白鳥山《九州百名山》
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- GPS
- 04:07
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 847m
- 下り
- 833m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
急な個所もあるが道はしっかりしている |
その他周辺情報 | 上椎葉ダムに立ち寄り |
写真
感想
熊本駅でレンタカーを借り、椎葉越で宮崎県との県境を越え椎葉村に入った。不土野の唐谷(御池)登山口(標高1,319m)の駐車場に車を止めると先客が1台大分ナンバーの軽自動車が止められていた。御池登山口とも書かれているが熊本県側にあった登山口にも「御池(みいけ)登山口」と書かれておりこちらはマジックで「唐谷」と上書きされていた。唐谷登山道は下山に取って置き、車道を先に進み1卆茲了雨岳登山口に達した。指導標があり、登山道に入ると堰堤を左から越えて谷筋を登った。涸れた谷だが谷の中を歩いたり巻き道があったりして急登斜面を20分程登ると地形図にない林道が交差した。この林道は時雨岳と白鳥山の稜線を越え銚子笠の山麓に達しておりこの後何度か関わることになった。
林道を横断し10分程登ると稜線に達すると鹿除けネットが張られ山頂に行くには少し南に回り込んで出入り口に行かなければならない。丁度ネットの弛んだ所があり跨いで越え短絡することができた。時雨岳(しぐれだけ1,546m)山頂は、小広い山頂で樹木が茂り展望は得られなかった。少し休んで白鳥山への稜線を南へと進むと岩混じりの稜線で先月に行った兎群石山を思い出させた。P1511付近で展望が開けこれから向かう銚子笠や明日行く三方岳(1,479m)、米良三山の石堂山(1,547m)、市房山(1,722m)、それに霧島連山も望むことができた。
標高1,447mの鞍部に達すると時雨岳に登るとき交差した林道が南側へと越えて行った。白鳥山への登りは急登で傾斜が落着くと銚子笠への尾根だと勘違いしトラバースして下りだした。快適な尾根で何の疑問も持たなかったが、木の間から見える銚子笠は谷の向こうにあるようで右手を見ると銚子笠に繋がっている尾根が見え漸く間違いに気が付いた。少し下に尾根を横切る林道が見えこれ幸いと降り立つと上手い具合に銚子笠への尾根に繋がっていた。林道を歩くと怪我の功名で、展望が良く江代山(1,607m)、市房山(1,722m)まで見通すことができた。
林道は、銚子笠への尾根の腹にへばり付くように進んでいる。軈て林道は下り坂となりだしたので稜線と距離が出そうな気がして、適当なところで取付いた。稜線に這い上がり南に進むと銚子笠直下の鞍部で再び林道が近づいた。70m余りの登り返しで山頂に達したかと思ったら偽ピークで等高線1本分下って、本当の最後の登りで銚子笠(1,489m)山頂に到った。3等三角点「銚須笠」があり、西方向に一部展望が利き、山犬切、七遍巡り、北山犬切の稜線が望めた。
来た道を引き返し林道の断崖に差し掛かると時雨岳とその右肩に扇山(1,662m)が望め2年前に直下の扇山山小屋で泊って縦走したことを懐かしく思い出した。帰りは稜線を忠実に歩いたが林道で代替できるP1468前後は笹が煩く殆ど歩かれていないような感じだった。白鳥山への登りは急登でどこを歩いても問題はなく踏み跡がはっきりしない。白鳥山の肩に乗り上がるとなだらかになったが岩のむき出した所があり回り込んで白鳥山(1,639m)山頂に到った。2等三角点「不土野」が置かれ疎林の静かな山頂だったが展望はなく残念。
下山は三池方面に取り白鳥山の北麓をトラバースして唐谷を下る。北西尾根を下っていると凹地があり覗き込むと岩の割れ目があり深い穴になっていた。近くに「しろとり風穴」と案内があった。鹿よけネットの切れ目の分岐を曲がるとトラバース道で白鳥山直登路と合流するとすぐに唐谷下山路が分岐した。傾斜のきつい谷道で涸れ沢を下る。道はあったり、なかったりで特に問題なく登山口に達した。駐車場にあった大分ナンバーは既になく、僕の車だけが寂しく待っていた。
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