鶏冠山 道の駅みとみ発ピストン 第三岩峰攻略
- GPS
- 09:17
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,422m
- 下り
- 1,419m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 9:16
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所ばかり。 |
写真
感想
奥秩父山塊随一のクレイジーマウンテン、鶏冠山。岩場は両神山や妙義山より少ないが、危険な香りは負けていない。痺れるような岩登りが楽しめる。
道の駅みとみを出発して50分ほどで鶏冠谷出合に着く。ここまではほぼ平坦のハイキングコースだが、渡渉して山の中に入って行くと徐々に勾配が増していき、間もなく鶏冠尾根に入ると一直線の急登が始まる。登り切るまでの1時間は休みながら行こう。
一旦は勾配が緩むが、今度は手足を使わないと登れない壁のような急登が出てくる。岩登りの準備運動になるので良いのだが、岩峰に辿り着くまでに結構疲れてしまう。空が近くなり、そろそろ稜線に出るだろうというところで、木の根っこを掴みながら急登を登り切ると第二岩峰が登場する。この時はここが第一岩峰だと思っていたが、チンネノコルにある左側の岩峰が第一岩峰のようだ。その巨大な岩は見た感じでは登れそうでは無かったが。
第二岩峰は12mのくさりと絵地図に書かれている。もちろんいつものように、鎖は一切使わず登りたい。ホールドは充分だが、左側が切れ落ちていることもあって上の方はそこそこの高度感がある。慎重に登り切ると第三岩峰までは両側が切れ落ちた岩の上を歩いたり、表妙義の金洞山ほどでは無いものの緊張感のある稜線歩きが楽しめる。その間には短い2本の鎖が登場する。1本目の上部は背後が切れ落ちていて、ここもそこそこの高度感があって楽しめる。しっかりと岩を掴んで慎重に行けば大丈夫。
第三岩峰の直前の樹林帯の中で何かが跳ねたと思ったらニホンカモシカ発見!黒斑山で遭遇して以来で嬉しい。写真を撮っている間に坂を駆け下りて行った。
11時36分、出発から約4時間かかって第三岩峰に辿り着く。レコで拝見した通りの恐ろしさ。動画では淀みなく一気に登っている人がいたが、自分にそれは無理だろう。いざという時に掴める鎖が無いので緊張感は他の鎖場とは比較にならない。二子山の西岳と同じような緊張感だが、こちらの方が難易度高め。
ワンステップ登るたびにホールド、ステップを確認しながら登るが、特別なテクニックは必要ないと思う。何より自分は特別なテクニックなど持ち合わせていない。特に手足が長くなくても次のホールドに届くので、必要なのはちょっとした経験と度胸くらいかな。両神山の鎖場で練習してくれば多分大丈夫。後で確認すると15分くらい掛けて登ってる。急ぐ必要な無い。
第三岩峰のピークは岩峰を登り切ってから数分歩く。見逃しやすいので要注意。山梨百名山の標柱も山頂ではなく何故かここにある。その後にスライドした男性が山頂に標柱が無いと不満を言ってた。第三岩峰を巻いてしまうと見つからないのだ。いじわるか?
鶏冠山の山頂はさらにここから25分くらい樹林帯の中を歩き、12時40分、出発から5時間掛かり鶏冠山山頂とうちゃく〜。
ここで柿の種を食べながら15分ほど休憩して下山開始。第三岩峰を登って満足していたが、これから第二岩峰や名無しの鎖を下りなければ帰れない。ここまできたら最後まで鎖を掴まずに行きたい。下をのぞき込んで足場を確認してから集中して下りる。やはり登りより緊張する。鎖場以外にも急斜面が何か所かあって鶏冠尾根出合まで気が抜けない。尾根の下りは転ばない程度に急いで無事に鶏冠谷出合まで下りてきた。
ここの綺麗な水で顔や足を洗って一休みしてからのんびりと道の駅みとみに戻った。
鶏冠山は評判通りの危険地帯だが魅力あふれる山だった。
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