後立 唐松岳 アルプスへの帰還
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,038m
コースタイム
昼食後、五竜方面に向け縦走を開始したが、強まる風雨と牛首への下り
の鎖場にびびり山荘に引き返す
10月13日 6:15唐松岳頂上山荘-6:30唐松岳-7:30唐松岳頂上山荘-8:20丸山ケルン
-9:50八方池(昼食)-11:30八方池山荘
天候 | 初日 :曇りのち雨から雪 二日目:晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
5:30八方文化会館前下車。隣接するインフォメーションセンターで朝食、トイレなど準備後、 ゴンドラリフト乗り場へ移動(約15分) この日のゴンドラは7:30から 復路:やはり毎日アルペン号を利用 15:10八方文化会館前−21:50新宿 中央高速は30kmの大渋滞。運転手さんは大月から一部一般道を走行しかなり 時間を短縮したもののこの時間となった。このシーズンの3連休であれば やむなし・・・ |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:八方池山荘入り口にあり(やや判りづらいです) 道の状況 :下山時は積雪があったためやや気を使ったが、特段危険な箇所は無し 温泉地なので立ち寄り湯は枚挙に暇は無し。みみずくの湯などは口コミで有名なようですが、私はインフォメーションセンターのおねえさんに教えて貰った「第二郷の湯」に行きました。 なんということも無い浴槽(檜)と洗い場があるだけですが空いていてゆっくり出来ました。500円。 |
写真
感想
社会人一年目の夏休みに剣岳に登って以来約23年振りののアルプスです(というと歳がわかってしまいますが)。というよりそれどころか山そのものから長い年月遠ざかっていました。
2011年以降、再開した山に若い頃以上にはまってしまい、再びアルプスに行くことを夢に、ばてないためにダイエットしたり、大嫌いだったジョギングもなぜか好きになり・・・ほんと人間ってやれば出来るもんですね。
前置きが長くなりましたが、23年振りのアルプスは厳しくも優しく迎えてくれました。時期的に雪が降ることも念頭に、降ったら五竜への縦走は厳しいと覚悟はしていましたが、バスで八方に降り立ち山を見ると雪化粧をした白馬三山が・・・思わず怖気づく私。
リフトで千メートルを駆け上がり(反則ですね、これ)、八方池を過ぎる稜線から黒い雲が湧き出ていました。それでもたぶん四半世紀振りくらいに出会った雷鳥に励まされ登っていくうちに振り出した雨は激しくなり(ですので写真は殆どが二日目です)、唐松頂上山荘に着いたころは強風の中、みぞれになっていました。
それでも五竜に行くべく一歩を踏み出したのですが牛首への降りで掴んだ鎖がつるりと滑った瞬間に「あかんわ・・」となぜか関西弁が脳裏を走り、山荘に引き返しました。山荘は私と同様な登山者であふれ返っており、昼前に着いてしまって悪天候の中やることは「飲んで寝る」。おかげで夜行バスの疲れがすっかりとれました。
2日目の朝、小屋を出ると晴れた空の下、一面の積雪と強風。今の私の力では五竜への縦走は無理、と判断。唐松岳ピストンに行程を変更せざるを得なかったのは残念ではありましたが、小屋からのご来光は筆舌を尽くしがたいほどの光景。
剣岳は23年前と変わることなく佇み、唐松から見渡した北アルプスの山々は過ぎ去った昔が鮮やかに蘇る・・・と歌の文句そのまま。
ことに、五竜岳の右に遠く槍・穂高を望んだときは言葉では言い表すことが出来ない感動を味わいました。
「来て、いや、来れてよかった・・・」冬のアルプスは行けないけれど来年はどこを歩こうかと今から楽しみになりました。
最後に、唐松頂上山荘の乾燥室でレインパーカーのパンツを紛失してしまいました。おそらく取り違えられたのだと思いますが心当たりのある方はどうかご連絡下さい。
ザ・ノースフェイスのレインテックプラズマのパンツです。黒色で裏地はやや濃いグレー。
清水の舞台から飛び降りる思いで(笑)、買ったばかりのデビュー戦でした。
見つかることを祈っています。
雪が降ったレベルだと思ってたけど、写真見てびっくり!雪、積もってるよ。やっぱりアルプスだね。
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