ワラビ(わらび) / 蕨
最終更新:2022-08-17 23:35 - jj1xgo
基本情報
日当たりのよい草地などで見られる高さ1mになる夏緑性のシダ。春の若芽を山菜として食べるが、十分にアク抜きをする必要がある。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
ワラビ(蕨、学名: Pteridium aquilinum subsp. japonicum)はシダ植物の1種。コバノイシカグマ科。かつてはイノモトソウ科に分類されていた。草原、谷地、原野などの開けた日当たりのよいところに群生している。酸性土壌を好む。山菜のひとつに数えられている。新芽は、ワラビナ、サワラビともよばれる。春から初夏にまだ葉の開いてない若芽(葉)を採取しスプラウトとして食用にするが、この若芽は毒性があるため生のままでは食用にできない。伝統的な調理方法として、熱湯(特に木灰、重曹を含む熱湯)を使ったあく抜きや塩漬けによる無毒化が行われる。また、根茎から取れるデンプンを「ワラビ粉」として伝統的に精製し市場に出荷されているが、とれる量が少なく(原料のわらびの根の重量比約5-6%しか取れない)製造に手間がかかることから、生産量が少ない貴重品となっている。
この名は同時にシダ類の代表的な名として流用され、たとえばイヌワラビ、クマワラビ、コウヤワラビなどがある。また、アイヌ語でもワラビを「ワランビ」「ワルンベ」などと呼称しており、日本語由来の言葉と考えられている。