記録ID: 3451260
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山滑走
剱・立山
【過去レコ】2004/5/15 釜谷山 釜谷滑降
2004年05月15日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 3,265m
- 下り
- 3,263m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:15
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 13:45
コロカ禍の始まった2020年2月以降、県内の低山をウロウロするだけで充実した登山ができない。そこで過去の登山の中から思い出に残った山行をボチボチと投稿している。
2004年当時は山スキーに熱中していた頃である。未滑降のルートを成功させるためには危険を顧みることもなく、また、登山中に死ぬかもしれないなんてことは全く心配もしていなかった。先鋭的な登山を引退した今となってはとても当時のような登山をしようとは思わないし、出来もしない。2021年8月21日
以下過去の記録から転記
---------------------------------------------------------------
2004年度の片貝川流域集中山行の第四弾は、釜谷滑降。標高1500mの連瀑帯が突破できず毛勝山まで登り返さなければならなかった。高低差3000mを超える超ハードな一日だった。
4:40 南又発電所
南又谷林道は南又発電所まで除雪されていた。これより先、スキーを担いで歩く。MTBがあると便利だが、今回、MTBは阿部木谷にデポしてきた。
5:40 鬼場倉
林道終点から南又谷へ降りる。この付近の雪渓は割れていたが、左岸が通行できた。釜谷出合を過ぎてシール歩行に切り替える。
8:15 猫又谷のコル(標高2190m)
猫又谷は、下部から見上げると急峻な谷に見えるが、実際に登ってみるとそれほど厳しくはない。猫又谷上部は落石で少し荒れていた。落石の危険から身を守るため、危険地帯は、休まず一気に登り切る。コルに到着すると大日連山から剣岳、赤谷山、そして遠くに後立山が望めた。
9:00 猫又山
稜線上は所々地面が出ていたが、小黒部谷側の残雪を拾って登る。残雪が無い所は、薄く刈られた踏み跡と辿るとよい。途中、スキーアイゼンを落としてしまい、これを見つけるのに手間取った。
9:55 釜谷山
猫又山を越えてすぐの岩は、釜谷側の巻き道を利用する。一旦、釜谷山から毛勝山方面に下り、標高2286mのコルから釜谷へエントリーする。
10:40 釜谷滑降開始(標高2286m)
源頭部には雪がなく、コルから数十m藪を漕がなければならなかった。
10:55 釜谷滑降終了(標高1514m)
上部は、落石で少し荒れていたが、快適な斜面であった。標高1900m付近で谷は狭くなる。途中、雪がパックリと口を空けていたりするので、気を引き締めて滑る。釜谷の核心部は、標高1500m付近の連瀑帯にある。下から2段30m、続いて15m滝となるが、完全に雪が切れていて、スキーでの滑降は不可能であった。
12:40 釜谷登り返し開始(標高1514m)
スキーを外して滝の突破を試みた。15m滝は下ることが出来たが、2段30mは、兼用靴にスキーを背負った状態では、とても下ることが出来ない。仕方ないので、釜谷を登り返すことにしたが、今度は15m滝が登れなくなり進退両難。結局、左岸のブッシュから高巻いたが、長いスキーを背負っての密なヤブ漕ぎに1時間以上費やした。
15:15 釜谷のコル(標高2286m)
釜谷源頭もヤブ漕ぎ。
15:35 毛勝南峰
15:45 ボーサマ谷のコル
前傾姿勢がとれない程に足が疲れていた。とりあえず体力を温存して滑る。
16:00 阿部木谷標高994m
先週よりも雪が少なくなっていたが、最終堰堤(標高1030m付近)まで、スキーで下れた。
16:35 阿部木谷標高790m
釜谷が下れないときの事を考えて、阿部木谷にデポしておいたMTBが役立った。
18:05 南又発電所
足が疲れていたので、ほとんどMTBを押し歩かなければならなかった。南又発電所に到着したときは、疲労困憊していた。高低差3000mを超えるハードな一日だった。
山行メモ
釜谷の連瀑帯で身動きが取れなくなると困ったことになる。今回、ロープを持ってこなかったのが失敗であった。
(2006年4月29日追記 釜谷滑降に成功した)
2004年当時は山スキーに熱中していた頃である。未滑降のルートを成功させるためには危険を顧みることもなく、また、登山中に死ぬかもしれないなんてことは全く心配もしていなかった。先鋭的な登山を引退した今となってはとても当時のような登山をしようとは思わないし、出来もしない。2021年8月21日
以下過去の記録から転記
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2004年度の片貝川流域集中山行の第四弾は、釜谷滑降。標高1500mの連瀑帯が突破できず毛勝山まで登り返さなければならなかった。高低差3000mを超える超ハードな一日だった。
4:40 南又発電所
南又谷林道は南又発電所まで除雪されていた。これより先、スキーを担いで歩く。MTBがあると便利だが、今回、MTBは阿部木谷にデポしてきた。
5:40 鬼場倉
林道終点から南又谷へ降りる。この付近の雪渓は割れていたが、左岸が通行できた。釜谷出合を過ぎてシール歩行に切り替える。
8:15 猫又谷のコル(標高2190m)
猫又谷は、下部から見上げると急峻な谷に見えるが、実際に登ってみるとそれほど厳しくはない。猫又谷上部は落石で少し荒れていた。落石の危険から身を守るため、危険地帯は、休まず一気に登り切る。コルに到着すると大日連山から剣岳、赤谷山、そして遠くに後立山が望めた。
9:00 猫又山
稜線上は所々地面が出ていたが、小黒部谷側の残雪を拾って登る。残雪が無い所は、薄く刈られた踏み跡と辿るとよい。途中、スキーアイゼンを落としてしまい、これを見つけるのに手間取った。
9:55 釜谷山
猫又山を越えてすぐの岩は、釜谷側の巻き道を利用する。一旦、釜谷山から毛勝山方面に下り、標高2286mのコルから釜谷へエントリーする。
10:40 釜谷滑降開始(標高2286m)
源頭部には雪がなく、コルから数十m藪を漕がなければならなかった。
10:55 釜谷滑降終了(標高1514m)
上部は、落石で少し荒れていたが、快適な斜面であった。標高1900m付近で谷は狭くなる。途中、雪がパックリと口を空けていたりするので、気を引き締めて滑る。釜谷の核心部は、標高1500m付近の連瀑帯にある。下から2段30m、続いて15m滝となるが、完全に雪が切れていて、スキーでの滑降は不可能であった。
12:40 釜谷登り返し開始(標高1514m)
スキーを外して滝の突破を試みた。15m滝は下ることが出来たが、2段30mは、兼用靴にスキーを背負った状態では、とても下ることが出来ない。仕方ないので、釜谷を登り返すことにしたが、今度は15m滝が登れなくなり進退両難。結局、左岸のブッシュから高巻いたが、長いスキーを背負っての密なヤブ漕ぎに1時間以上費やした。
15:15 釜谷のコル(標高2286m)
釜谷源頭もヤブ漕ぎ。
15:35 毛勝南峰
15:45 ボーサマ谷のコル
前傾姿勢がとれない程に足が疲れていた。とりあえず体力を温存して滑る。
16:00 阿部木谷標高994m
先週よりも雪が少なくなっていたが、最終堰堤(標高1030m付近)まで、スキーで下れた。
16:35 阿部木谷標高790m
釜谷が下れないときの事を考えて、阿部木谷にデポしておいたMTBが役立った。
18:05 南又発電所
足が疲れていたので、ほとんどMTBを押し歩かなければならなかった。南又発電所に到着したときは、疲労困憊していた。高低差3000mを超えるハードな一日だった。
山行メモ
釜谷の連瀑帯で身動きが取れなくなると困ったことになる。今回、ロープを持ってこなかったのが失敗であった。
(2006年4月29日追記 釜谷滑降に成功した)
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
過去の記録です。現在は谷の状態も変わっているので参考になりません。 |
写真
装備
備考 | 登攀具 |
---|
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