毛勝山(ボーサマのコルでテント泊)まさに修行
- GPS
- 13:06
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,969m
- 下り
- 1,972m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:26
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
お金をかけずに残雪テント泊できる山を探してたら
富山県の毛勝山に決定
先週のレコを読んでいると沢の渡渉があるとか?
渡渉のイメージができないまま本番に突入
運が良いことに若者2人と沢で出会いその方が「こっち、こっち」と渡渉の場所を案内してくれる。見ると堰堤の際ではないか!水量もある。私の脚力では飲み込まれて堰堤から真っ逆さまである。2人はザイルで渡ったみたいだが私は無し「絶対無理」堰堤から落ちてそのまま日本海へ沈むことになりかねない
何とか重さ10キロのザックを背負ったまま大岩から中岩へジャンプして最初の渡渉は完了した。幸い膝へのダメージもなく着地できたが、これも後で考えたら無茶をしたもんだ。自分怖すぎ
今回の道のりの半分以上が広大な貸切雪渓でした。空も青空
とっても気持ちの良いソロ雪渓ハイク
でもそれを一転させたのが落石( ゜Д゜)
三又を過ぎた辺りで200mほど上にいた2人が叫んでくれた
下を向いて歩いていた私は気づいて前をみると不気味な音をたてて落石が
シュルシュルシュル!!雪煙を上げながら真っすぐ私まで滑って来る
吸い込まれるように私に迫ってくる。
一瞬考えた「 直前で避けよう」直前で方向が変わることだって確率的にあることだ。それで運悪く衝突したら無傷ではいられないであろう。
結果、私の横1mを通過していき雪煙の衝撃波だけ全身にかぶった。
耳の穴にまで雪が入った勢いであった。
この精神的ショックがルンゼの斜度50度といわれる恐怖と合い重なってほぼ頭の中はパニック寸前
体力的にも限界が近づきカラータイマーが鳴りっぱなし
何とかボーサマのコル手前のハイマツを乗り越え宿泊地に到着
出迎えてくれたのは先ほどの若者2人
がっちり握手をして彼の飲みかけのスーパードライを飲ませてくれた
51歳の爺に何と嬉しいことだろうか!
その歓喜をエネルギーにし、テントをフラフラになって設営した
設営後はテント内で水造り、今回は軽量化を考えペットボトル2本で登頂
飲料はゼロ、なので雪を溶かして水造り。
景色は二の次でした。
やっと事をなした後、辺りは日が落ちてきて富山湾の夕日
その夕日を見て緊張の糸が切れたのか嗚咽
この瞬間が今回の毛勝山の全て
富山湾に浮かぶ夕日
生涯忘れられない美しさでした。
コメント
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この山行中に出会ったAndyさんのレコから飛んできました。
渡渉に落石(落雪?)ほんとうにこわかったと思います。
運が味方してくれましたね。
緊張の糸が切れたのか嗚咽、、すごくわかります。
とにかく無事に下山できてよかったですね。
お疲れさまでした。
コメントありがとうございます
Andyさん達がいなかったら途中で引き返したと思います。めっちゃフランクで山旅ってこれだから楽しいです。ソロは気楽だけど今回のようなスリリング&嗚咽がtomokofishさんに同感してもらえて嬉しいです☺️
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