南暑寒岳〜暑寒別岳（雨竜→箸別）

2021年07月10日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 21.4km
• 登り: 1,265m
• 下り: 1,316m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:41
• 休憩: 0:26
• 合計: 7:07

5:00 雨竜沼湿原ゲートパーク
6:30 6:38 湿原展望台
7:36 7:40 南暑寒岳
10:00 10:14 暑寒別岳
12:07 箸別登山口

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

雨竜沼湿原ゲートパークまでの道路は7/10開通（朝4時の時点でゲートは開いていた）
箸別登山口にバイクデポ→車でゲートパークへ→下山後にバイクでゲートパークへ

コース状況／危険箇所等

南暑寒岳〜暑寒別岳：笹薮が深いが踏み跡はしっかりしておりピンテも多い

写真

早朝のゲートパークを出発。

白竜の滝を横目に、湿原への登りを進む

サクッと登って雨竜沼湿原へ。
ここに来るのは6年ぶり。以前よりも木道が綺麗になっていた。

展望テラスより。これから上る暑寒別岳方面はガスっているようだ・・・

蛇行するペンケペタン川

木道脇に咲いていたヒオウギアヤメ

誰もいない静かな湿原を進む。
曇りなのが惜しいけど気持ち良かった。

湿原と南暑寒岳〜暑寒別岳

曇り空に彩を与えてくれるエゾカンゾウ

湿原から少し上って展望台へ。
以前より木が伸びて見晴らしが悪くなったような・・・？

展望台周辺から先は熊糞と掘り返しが異常に多い。
鈴＋笛＋電子ホイッスルを併用しつつ、「熊出てこい(#゜Д゜)ゴルァ!!!!!!」とか怒鳴り散らしながら歩いた。

1200mあたりまで登ると視界が開けてきたが、やはり上のほうはガスに包まれている。

ガスの中から暑寒別岳が一瞬だけ見えた。

南暑寒岳手前で食事中のシマリスと遭遇。

警戒心が薄いのか近寄っても意外と逃げなかった。

南暑寒岳（1296m）到着。
視界はなく、強風が吹きつけて寒い。すぐに暑寒別岳方向に下った。

コル付近から笹薮が深くなってきた。
でも踏み跡はしっかりしているし、途中までロープも付いていて迷う心配は無さそうだ。

右側の沢地形に進みそうになったが、ここは左の踏み跡が正解。

右の雪渓の方に直進しそうになったが、ここも左。

ちなみに雪渓のほうには壊れたiPhone(〜4s以前)が落ちていた。

コルを過ぎると背丈以上の笹薮が出てくる。

場所によっては漕ぐよりも下を潜って進んだほうが楽だった。

左側が切れ落ちた岩場が出てきた。
なだらかなイメージの暑寒別岳にこんな場所があったのか〜

一部、道が崩れかかっているので慎重に。

頂上直下の台地にもお花畑が広がっていた。

暑寒別岳もやっぱりガスの中だった。
山頂は暑寒コース、箸別コースからの登山者で賑わっていた。

時折、ガスの中から浜益岳がちらっと見えたくらい。

暑寒別岳からは箸別コースで下山へ。

下のほうは遊歩道のような快適な道。
樹林帯の中で陽が当たらないのは楽だけど、ちょっと退屈だった。

箸別登山口にデポしておいたカブ90で車の回収へ
ゲートパークまで80kmのツーリングを楽しむ。

感想

se11482

暑寒別岳には2018年秋に暑寒コースから登ったきりだった。未踏の雨竜沼湿原からのコースと箸別コースはそれぞれ日帰りでピストンできるが、どうせなら両コースを一気に行って増毛山地を横断してみたい。そこで今回は車にバイクを積んで登山口間を繋ぐ片道縦走としてみた。

今回のルートの核心部(？)は雨竜沼湿原の出口〜暑寒別岳の間。特に湿原出口から南暑寒岳の間は熊糞と熊の掘り返しが尋常でないくらい多かった。落ちていた糞は30個以上。糞のサイズも大きく、デカい熊と遭遇しないかヒヤヒヤだった。幸い遭うことはなかったけど、ヤマップ等を見ていると自分の後に通過した登山者は熊と遭遇していたらしい・・・。

南暑寒岳〜暑寒別岳は笹薮がかなり濃かったが、足元にはしっかりと道が残っていてルートを見失うほどではない。好天なら増毛山地の山を見渡せる良いルートだと思うので、そのうち再訪したいところ。

バイクトランポ縦走は公共交通やタクシー、同行者に依存せずに単独で楽に片道縦走ができる。限られた休みの中で登山ルートのバリエーションを増やせるし、稜線を繋ぐような山行をするには強い味方になってくれそうだ。車への積み込みやデポ回収などに若干の手間はかかるけど、今後も適宜この方法を活用してみたい。

コメント

hana0001

ヒグマ&マダニ対策
se11482さん、こんにちは。
昨年8月、天塩岳ヒュッテ横の看板に「尾根道で登山者がクマに遭遇して、持っていたストックを奪われた」との注意書きがありビックリ仰天。登山者も多い天塩岳に人を平然と襲撃するクマがいることが重大なニュースにもなっていないことにまたビックリ。天塩岳近くの浮島湿原の熊被害を聞いて、この性悪クマが移動しての仕業ではないかと思いました。
>＋電子ホイッスルを併用→クマとの突然の遭遇を避けるためにも、熊鈴より大音量の小型電子ホイッスルをもっと活用して欲しいと思っています。
また、北海道の登山では笹やぶに潜む怖いマダニ対策も欠かせませんが、私はディート30％の虫よけスプレーを愛用しています。ヨドバシカメラ通販https://www.yodobashi.com/product/100000001003445869/でディート30％のフマキラーのスキンベープミストプレミアム200ｍｌが669円の低価格で販売されていて容易に入手できます。米軍開発のディート、この30％(原液濃度)は2016年から使用解禁(第2類医薬品)となりましたが、防虫効果が高く8時間有効なので特にお勧めです。ライム病、日本紅斑熱とか怖ろしい病気に感染したくないですよねぇ。
私は夏には清涼効果があるハッカ液スプレーと一緒に使用しています。暑さ対策（涼しい気分）にもなりますよ。

se11482

Re: ヒグマ&マダニ対策
hana0001さん、こんにちは。
私も昨年7月に天塩岳に登りましたが、すれ違った登山者から熊と遭遇したと聞いてビックリでした。カムエク等もそうですが、二百名山など内地からの登山者が多い山でこういった熊被害が多い気がします。人間が入りすぎることによって熊が性悪になってしまうのかもしれません・・・。
鈴だけでは自分の存在を知らせるには音量が小さく、周囲に響き渡るような大音量を短い間隔で鳴らし続けることが必要だと思います。そのために電子ホイッスルは有効ですね。

今年に入ってから既に2回マダニに刺されたので、私も先月からディート30％の同じようなスプレーを使用しています。そこそこの忌避効果はあるようですが、少し時間が経つとズボンに付着するダニの数は変わらなくなってしまいます。結局のところ、こまめにダニを払い落としたり、服を脱いでチェックするしかないようです。

hana0001

マダニ対策
>既に2回マダニに刺された
→大丈夫ですか???
私は笹藪がある道では「着る防虫」スコーロン、Foxfire の「SC Guide Hoody」を着用し、フードを被って首回りの防虫対策をしています。サムホール付きで、できるだけ肌の露出を防ぐ仕様。マダニが付いても、逃げていくと書かれていますが…。
自分はほかの人より蚊とか虫に刺されやすい体質なので、防虫対策は徹底して行っていますが、これ薄手のメッシュ生地で軽くて、通気性もあってお勧めです。
価格もヨドバシcomを見ると前よりだいぶんと安価になってますね。

http://bbg-mountain.com/2017/07/26/foxfire-scoron/

最近、workman製の安価(1900円)な防虫パンツ、防虫ハット(DIAGUARD)等、防虫対策着を購入して使用を開始しましたが、強力な防虫スプレーとの併用で、更なる相乗(防虫)効果があればいいなと思っています。

se11482

Re:マダニ対策

過去5回ほど刺されていますが、毎回刺されたその日のうちにティックツイスターなどで除去しています。幸い、感染症などの症状が出たことはありません。

付着したダニが落ちやすいように、表面がツルツルした素材とかが良いのかもしれません。紹介して頂いた防虫ウェアも良さそうですね。そのうち試してみたいと思います。