葉山
コースタイム
- 山行
- 1:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:10
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ブナ枯れとナラ枯れに侵されてしまった「葉山」がずっと気になっていました。里からはまるで紅葉しているように見え、その範囲が日増しに拡大しているように見えたからです。この日は運動会で賑やかな麓の幸生集落から見える茶色に染まった山は不気味なブラックホールのようでした。
「十部一登山口」には2台の先客があり、いつものようにゴクリと水分を補給してから歩き始めました。空は快晴で「月山」などすぐそこにある感じ。「念仏ヶ原」のも草紅葉も大分進んでいるようです。「まっと沼」で稜線に取り付く頃には、気持ちよい涼風が汗だくの体を冷やしてくれました。赤い実をつけたゴゼンタチバナが楽しい「シャクナゲ平」、「ドウタン坂」を登り上げ、あっけなく「葉山神社」に到着。白磐大権現に拝礼した後、誰もいなかったのでダラダラのインナーシャツを脱いで乾し、ザックをデポして山頂に足を進めました。
「お田代」から先はかなり危険な崖だったので、今春に新道を開削し、山頂も寒河江市側を刈り払いしたおかげで眺望がすこぶる良くなりました。幕営できるぐらいのスペースも確保され来年あたり天幕を担いで泊まりたいものです。山頂で知り合った親子連れを「大ツボ石」まで誘って、オヤマリンドウ、ハクサンシャジン、エゾシオガマ、イワウメなどの花々を紹介しました。
「葉山神社」まで戻りラーメンを煮ていたら、団体さんが3つもバッティングしてすごいことになってしまったので、「山頂の方が広いですよ」と案内したら15名ほどの団体が移動してくれました。神社の裏の石ベッドで1時間以上も寝ている間に団体さんもいなくなり、一人静寂の中に取り残されていました。
とてもすばらしい天気で南は「安達太良山」、「磐梯山」、北は「栗駒山」、「焼石岳」が姿を見せてくれました。遠い山が見えるということは、もう夏山ではなくなったということです。あと3週間で「ドウタンの葉山」の稜線は赤く激しく染まり、来月初旬には錦の絨毯を求めてさらに多くのハイカーが登山道に群れるハズ。それだけこの山の秋は愛されているのです。
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