ユキノシタ(ゆきのした) / 雪の下, 虎耳草, 鴨脚草, 鴨足草, 金糸荷, イドクサ, キジンソウ, ミミダレソウ等
最終更新:2023-09-10 23:48 - jj1xgo
基本情報
本州から四国・九州まで、薄暗く湿った場所に自生する。根出葉は束生し、長さ3〜10cmの柄がある。葉は腎円形で、基部は心形。表面は暗緑色で、脈に沿って白斑がある。また葉や茎には、赤褐色の粗い毛が生える。開花期は5〜7月で、株元から伸びた30cmほどの花茎に白色の小さな花が咲く。名前の由来には諸説あるが、葉の上に雪が降り積もったように花が咲くことよるとするのが一般的。花びらは5枚あるが不揃いで、上の3枚が小さく、下の2枚が大きい。上の3枚は薄いピンク色で赤紫色の斑点があり、近くで見ると美しい。
かつては家庭の常備薬のような存在で、生葉の絞り汁を子供のちょっとした風邪やひきつけに用いた。また葉や茎には解毒作用のあるベルゲニンという成分が含まれ、切り傷、腫物、しもやけ、あせも、ニキビなど皮膚の炎症等を鎮める効果がある。
肉厚の葉には特有の苦みがあるものの、天婦羅、和え物、御浸しなどで食用される。
かつては家庭の常備薬のような存在で、生葉の絞り汁を子供のちょっとした風邪やひきつけに用いた。また葉や茎には解毒作用のあるベルゲニンという成分が含まれ、切り傷、腫物、しもやけ、あせも、ニキビなど皮膚の炎症等を鎮める効果がある。
肉厚の葉には特有の苦みがあるものの、天婦羅、和え物、御浸しなどで食用される。