南面白山:権現沢沿いの道を歩く
- GPS
- 06:40
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,000m
- 下り
- 996m
コースタイム
天候 | 曇時々晴れ 宮城側曇、山形側晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
権現沢沿いの下降路は、渡渉に関しては雨天でなければ問題なし。急傾斜の斜面のトラバースが続くので注意。 |
写真
感想
駅前からそのまま舗装道路をコスモスベルクに向かう。両側にまだコスモスの咲く中を道標に従ってゲレンデ方向に登っていく。3基のリフトの一番上はかなり高い稜線上である。あそこまで、どの位かかるだろう。第3リフトの基点付近でリフトをくぐり、左に一度山道に入る。山腹をジグザグに登るが、その後またゲレンデ(林間の滑降コース的所)を登り、稜線上で登山道に入る。この辺りから北面白山が見えるが上の方は雲が懸かっている。直ぐに気持ちの良いブナの林の中を緩い登りとなる。次いで、大岩がゴロゴロしている急な斜面を斜めに登っていくが、その後尾根の間の沢状の所を直登して行く。徐々にブナの林の緩い登りとなる。この辺りはブナが比較的キレイに黄葉している。草と潅木の登りが平坦になってくると南面白山山頂である。展望が一気に開けるが、猿鼻山、小東岳は稜線上の縦走路がきれい。北面白山や大東岳、遠く蔵王連峰は山頂付近が東からの雲が懸かっている。一方、山形側は良く晴れており、朝日連峰がキレイに見える。山頂を少し下った所からは、なんと雪を被った鳥海山も見えた(やった)。
山頂からの下りは大東岳を正面に見ながら、潅木の間を枯葉を踏んでの急降、その後、ブナの林の下りとなり、平坦になっていく。大東岳の山腹を行くようになると、小さい沢を9回程渡ることになる。真ん中辺りの1つはナメ沢、3つは深く数メートルの上下である。両側が平坦になってくると権現様峠の十字路である。辺りは狭いので、少し下って権現様の石碑で休憩する。
ここから、今日の目的である権現沢沿いの下降路なので、詳しく。最初はブナ林の緩いトラバースで、小沢3本渡る。急な尾根を下るようになると水音が聞こえ、左に沢、ナメ滝が見える。穏やかな下りだが、左右が深い谷となり、尾根が細くなっていく。その末端で右の沢に急な下りとなり、沢を渡って山腹をトラバースしていく。広い尾根を行くようになってホッとするが、下っていくと尾根は細くなり、今度は左の谷へ降りていく。反対側に渡ってトラバースが続くが、悪い場所が2箇所(ロープ有)。また、尾根上を行くが、左へ下り権現沢に降りる。小さな滝やナメのあるキレイな場所で感激。ここで対岸に平らなナメ(幅8m、水深5cm程度)を渡渉する。また尾根をトラバースして行くが、直ぐにまた大きな水音で、雷神瀑布が見える。山道数分で大黒淵が見えその直ぐ下で沢に降りる。先程の渡渉箇所より、壁に囲まれ辺りは薄暗い感じ。左岸沿いは左の壁からも水が落ちており、滑りやすいので注意。ここで、左岸から右岸に渡渉、流れは速いが、水の中の岩を慎重に使えば、どこでも、靴の中は濡らさずに渡れる。水量の多いときは倒木を使って渡ることが可能だが、やや危険か(そこまではロープ有)。その後は、足元に注意する必要があるトラバースが続くが、傾斜が緩くなるとあっけなく長左衛門平分岐に着く。ちょっと物足りなさは感じるが楽しい道だった。後は全く問題ない道を辿り、面白山高原駅前に到着する。
権現様峠からの下り、覚悟して行きましたが、それ程ではなかった。3日前に台風で大雨だったので、水量は少なくはないばずだが、この程度なら渡渉は容易である。雨天時や雪解けの時期はやめた方がよいと思うが。それより、急斜面のトラバースはかなり注意して歩くべき所も多い。全般的には注意する点のある一般道という感じである。
コメント
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さすがkyenさん、正確な記録ですね。やはり本来山行記録はかくあるべきだと再認識します。大黒淵直下の徒渉地点、「水量の多いときは倒木を使って渡ることが可能」とは気づきませんでした。ナルホド、それであのように配置されているワケですね。勉強になります。
土曜日の午後は寝ていたので詳しくは分からないのですが、天気は予報よりも良くなかったとか。北面白山に向かった母親は、強風とガスでサッパリだったようです。鳥海山がウラヤマシイ(ヽ゜ω゜)ノ
derakkumaさん、コメント有難うございます。
先日のderakkumaさんの家族ハイク、リピートさせてもらいました。東北の山では沢沿いの道は、アップダウンがあって、楽ではないですよね。大東岳の裏コースとか、神室山の西ノ又コースとか。それらと大差はないですね。
19日、高気圧が三陸沖にあって、東風。宮城側は雲、山形側は良い天気でした。北面白山や大東岳の山頂は一日雲の中だったかもしれません。南面白山はぎりぎり晴天域だったようです。
帰り面白山高原駅に近づくと川向うに岸壁と霞滝が見えます。derakkumaさんは2月の夜に、あの沢の上部を横断したんだなと思い出しました。
一時間くらいの差でしたね。
権現沢沿いのルートもなかなか良さそうですね。
今度行ってみよう と思います。
Georgeyさん、はじめまして。
19日北面白山は山頂付近雲がかかっている様に見えましたが、割と良い眺めでよかったですね。私も昨年秋、紅葉川から長左衛門平の道登りましたが、確かに道がほぼ崩壊、木の根の上を歩く所がありました。権現沢のコースも、権現沢に降りた辺りは素晴らしいです。紅葉川よりも緊張する所は多いですが。
私も同年輩、昨年約30年ぶりで山登りを再開しました。よろしくお願いします。
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