の穴がちゅんちゅんするほど怖かったのですけど、
ふっと、力を抜いて一歩一歩と進めるくらいは
修行してから来たんだけどなぁ。
なにも、登山者がにぎわうこの時期、この場所で修行しなくてもよいのに…
と、ガスガスの中で待ちながら、凍えながら考えたのでした。
それにしても、今回の山登り中、
いろいろな人から声をかけていただきました。
励ましの言葉、この先のルートのアドバイス、天候のことなどなど。
辛くて心が折れそうになるとき、いや、すでに折れている時に、
今の言葉で立ち上がらせてもらったなぁと何度も思いました。
そして、何と言っても新穂高ロープウェイ。
ぼろぼろになって新穂高までたどり着くのにやっと。
これ以上鍋平駐車場まで歩くなんて無理〜!
しかし、ロープウェイ時刻表には16:30が最終とあり、
そのときすでに16:43。
乗り場もがらんとしていました。
「も、もう終わりですか?」と泣きつくと、
悲壮感漂う小汚い登山者を哀れに思ったのか、
鍋平までだったらいいですよと、片道200円で乗せてくれました。
しかも、こういう時に限って万札しかない。
もうイヤ、自分(´д`ι)
こうして、1時間は歩かなければならないところをロープウェーなら4分。
笑っちまいます。
ちなみに、この時期西穂高口までの最終は16:30だけど、
鍋平までなら17時までと教えてもらいました。
でも、シーズンによって最終時間も違いますから、
必ず確認してくださいね。
また、ロープウェイ鍋平高原駅から駐車場に向かってとぼとぼと歩いている時。
ある関西ナンバーの車がスッと止まり、
「よかったら乗っていきますか?」と声をかけてくれた方がいました。
汗みどろの体で乗るのはあまりに申し訳なく、
本当にすぐのところだったのでお断りしたのですが、
涙が出るほどうれしかったです。
そして、帰りに寄った中崎山荘の日帰り湯。
槍平小屋に割引券があったので行ったのですが、かなり当たり。
源泉かけ流しの乳白色のお湯で本当に癒されました。
なんだかんだで心が満たされた山登りとなりました。
おはようございます
「脳天チョップを食らわしたく」には笑いましたよ
でも高所恐怖症の俺も女子高生になってしまうかも
「怖くて足がでねぇ〜 」とか言って相方を困らせたりして
立山も大渋滞でしたよ
学生団体・おばハン連合がイッパイ
チョッと進んですぐ止まる
雷鳥が居るもんなら最悪でしたよ
まぁこの時期有名所じゃしゃない事ですかねぇ
>toshi0113さん
こんつは。
渋滞はある程度覚悟していたのですけどね。
もうちょっと自分で乗り越えようとしてくれ〜と、
切に思った次第です。
ま、私もそんなに高いところは好みではないので、
実は本当に怖かったのです。
しかし、あの高校生たちを見ていたらこっちが冷静になれました。
その点に関しては感謝です。
テント担いでのロング、お疲れさまでした。
自分も今月末か来月初に行きたいと思ってるルートです
参考にさせてもらいやす
槍平テン泊だと2日目辛くないっすか?
テント担ぐ辛さが分かったので、いろいろと悩んでみようと思います。
それにしても、結構担いでそうですね
>niiaiさん
新穂高からのルートで日帰りしている人もいるので、
調子こいてみたら大変きつかったです。
次回は槍平に2泊します。
槍ヶ岳山荘のテン場は憧れますが、
クソ重い荷物を持って、
浮石だらけの急坂を登るのかと思うとぞっとします。
でも槍ヶ岳の肩にいれば、
晴れ間を見計らって今だ〜!っと
山頂アタックできそうなのがうらやましいです。
ビールだけは現地調達派ですよ。
そのお金に関しては全く惜しくないのです。
コメントありがとうございました。同じ渋滞に巻き込まれたようですねw
>ふっと、力を抜いて一歩一歩と進めるくらいは
修行してから来たんだけどなぁ。
全く同感です。高みを、難所を目指すためにステップアップを考えて自信をつけてから行くんですけどね。。
seasun さん
はじめまして。
このルートは次回言ってみようかと思っておりました。
詳細なレコで、よく判りました。
これで安心して行けそうです
テントは昼に帰ってきてから撤収したんですよね?
ロープウエーは凄いですよね。
全然汗かかないし、キツクないし。
>coji-cojiさん
ステップアップなんて、
私の場合本当はまだまだ足りないでしょう。
槍ヶ岳は行きたいけど、こわいなぁ〜。
行けるかな?行っちゃおうかな?
ぐらいな感じでしたけどね。
基本単独なので、無理はしないように気をつけています。
あと、周りの迷惑も!
>Hikaruさん
私の場合、2日目がかなりきつくてヘロヘロになりました。
Hikaruさんのレコを見せていただいたかぎり、
余裕で行けそうですね!
テントは雨が降るかもしれないと思ったので、
朝撤収して小屋に預かっていただき、
山頂にはサブバックでいきました。
天気が崩れないようなら戻ってきてから回収でもよいのでは?
私の一日前に同じような光景を見ていたんですね
360度の大パノラマは他の人のレコで見てみました。
あ〜、これが本当は見えたんだと思いながら。。。
私もテント担いで山頂近くまで登る根性はないです
私もビールは現地調達です。
私も誕生日が2月1日です。
どこまで一緒なんですか〜
>Daveさん
コメントありがとうございます。
夏休みいただいていて、
ヤマレコ久々にあけました。
お返事遅くなって本当にすみません。
テントの重さには、
毎回歩きながら軽い絶望感を覚えます。
本当に、この重さになれる日が来るのか、
はなはだ不安です。
それでもやっぱり、テント泊行きたくて仕方ないんですけどね。
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