三吉山・葉山
- GPS
- 01:45
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 392m
- 下り
- 376m
コースタイム
- 山行
- 2:05
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
朝早く発ち、国鉄とバスを乗り継いで登った小学3年生の夏休みにばあちゃんたちに連れられた隣組の「さんきっつぁま」参りの記憶。私も幼稚園の愚弟の手を引いて、他の子どもたちと一緒に登ったのが35年前のことです。当時は金生の「赤鳥居」からの登りで、その苦労は今の何倍もしました。
今日は「三吉山」〜「葉山」を掛けるので少し楽をして「上山ゴルフガーデン」からスタート。チップが敷かれた遊歩道の終点に「見晴らし台」の東屋があり、そこから少し傾斜がキツくなります。明治42年の「東宮殿下行啓記念植林」の記念碑の所にある水場で喉を潤し、しばらく登るとこの山の名物である「岩海」のトラバース。氷河期の名残の珍しい自然造形であり、35年前に弟の手を握った懐かしい思い出が蘇ってきました。ひと登りで「三吉山」山頂。昔と変わらぬ社が迎えてくれました。お堂の中も変わりなく、10畳ほどの畳の上で祭壇に向かって祝詞を奏上するばあちゃんたちの後ろで手を合わせていたあの時を思い出していました。
今日は「葉山」へも足を運ぶのでノンビリしていられません。「葉山」から「葉山(寒河江)」を見たかったからです。出羽の葉山三山はとても価値ある山なのです。
「葉山」へはツライ登りの連続で、マーキングを施しているにも拘らず道に迷いそうになりましたが、30分でたどり着き、祠にお参りして少しだけ風景を楽しんですぐに下山しました。
下山路は心肺も慣れ、足が軽くなっていたこともあって、快調に下ることができましたが、不思議なことに、終始ばあちゃんたちの賑やかな声に追っかけられていたような気がします。そんなばあちゃんたちも全員もうこの世にはいません。35年の年月は確かに流れたのです。「今度みなでさんきっつぁまさ行ぐがらな」と幼い兄弟に気合を入れてくれた祖母の姿を思い出します。
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