湖東・瀬戸山谷支流矢谷〜大長谷


- GPS
- 09:25
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 876m
- 下り
- 871m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス | 奥伊吹スキー場への道を入る。周辺道路脇に幾つか大きな駐車地あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
滝を攻めると時間がかかる(今回はそのコースタイム)が、なかなか面白い。ただし完全なシャワークライミング。ロープは30mがあるとよい。 標高1100m付近から左手の尾根に上がると登山道に出られる(今回のコース)。 下山に登山道を利用する場合、標高750mの支流に導水管の橋がかかるので見過ごさないようにしたい。 逆コースも考えられるが、矢谷を溯行した方が断然面白い。 ヒルがいると聞いていたが、今回は被害なし。 |
写真
感想
今回は珍しく奥美濃のローカル沢 矢谷に行くことに。
この矢谷、ネットで検索するとヤブっぽいけどなかなかの評判で遡行前から期待が高まる。
前夜発で集合場所の道の駅にて車中泊。
早朝、約4.5時間睡眠でちょっと眠い。
早速準備しがてら カップ麺に湯を注ぎ麺を食しその残り汁に冷や飯をぶっこみ朝食とする。
朝はしっかり食べて道中は行動食で済ますのが基本スタイルだ。
全員集合し出発します。
矢谷の入渓地点は奥伊吹スキー場近くであり、このスキー場には3〜4回ほど訪れた事がある。
自宅から距離が近く そこそこ遊べるスキー場だが、いかんせん人が多いのが難点と記憶している。
準備→出発→林道歩き→入渓。
最初が何となくヤブっぽかったので「評判通りだなぁ…」と感じが、先に進みなかなかよさげなナメが現われ「評判通りだな」と調子出てきました。
小滝やナメそしてヤブ(笑)をフリーでサクサク。
水温&10月の割には高い気温であまり寒くなかったからシャワーで突っ込んでみた→さすがに寒くなった(笑)
地図ではかなりややこしい部類のRFと言える。
かなりマメに地図を読むかGPSのお世話になったほうが安心できるだろう。
割と大きな分岐の先から今回の核心(楽しい場所)のナメ滝が連続します。
全体的にヌメリがある。
ナメ+ヌメリと聞くだけでアクアステルス使いは震えあがってしまいます(笑)
そんなときには はい タワシ→フリクション復活で難場を切り抜けます。
ツメに入って少々のヤブコギ後、登山道に合流。
下草はないものの半藪化した笹の廻廊を抜けると山頂 ブンゲン(射能山)に到着。
それまでの藪が嘘のようにナイスな展望地で近くの伊吹山も大きく見える。
下山は北の鞍部から激藪にツッコんでわりとすぐに大長谷に出る。
ロープを出すことはなかったが、悪いところもあるので注意が必要。
取水用のパイプ類が出だしたらそれに沿って作業道が付けられており、それを利用すると早い。
パイプを辿ってスキー場に出て、駐車場を借り切ってドリフトに興じる人たちの「何者だ?」という視線を浴びながら道路を下って駐車地に到着すれば今回の遡行も終了となる。
矢谷、なかなか良い谷であった。
今週はちょっと趣向を変えて、琵琶湖湖東の谷をチョイス。
以前から気になっていた谷ではあるが、標高や山域がローカル谷の趣きいっぱいで、ちょっとばかり私の食指も鈍っていた。
周辺の谷は明らかに"ローカル谷"ばかりである。ただ、北陸のそれとは違って上空の明るさはこちらの方が格段に上である。しかしローカル谷はローカル谷。どこか藪っぽくて、ともすると溯行はある意味熾烈を極めることにもなる。そんな理由から、周辺の谷へはなかなか足が向かなかった。
しかい谷はやはり溯行して、実体験してみないとわからないもの。この矢谷はその典型とも言える谷で、渓相は予想を遥かに凌ぐ。たしかにローカル谷の趣きは拭えないが、現れる滝群は先人の言葉通り豪快秀美だった。
溯行をどうすすめるかは、パーティーの趣向やメンバーの力量によってまちまちである。なので攻めに徹すると溯行は思いの外時間がかかる。今回も標高800m付近から始まる核心部分にロープを延ばしたためにすっかり時間を食ってしまった。
10月にしては気温は高かったが、水流を浴びてすっかり冷え切ってしまった。また上空には青空が見えるものの、とうとう日差しは谷には降りてこなかった。
標高1100mから進路を左に取り、周辺山域では特有の低い笹藪を漕ぐと大長谷からの登山道に飛び出した。そこから山頂までは一足投の距離だった。
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