槍ケ岳 西鎌尾根はドラマだよ
- GPS
- 20:30
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 2,936m
- 下り
- 2,932m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:15
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 7:46
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:10
また、双六までの所要時間と疲労度を測りに・・・いずれ目指したい鷲羽・水晶。その時一日目に三俣小屋まで行けたら二日目が楽になるのですが、それが可能かどうかを試してみたくて、それがもう一つの目的です
天候 | 晴れ、晴れ、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
12日に退出する際に「枠内に止めていましたか?」と聞かれました 後ろめたいことはしていませんが、みんな「そうですよ」と答えるだろうなあ |
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高〜双六小屋:整備された歩きやすい登山道 西鎌尾根:左俣岳あたりでザレて滑ったら落ちそうな所あり また千丈乗越手前の鎖場の前後は両手が空いている状態が望ましい 穂先:いわずと知れた三点支持の試験場みたいなところ 飛騨沢:浮石が多い 滝谷、白出沢などは過去の記憶と状況が変わっているという話もあります |
その他周辺情報 | 先月の奥穂下山時に続いて「ひらゆの森」利用 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
前日新穂高駐車場着というのは笠ヶ岳に登った時と同じ。はじめは「暑い」くらいに感じましたが、日付が変わるころから急激に寒さを感じ、フリースを1枚余分に着込んでやり過ごしました
「6時出発」予定でしたが、目覚めたのは5時15分。結局出発まで約1時間を要し、やや遅れ気味のスタート。
秩父沢、シシウドガ原までは順調でしたが、その後激しい睡魔に襲われましたが我慢して歩きます。
秩父沢あたりで「今日の目的地は鏡平」とおっしゃっていたお姉さま方も目標の11時前に到着。ここで槍を見ながらお弁当食べて帰るんだそうです。贅沢な時間の使い方ですよね。
弓折中段手前で眠気に負けて岩に座ったままひと眠り。日差しがあって10月とは思えないぐらい暖かでした。
弓折乗越まで来ると初日の登りはほぼおしまい。当初の予定では時間があれば双六岳迄行こうと思っていましたが、双六に雲がかかり始めたこともあり、この時点でどうでもよくなってしまいました。
初日の宿は双六小屋。水が豊富で、トイレも足踏み式ながら水洗。使用済みペーパーも流していいなんて、山小屋標準ではありません。時間に余裕があったので食事までは談話室でチビチビやりながらほかの方ともお話ししたいました。「帰り道の立ち寄り湯をどこにしたらいいか?」とか。
部屋は平場の6人部屋。地元のちょっと先輩の方と、あとは香港から来た二人の若者の4人利用です。同室の方の話では「西鎌尾根は千丈乗越からがきついよ」と脅されました。
2日目は西鎌尾根を行くだけなので、ゆっくり暖かい朝食を頂いてからのスタート。そとは冷え込んでおり、体感零度。小屋の外のテーブルは霜がおり、足元も霜柱。
樅沢岳の登りは日陰で寒い。標高を上げるに従い、薬師、野口五郎、さらには剱など黒部源流域を取り囲む秀峰が姿を見せてくれます。そして正面に槍。こういう歩きができるのが西鎌の魅力ですね。
きついと脅された千丈乗越から先も一歩一歩歩けばそれほどでもなく、むしろ対向する皆さんに「今日は人が少なくて、しかも眺望もいいですよ」と声をかけていただき、何とか休憩込みでコースタイム内で小屋到着。早速登った穂先からは雲が上がってきながらも周辺の穂高、常念だけでなく南アルプスさらには頂上部だけですが富士も確認できました。人も少なかったので、気づいたら30分以上にもなりました。
小屋に下りて宿泊手続きしてもまだ時間があったので、中岳方向に歩きましたが、寒くなってきたので大喰岳までで戻ってきました。
その後談話室で双六小屋からずっと同じ行程のかたとお話し。北アルプス・南アルプスの沢を登るとのことで、昨年登った聖岳のゴンドラが今年は流されてすでに無くなっているとか聞いて、衝撃です。渡渉は可能らしいのですが、雨の直後は水量が多い間は渡渉が難しく、椹島の林道通行止めも相まって、南アルプスは難度が高くなりますね。
・・・・その後 聖岳の状況を確認しました。私が渡った西沢渡のゴンドラは、「10月初めに通過した」というレコを確認しました。未確認情報を右から左に流してしまい、申し訳ありません。・・・・
最終日のご来光は常念の左から。富士も南アルプスもしっかり望め、満足です。
下山は飛騨沢。当初の予定は上高地に下りることにしていたのですが、その後の移動も考えて変更しました。
前日談話室でいろいろな山談義をした方ともうひと方同宿の方の3人でまるで「3人パーティー」のように下山。長い林道歩きも退屈しないでよかったです。ありがとうございました。
最後に駐車場に行くときに先行の方とお話ししていたら、双六小屋の談話室でご一緒した方(ご夫婦)と分かり、びっくり。「どこの温泉に行くことにしましたか?」と聞かれ「ひらゆの森」とお答えしました。こんなこともあるんですよね。
今シーズン最後のアルプス山行は充実でした。
そして、西鎌尾根、お勧めです。
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