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Yamareco

記録ID: 3516071
全員に公開
沢登り
東北

【虎毛】役内川ワルイ沢遡行〜赤湯又沢左俣下降〜春川ダイレクトクーロワール遡行〜役内川ツブレ沢下降

2021年09月03日(金) ~ 2021年09月05日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
27:13
距離
33.2km
登り
1,830m
下り
1,828m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:26
休憩
0:00
合計
6:26
9:45
386
スタート地点
16:11
宿泊地
2日目
山行
8:59
休憩
0:34
合計
9:33
8:03
350
宿泊地
13:53
14:27
189
17:36
宿泊地
3日目
山行
10:43
休憩
0:33
合計
11:16
6:07
322
宿泊地
11:29
11:55
0
11:55
11:55
40
12:35
12:42
281
17:23
ゴール地点
天候 1日目晴れ、2日目雨、3日目小雨→曇り
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地理院地図の破線の堰堤工事用道路跡地に少しだけ入ったところに駐車。1台程度駐車可能。車で入れる距離は短いので舗装道路に停めて歩いても良い。
ワルイ沢の悪い11m滝:S田が左壁をフリーソロしたのでお助け紐をもらって登攀。kumassiyは流心を残置ゴボウで登攀。
2021年09月03日 10:54撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/3 10:54
ワルイ沢の悪い11m滝:S田が左壁をフリーソロしたのでお助け紐をもらって登攀。kumassiyは流心を残置ゴボウで登攀。
ワルイ沢の綺麗な部分
2021年09月03日 12:10撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/3 12:10
ワルイ沢の綺麗な部分
赤湯又沢の有名な地熱のある幕営適地
2021年09月03日 17:15撮影 by  iPhone 8, Apple
9/3 17:15
赤湯又沢の有名な地熱のある幕営適地
赤湯又沢の脇から上がる湯気
2021年09月04日 08:19撮影 by  iPhone 8, Apple
9/4 8:19
赤湯又沢の脇から上がる湯気
春川の有名な模様
2021年09月04日 14:48撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/4 14:48
春川の有名な模様
増水の影響で現れた美しいナメ滝
2021年09月04日 15:16撮影 by  iPhone 8, Apple
9/4 15:16
増水の影響で現れた美しいナメ滝
増水の影響で現れた美しいナメ滝
2021年09月04日 15:18撮影 by  iPhone 8, Apple
9/4 15:18
増水の影響で現れた美しいナメ滝
美しいナメ滝△詫眥になると減水して美しくなくなっていた
2021年09月05日 06:10撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/5 6:10
美しいナメ滝△詫眥になると減水して美しくなくなっていた
春川の美しいナメ滝帯
2021年09月05日 06:37撮影 by  iPhone 8, Apple
9/5 6:37
春川の美しいナメ滝帯
巻きが超悪かった6m滝と、直登を試みるS田:際どいモンキークライムで巻いた
2021年09月05日 07:46撮影 by  iPhone 8, Apple
9/5 7:46
巻きが超悪かった6m滝と、直登を試みるS田:際どいモンキークライムで巻いた
ダイレクトクーロワールの大ナメ滝:快適に直登
2021年09月05日 09:09撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 9:09
ダイレクトクーロワールの大ナメ滝:快適に直登
ダイレクトクーロワールの二俣:ここは通常は水がないらしい。左に行くのが正解だったようだが右へ行った結果、多少藪があった。
2021年09月05日 10:22撮影 by  TG-830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/5 10:22
ダイレクトクーロワールの二俣:ここは通常は水がないらしい。左に行くのが正解だったようだが右へ行った結果、多少藪があった。
ツブレ沢にもあった特徴的な岩模様
2021年09月05日 15:41撮影 by  iPhone 8, Apple
9/5 15:41
ツブレ沢にもあった特徴的な岩模様
ツブレ沢の幅広美瀑
2021年09月05日 16:14撮影 by  iPhone 8, Apple
9/5 16:14
ツブレ沢の幅広美瀑
遡行図(ツブレ沢・ワルイ沢)
2021年10月01日 15:35撮影
10/1 15:35
遡行図(ツブレ沢・ワルイ沢)
遡行図(春川・赤湯又沢)
2021年10月01日 15:35撮影
10/1 15:35
遡行図(春川・赤湯又沢)

装備

備考 ・ラバーソール適

感想

【計画の経緯】
北又谷が終わって東北へ転進してきて日帰り沢を2本登ったが、S田がどうしても2泊の沢をやりたいというので、天気予報は微妙なものの、評判の良い春川へ行ってみることに。

【山行】
○ワルイ沢遡行
車を停めて腐りかけた橋を渡り、切通しを抜けるとツブレ沢。堰堤工事用道路跡は藪が酷いので適当なところで沢に出て、ゴーロを遡行していくとワルイ沢出合。
序盤から小滝が連続して悪くないと思っていると、核心と思われる11m滝出現。早速kumassiyとS田が別々に取りつき、それぞれ登ったので、エイド不要で濡れないS田のラインでフォローした。すぐの8m滝は左は容易だったが、なぜか右から登ったS田が詰まって無駄に時間がかかった。以降しばらくは概ね平穏な沢となるが、ところどころスラブの側壁もある東北らしく、悪くない。
最後の難所の3段20m滝は、倒木があり見栄えがしなかったが、やや難しいところもある登りで、S田は巻き気味に登っていた。以降は大したものはなく、左岸斜面を登って、軽い藪漕ぎで鞍部へ。

○赤湯又沢下降
赤湯又沢はこれでもかというほど平凡で、ところどころナメはあるものの滝は全然なく、予定していた地熱で有名な幕営地へ。たしかにとても温かいが、湯量は少なく、入浴できるほどではなかったのは残念。とはいえ温泉の雰囲気を満喫できる幕営だった。
2日目は、朝から小雨。相変わらず超平凡な沢を、ところどころ噴気を見ながら下っていくと、最後に小滝があって、虎毛沢に出合う。

○虎毛沢下降
虎毛沢に入って多少綺麗な渓相になったが、とても平坦な沢で、面白みはない。飽き飽きして春川に出合う。

○春川遡行
春川に入っても相変わらずのゴーロで、軌道跡に入って時短を図ったが、藪でむしろ逆効果。ひたすら進むと漸く三滝。ここの景観はなかなか良いが、相変わらずの小雨。
三滝の上からは急に渓相が良くなってくる。ナメやスラブが結構出てきて、有名な亀甲模様も見えるが、雨で水がやや濁っているのは残念。ただ、右岸に美しいスラブ滝が出てきて、これは雨ならではの景観であった。万滝沢出合まで進んでみたが、少し戻った砂地で幕営。夜は雨が強くなることもあり、焚火に苦労したが何とかうまくいった。
朝になると雨は一時的にやんでいて、昨日の美しかったスラブ滝も消えている。万滝沢の先は美しいナメとナメ滝が連続するが、相変わらず天気がすぐれず、水もやや濁っているのは非常に残念。
655mの二俣で左に入ると登れない滝も出てきて、特に6m斜瀑の巻きは、極めて悪いモンキークライムで、印象的であった。

○ダイレクトクーロワール遡行
小雨でもダイレクトクーロワールの出合は伏流だったが、見逃さずに入る。程なくして大ナメ滝が出てきて、快適に直登。通常、この辺りで水は消えるらしいが、雨の影響でその後も水はある。小難しい滝をいくつか越えていくと二俣があり、なぜか水量の少ない右へ入ったところ、少しだけ藪を漕いで山頂に出た。どうも、左が正解だったかも。

○下山
山頂は嵐で、ガスっていて非常に寒い。湿原を堪能することもなく小屋で休憩し、落ち着いたところで下山開始。1016m鞍部まで下ったところでツブレ沢に入ると、意外とナメが多く悪くない沢。等高線の間隔も広いしゴーロばかりかと思っていたので、嬉しい。特徴的な亀甲ナメもよく見られた。
ややこしいゴルジュや高巻きもなく、いつしか雨もやんできて、癒されながら下っていくと、飽きてきた頃に滝場出現。しかし釣師が良く入っているようで、巻き道があり、何の困難もなく降りられた。最後の堰堤も踏み跡を辿って巻き、2日前も歩いたゴーロをひたすら下って、工事用道路跡に向かって適当に登った。最後に道路跡を引き返して車に帰着。

【感想・総評】
今回のルートは、2泊3日で、ワルイ沢はゴルジュ、赤湯又沢は地熱、春川はナメ滝、ダイレクトクーロワールは岩登り、ツブレ沢はナメと、それぞれ特徴のある4つの沢をつないで周回できる、優れたルートだったと思う。しかし、天気に恵まれず、春川の美しさ、虎毛山の良さを十分に味わえなかったため、心残りであった。どうせ何度も行くような沢ではないのだから、もっと条件の良いときに行きたかったというのが正直なところである。

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