チングルマ(ちんぐるま)
最終更新:2014-10-20 21:55 - まとやん/的場 一峰🍡
基本情報
北アルプスなどの高山に生育する高山植物。白い花が咲いたあと、風車のような形の実ができることが特徴。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
チングルマ(珍車・稚児車、学名: )とはバラ科チングルマ属(Sieversia)またはダイコンソウ属(Geum)の落葉小低木の高山植物である。ダイコンソウ属に分類するかチングルマ属に分類する説もあり、確定していない。別名、イワグルマ、チョウカイチングルマ。東日本(北海道〜中部地方以北)、樺太、アリューシャン列島、カムチャツカ半島に分布する。高山の雪渓周辺の多湿地に生える。和名のチングルマは、この実の形が子供の風車(かざぐるま)に見えたことから稚児車(ちごくるま)から転じて付けられた。
大雪山旭岳周辺の登山道沿いに数百mも続く大群落が有名である。タテヤマチングルマは薄いピングがかっている。田中澄江が『花の百名山』の著書で、黒部五郎岳を代表する高山植物のひとつとして紹介した。また『新・花の百名山』で、鹿島槍ヶ岳を代表する高山植物として、シナノキンバイ、オヤマノエンドウ、タカネミミナグサと共に紹介した。
富山県には「ちんぐるま」という名の和菓子がある。
現在では、流通量こそ少ない物の、園芸植物としての流通も一部で見られ、山野草を好む愛好家を中心に一般家庭にも若干の普及が見られる。