爺ヶ岳 落石・花・雷鳥
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- GPS
- 06:50
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,657m
- 下り
- 1,653m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:50
5:20 安曇野穂高発
6:00 扇沢
<復路>
13:10 扇沢発
14:00 自宅着
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
爺ヶ岳登山口手前の隧道入口付近へ路肩駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下山時は雪もカットされ問題なく通れたが、ガレ場の沢通過時の雪道に穴は開き、上部からは猿が石を落としていたのでかなり緊張した |
その他周辺情報 | 大町温泉郷 薬師の湯など |
写真
感想
2021年(令和3年)7月23日(スポーツの日・金)
爺ヶ岳 落石・花・雷鳥
落石には驚かされた。
ガレ場の先、雪渓のある沢を通過するところで起きた。
靄のかかる沢に近づいたとき大きな音で岩か物が落ちていく音がした。
それと同時に大声で「やめろ!」だっただろうか聞こえてきた。
さらにガラガラと石の落ちる音がしていた。
落石がしばらく続き立ち止まる。
「猿が石を落としているので気をつけて」
という。
崖の上を見ると小さな猿がいる。
その猿は我々を眺めるように横へ移動していく。
静まりかえり、落石もなくなり気をつけて雪渓を行く。
上も気になるが雪渓も滑りそうで、深く穴が開き一歩間違えれば踏み抜きそうで身体が緊張した。
何とか通過し、猿を追い返していたパトロールの方に挨拶すると、
「猿は虫を捕るために石をひっくり返している」
とのことだった。
危険度最高だった!
種池山荘手前にはコバイケソウの白い絨毯が敷かれていた。
雲が脇立始め雲間から顔を出す針ノ木岳とコバイケソウはよく似合っていた。
その他チングルマ、ハクサンフウロウ、イワカガミ、ミヤマキンバイなど色とりどりの花が咲き誇っていた。
尾根に出るとハクサンシャクナゲが見頃。
登山道の脇にシャクナゲとしては可憐な花を咲かせていた。
南峰と中峰の稜線にはコマクサが咲き、立山・剱岳をバックに女王の気品さを見せてくれた。
景色は長野県川から雲が湧き上がり徐々に雲の中に。
鹿島槍ヶ岳の双耳峰に雲がかかるがその姿は美しい。
立山・剱岳は夏らしい厳つい岩肌をそそり立たせていた。
小屋付近まで下山してくると何人かの方が集まっていた。
雲が出て涼しい、雷鳥が登場しそうな雰囲気があったが、正に出現した。
子連れの雷鳥だ。
4羽ほどの子供を連れ、足に青色の輪っかを付けた雷鳥だ。
全く人を怖がらず登山道を横切っていった。
かわいいのは雛だ。
高山植物の中をちょこちょこと歩き、親を追いかける姿が微笑ましい。
花と雷鳥に出会え、賑わう爺ヶ岳を下山した。
沢の雪渓、登りの恐怖は完全に解消されていた。
下山時には、雪渓もきれいにカットされ歩きやすくなっていた。
猿も休憩中だったようだ。
ふるちゃん
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