記録ID: 3452760
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山滑走
剱・立山
【過去レコ】2006/4/29 釜谷山 釜谷滑降に成功
2006年04月29日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 2,271m
- 下り
- 2,256m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:37
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 9:55
コロカ禍の始まった2020年2月以降、県内の低山をウロウロするだけで充実した登山ができない。そこで過去の登山の中から思い出に残った山行をボチボチと投稿している。
この谷の滑降は2004年に挑戦したが標高1500mの連瀑帯が突破できず死にそうな目にあった。その後、2006年に再挑戦して成功した。
以下過去の記録から転記。2021年8月21日
---------------------------------------------------------------
2006年度の片貝川流域集中山行の第ニ弾は、釜谷山からの釜谷滑降。2004年にも釜谷の滑降に挑戦したが、そのときは標高1500mの連瀑帯が突破できず、危険極まりない地獄のような登り返しを余儀なくされた。今回、登攀具一式を準備して、万全の態勢で臨んだが、今年は残雪が豊富にあり、あっけなく核心部を通過できた。
5:21 片貝第二発電所
片貝第二発電所前のゲートは固く閉じられていた。例年、ゴールデンウイーク前に通行止めが解除されるのだが、今年は遅い。簡易バイクにまたがり、南又谷出合を目指す。ここまで、林道の除雪は完了していた。
5:35 南又林道入口
南又林道の除雪は始まっていない。先週はこの林道を利用して大明神山へ登ったが、一週間で雪解けがずいぶんと進み、林道の雪は切れ切れになっていた。
6:57 南又発電所
土倉谷手前では片斜面の残雪に神経を使う。更に南又林道終点まで進む。
8:12 釜谷出合
林道終点で南又谷へ降りる。この付近の残雪は充分あり、スキー歩行に全く問題ない。標高1092mで谷は猫又谷と釜谷に分かれる。釜谷出合を観察しても雪渓の雪割れは全く見られない。
11:59 猫又山と釜谷山の鞍部
先週の降雪で雪渓は真っ白。とても残雪期とは思えないような風景が広がっている。猫又谷に入り、標高1500mで左又に進む。通常、右又を利用して猫又山へ登るのだが、今回、猫又山はパスして、直接、釜谷山を目指す。左又はデブリで少し荒れている。徐々に斜度がきつくなり、途中でアイゼン歩行に切り換える。通常の装備に加えて、登攀具とスキー一式を背負うとずっしりと重く、足腰にくる。雪面の落とし穴に四苦八苦、ジリジリと高度を上げる。やっとの思いで鞍部に到着。毛勝山や剣岳、遠くに後立山の雄大なパノラマが広がる。すでに疲労困憊の体。
釜谷山 12:53―13:11
山頂は風があって、肌寒い。そそくさとスキーの準備を整えて滑降に移る。先週の大明神山登山の際に釜谷山の斜面を詳細に観察したのだが、そのときは山頂から谷底まで雪が繋がっているように見えた。少し不安が残るが山頂からの滑降に挑戦する。山頂付近は先週の降雪が充分に結合していなかったために、雪崩れの危険が少しあった。充分に注意して滑る。今日の雪は手強いベタ雪であった。強引にターンに持っていかなければならず、体力の消耗が激しい。デブリは少なく、それなりに快適な滑降を楽しめる。暫くして、標高1500m付近の連瀑帯に到着する。下部の滝(爆笑の滝)が一部見えているだけで、ほぼ全体が充分な残雪に覆われている。これならロープを使う必要は全くない。あっけなく連瀑帯を通過した。核心部を越えると、広い谷となる。雪質が良ければ、楽しいスキーになるのだが、今日の雪質では如何ともし難い。
15:03 南又林道入口
あとはバイクで下るのみ。
15:46 片貝第二発電所
念願叶って、釜谷滑降に成功した。釜谷山頂から猫又谷までスキーを外すことなく滑降できる機会は滅多にない。とても満足。
山行メモ
釜谷の連瀑帯が雪で埋もれていることは稀である。釜谷の連瀑帯で身動きが取れなくなると困ったことになる。ロープは必携のこと。
この谷の滑降は2004年に挑戦したが標高1500mの連瀑帯が突破できず死にそうな目にあった。その後、2006年に再挑戦して成功した。
以下過去の記録から転記。2021年8月21日
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2006年度の片貝川流域集中山行の第ニ弾は、釜谷山からの釜谷滑降。2004年にも釜谷の滑降に挑戦したが、そのときは標高1500mの連瀑帯が突破できず、危険極まりない地獄のような登り返しを余儀なくされた。今回、登攀具一式を準備して、万全の態勢で臨んだが、今年は残雪が豊富にあり、あっけなく核心部を通過できた。
5:21 片貝第二発電所
片貝第二発電所前のゲートは固く閉じられていた。例年、ゴールデンウイーク前に通行止めが解除されるのだが、今年は遅い。簡易バイクにまたがり、南又谷出合を目指す。ここまで、林道の除雪は完了していた。
5:35 南又林道入口
南又林道の除雪は始まっていない。先週はこの林道を利用して大明神山へ登ったが、一週間で雪解けがずいぶんと進み、林道の雪は切れ切れになっていた。
6:57 南又発電所
土倉谷手前では片斜面の残雪に神経を使う。更に南又林道終点まで進む。
8:12 釜谷出合
林道終点で南又谷へ降りる。この付近の残雪は充分あり、スキー歩行に全く問題ない。標高1092mで谷は猫又谷と釜谷に分かれる。釜谷出合を観察しても雪渓の雪割れは全く見られない。
11:59 猫又山と釜谷山の鞍部
先週の降雪で雪渓は真っ白。とても残雪期とは思えないような風景が広がっている。猫又谷に入り、標高1500mで左又に進む。通常、右又を利用して猫又山へ登るのだが、今回、猫又山はパスして、直接、釜谷山を目指す。左又はデブリで少し荒れている。徐々に斜度がきつくなり、途中でアイゼン歩行に切り換える。通常の装備に加えて、登攀具とスキー一式を背負うとずっしりと重く、足腰にくる。雪面の落とし穴に四苦八苦、ジリジリと高度を上げる。やっとの思いで鞍部に到着。毛勝山や剣岳、遠くに後立山の雄大なパノラマが広がる。すでに疲労困憊の体。
釜谷山 12:53―13:11
山頂は風があって、肌寒い。そそくさとスキーの準備を整えて滑降に移る。先週の大明神山登山の際に釜谷山の斜面を詳細に観察したのだが、そのときは山頂から谷底まで雪が繋がっているように見えた。少し不安が残るが山頂からの滑降に挑戦する。山頂付近は先週の降雪が充分に結合していなかったために、雪崩れの危険が少しあった。充分に注意して滑る。今日の雪は手強いベタ雪であった。強引にターンに持っていかなければならず、体力の消耗が激しい。デブリは少なく、それなりに快適な滑降を楽しめる。暫くして、標高1500m付近の連瀑帯に到着する。下部の滝(爆笑の滝)が一部見えているだけで、ほぼ全体が充分な残雪に覆われている。これならロープを使う必要は全くない。あっけなく連瀑帯を通過した。核心部を越えると、広い谷となる。雪質が良ければ、楽しいスキーになるのだが、今日の雪質では如何ともし難い。
15:03 南又林道入口
あとはバイクで下るのみ。
15:46 片貝第二発電所
念願叶って、釜谷滑降に成功した。釜谷山頂から猫又谷までスキーを外すことなく滑降できる機会は滅多にない。とても満足。
山行メモ
釜谷の連瀑帯が雪で埋もれていることは稀である。釜谷の連瀑帯で身動きが取れなくなると困ったことになる。ロープは必携のこと。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
過去の記録です。現在は谷の状態も変わっているので参考になりません。 |
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