天ヶ岳 大原バス停 - 寂光院 - 天ヶ岳 - 鞍馬駅


- GPS
- 06:20
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 739m
- 下り
- 734m
コースタイム
8:55 寂光院
10:00 寂光院発
12:25 天ヶ岳山頂
15:00 鞍馬駅
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道迷いは要注意数箇所あり |
写真
感想
今日は始発バスで入った大原バス停から天ヶ岳を目指します。
バス停から15分程度の寂光院に1時間ほど立ち寄り。
山に入る前に心静かになれた気がします。
寂光院を経て天ヶ岳から鞍馬に出る道は、かつて修行僧が比叡山から鞍馬寺に抜けた古くからの信仰と歴史の道。
遅い夏休みで京都入りして早速の禊コースです。
寂光院を出てしばらくすると、ゲートを越えるところに熊注看板もあります。
天ヶ岳と焼杉山の分岐で天ヶ岳側に入ると、途端に道が心細く。。
肩幅も無い狭い道を進んで、しばらく進むと道が土砂崩れで寸断されてます。
この先に道が続いているかもしれないので、歩けそうなところに入って先の道を探しますが、それらしい踏み跡もありません。。
しょうがないので引き返す事に。
暫く戻ると、あっ、それっぽい別の道発見。
正しいルートに戻れたようです。
途中、山の斜面で何やら大きな音がして小さくない動物が移動するのが見えたのでとうとう熊かと焦りました。
が、白いお尻が見えてすぐに鹿だとわかりました。
斜面の7〜8mほど先でこちらをずっと伺っています。大人の鹿で立派な角もあります。
かわいいので写真に収めたかったのですが、カメラを出した隙に逃げられました。
また暫く行くと、斜面下方にMTXの文字の座席部分?が外れたバイクか自転車が見えます。木にひっかかった形になってますが、滑落したのでしょうか?
乗っていた人が無事だった事を祈ります。
少し前に「危険」と書いた看板ありましたが、何を危険と言っているのかは不明でした。この事故があったから、なのかもしれません。
更に進むと今度はリス。しかも何匹も。木々を飛び回っていました。
なんか自然だー。
天ヶ岳らしい姿がが左側に見えてくると、風が強くなって気温も低く感じるように。
それまでの緩い登りから変わって、岩場やロープも張ってあるような場所が出てきます。
山頂近くも、道標の無い分岐があって迷いそうになるので注意。
地図にも「迷」マークあります。
到着した天ヶ岳山頂は眺望無し。5分だけ立ったままおにぎりを食べて休憩。
寒いのでとっとと下山します。
そして、異様に下りの長く感じた事。。鞍馬山や貴船山が見える箇所があるかと思いましたが、ほとんど眺望は無く、ひたすら下る事に集中です。
かなり鞍馬に近づいたはずだとおもっていた頃、一度銃声が長く轟いて、しばらく後に一人のハンターとすれ違いました。
獲物から身を隠すための木の枝を持っています。
何を捕るんだろう。。
その数分後に、幼女の悲鳴のような声に続いて山の林の中を何かが全力で駆け抜けて行く音がしました。それにつられるように、反対側の林でも何かが駆け抜けて生きました。小さくもなく大きくもない動物。。なんだろう。。
私をハンターと思って逃げたのか。。
また正面から別のハンターが登ってきました。
トランシーバーで誰かと話ています。
もしや??
「熊退治じゃないですよね?」一応聞いてみました。
「熊ちゃう」
ああ、良かった。。
安心して下りれる。。と思ってしばらくすると別の危険が。。
「スズメバチ」と書いたテープが二枚木に貼ってあります。
その数メートル先に樹液天国のような木があって、そこに数匹群がっています。
ここを通り過ぎるのに10分程度かかったでしょうか。。
すっかり気力まで消耗。。
疲れきって、足もすくむしゆっくり下山。
それにしても、こんなに時間かかるとは。。叡山電車の音が聞こえるようになってからもずいぶんかかったような気がします。
薬王坂の分岐から先は、京都一周トレイル・東海自然歩道に入って鞍馬駅に抜けます
。
前来た時はやはり10月の鞍馬の火祭りの時。街は祭りの男衆と観光客で大騒ぎ。でも普段はこんなに静かなんですね。のどかな街のメインストリートを通って駅に辿り着きました。
しかし疲れた。長かった。
ちなみに、悲鳴をあげて逃げた動物はどうやら鹿のようです。
ハンターが狙っていたかどうかは不明ですが、鹿は人の悲鳴のような声で鳴いて仲間にハンターから逃げるように促すという話を後で聞きました。
イノシシかとも思いましたが、ちょっと時間が早かったかな。。
reikoさん、こんにちは。
久々の京都シリーズですね。
この日体調を崩して休んでいたので、
ほぼリアルタイムで山メモを見ていました。
寂光院前で開門を待っているところで、
何が始まるのだろうとドキドキしていました。
寂光院には建礼門院徳子がいたのですね。
何と無く壇ノ浦で死んだように思っていました。
勉強になります。
ハンター怖いですね。
クマ以上に怖いでしょう。
スズメバチは今年多いそうですね。
京都行ってみたいです。
比叡山、鞍馬、歴史好きの私には響く名前です。
今、源氏物語に凝っているし。
toratora48さん、こんばんは。
久々の京都でした。
寂光院もそうですが、人里離れた尼寺は、このままとどまってしまいたい衝動にかられます。
旅の最後に立ち寄るのは危ないですね。。始めに行って良かったです。
私は歴女ではないですけど、建礼門院が晩年(と言ってもお若い。。)過ごしたその場所、空気は胸がいっぱいになりました。。寂光院への思いは止まらなくなるので、この辺にして。。
京の山を歩いているというだけで、不思議な時空の旅路に出てしまいます。
歴史がお好きだったら、京都の山は是非是非。源氏物語なら宇治も。。
ハンターが怖い、というのはすっかり忘れていました。
いつも地味な格好をしているので獲物に間違えられないようにします。
体調大丈夫でしょうか?
(私もずっと風邪っぴきです。。)
お大事にどうぞ。
早くも京都に戻りたいです。。
こんばんは。
質問箱でお奨めのコースを書き込んだ者です。
今回reikoさんが歩かれたのとは逆のコースを今年の2月に歩きました。本当はもっと長いコースの予定だったのですが、25番目の写真の分岐点を見落として寂光院へ下山してしまいました。
ハンターにスズメバチと最後までドキドキハラハラだったようですが、楽しまれたようで良かったです。
camp747さん、こんにちは。
京都の山のご紹介もありがとうございました。
今回は北山でした。
またすぐにでも行きたいので、ご紹介の上醍醐からのコースも歩ける事を楽しみにしています。
雪の天ヶ岳も素敵でしたね。
逆コースからだとあんなの早い時間に歩き始められるのですね。
スズメバチは余計でしたが、今回の京都歩き初めとして楽しい山行きでした。
reikoさま
登山というよりもハイキングのコースとして紹介しましたが、ルーファイの要るコースでしたねえ。お疲れ様でした。
この山域での私の昔のエピソードですが、静原キャンプ場の奥の谷で昼飯を作ったことがありました。帰り際に、当時のリーダー格の人間が、交通の便利な大原に抜けようと言いだして、天ヶ岳のハイキング道まで急斜面をブッシュして登りました。
「ブッシュ」というのは当時、「藪こぎ」の代わりに使っていた言葉です。大昔は「ジャンジャン」という言い方もあったそうです。
shokunpapaさん、こんばんは。
おかげさまで京都を山ごと堪能してまいりました。
迷ったという程のことはなく楽しみの一部でした。
ありがとうございます。
大原の交通の便を優先してのコースアウト&藪こぎとはちょっと面白いですね。しかも谷から這い上がったのですか。。誰にでも出来る事ではないし、私には真似できませんが、みんなでご飯を作ったりちょっと無茶言う仲間がいるのも思い出になっていいですね。
またもう京都の山行きたい気持ちでいっぱいになりました。。
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