瀬に身も心も浄められて仏舎利塔へ(斜里岳)

2013年08月04日(日) [日帰り]

• GPS: 04:24
• 距離: 9.8km
• 登り: 1,008m
• 下り: 1,008m

コースタイム

標高グラフ参照

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

4:30ウナベツ温泉-5:30清岳荘

コース状況／危険箇所等

ウナベツ温泉は羅臼岳と斜里岳の中間にある。料理も温泉も良かったし、ここで二連泊できて幸運だった。
ご主人から「さくらの滝」がいいと新聞記事の切り抜きを出して紹介された。サクラマスが滝を登ろうとジャンプしている写真が載っていた。
午後が見時とのことだったので、斜里岳を下山後覗いた。
大きいの太いの細いの小さいの、たくさんのサクラマスが果敢に挑んでいた。30分ほど見とれていたが、その間に滝を登ったサクラマスは一匹もいなかった。どう見ても登れそうにない、でもこの上流で生まれたのだから、母親と同じ場所まで行きたいのだろうなどと勝手に想像した。

写真

8/4 7:03

水しぶき

8/4 7:16

しめ縄があった。

8/4 7:41

白銀の社

8/4 9:03

清里の平野

8/4 10:01

登山口の大木の森

8/4 11:48

サクラマスの挑戦

撮影機器：

TG-625 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

10toiro

斜里岳には期待していなかったが登り終えて、すがすがしい思いが残っている。斜里岳のシャリは斜里なのだが、シャリは仏舎利塔のシャリでなかろうかと思いを巡らしながら汗はポタポタ息はあはあと登った。今回の北海道の山で宗教の匂いがしたのはこの山だけだった。登山口付近と頂上手前にしめ縄、頂上稜線の鞍部に小さな白銀の社。登山道は稜線直下まで滝が連続する美しい沢を登る。この透明な流れと瀬音が身も心も浄めてくれる。もしかすると頂上の山容は仏舎利塔に似ているかもと期待した。稜線から望む斜里岳は仏舎利塔に見えないこともなく、ひとり自分勝手な思いに満足していた。