樽前山
- GPS
- 02:57
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 576m
- 下り
- 577m
コースタイム
- 山行
- 2:29
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 2:47
天候 | 曇り 微風・弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されていて、危険箇所は特に見られなかった。火山なので全般的にざれたところが多く、滑り易いところもあったので、その点は要注意か。また、風向きにより噴気が登山道上にも当たるので、その点は座って休憩などせず、なるべくさっさと歩いたほうが良いと思われる。 |
写真
感想
7合目の駐車場には11:10頃に到着。平日だし余裕だろうと思ったが、駐車場はほぼいっぱい。なんとか駐められたがギリギリだった。空港からコンビニに寄っただけでどこにも寄らずにレンタカーを飛ばしてここまで来たので、準備も食事も着替えも何もしていない。ザックにパッキングさえしていない。小さい虫が飛び回り気になったが、その中で食事と準備をする。11:40になんとか全て完了し、トイレに寄ってから行動開始。
7合目付近は標高700メートル弱で、酷暑の関東と比較したら十分涼しく快適だが、それでも歩き始めるとやはり暑い。樹林帯歩きなので風がなく蒸し暑い。これでは本州の登山とあまり変わらないと思ったが、しばらくすると風が当たるようになり涼しさを感じるようになった。そしてさらに進んで樹林帯の外に出ると、苫小牧方面の町並みや、支笏湖が目に入るようになった。もちろん太平洋も見える。空は曇天でいまいちだったが高曇りなので眺望は良い。正午前の気温が高い時間からの登山なので、むしろ少し曇っていたほうが涼しくて歩き易い。またこの時間だと下りの登山者のほうが多いので、登りの場合はほとんどの場合で譲ってもらえる。悪くないペースで歩ける。
出発から30分ほどで外輪に到達。立派な溶岩ドームが見えるようになる。これを見に来た。これが見たかった。樽前山訪問は実は今回が二度目だが、最初は25年ほど前で、記憶はほとんどない。山頂まで行ったのは間違いないし写真も残っているが、どこをどう歩いたのかは全く覚えていない。なので、2度目とはいえ全く初めてのような新鮮な気持ちで歩くことができる。今日は外輪に達したらとにかく一周するつもりでいたが、Zさんの提案で反時計回りで歩くことにし、最初に最高点の東山へ行くことにした。外輪に出るまでは風はそれほど強くはなかったのだが、ここに至るとかなりの風に感じられた。とはいえ登りで暑かった体を冷ますのにちょうど良く、歩いている分には寒さを感じることは全くなかった。8月後半なので、気温も十分高いのも一因だろう。12:20に東山に到着。ここが最高点のためか、先客が多数。スニーカー姿の観光客も見える。人が多く密になるのを避けるため、写真のみ撮影したら先に進む。案の定戸いうべきか、東山の先へ行くとほぼ人通りはなくなった。極端である。適当なところまで歩き、風の凌げるところで座って休憩。水分を取り、持参したパンとおにぎりを食べる。眼下には支笏湖が広がり、良い景色。原生林のような樹海が広がっていて、このあたりが本州の山とは異なる雰囲気を持っていた。本州であれば何らかの人工物が見えるところが多いが、ここは人工物も見えるものの、その間の樹林帯が広くて手つかずのように見える。実際のところ本当に手つかずかどうかまでは分からないが。
休憩後も反時計回りに歩く。風不死岳方向へのコースを見送ると、溶岩ドームが迫力を持って見えるようになる。樽前山の標高は1000メートル程度に過ぎないが、標高の多寡は景観善し悪しには関係ないと改めて思えた。そしてこのあたりからは足下には紫色の花があちこち見えるようになってきた。7月などの花の時期であればもっと色々咲いているだろうが、9月もあと数日の今日の段階では、少しでも高山植物が見られれば十分だと思った。西山への緩い登りをこなしてピークへ13:20に到達。火山の観測設備が設置してあった。ここでも風を避けつつ座って少し休憩をとる。しかし風が強いので長居はせずに下りにかかる。西山からの下りは風向きの関係で噴気が飛んでくるため、硫黄臭もするように。あまりゆっくりのんびり歩きたい場所ではないように思えた。風が向かい風になりペースを上げて歩くわけには行かないが、あまり何度も立ち止まらずに進む。最後に外輪一周のところまで到達し、溶岩ドームを見納めしてから下りにかかる。この先は下り一辺倒だが、歩き始めるとまた支笏湖が見え、最後の最後まで景観の良いコースが続いた。とはいえ樹林帯に入るとさすがに眺望はないし、なによりむしむししていて暑かった。駐車場には14:20に到着。眺望が良く、なかなか楽しい2時間40分だった。また来たいくらい。出発時ほぼ満車だった駐車場は、空きが目立つようになっていたが、それでもこれから登るのか、到着しているクルマも数台見られた。東山までなら往復2時間程度だろうから、15時頃から歩き始めても特に問題なく明るい時間に戻って来られるのだろう。夜行登山にして町の明かりを見るのも楽しいかもしれない。後片付けをした後次の目的地へ向けて出発。
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