【新壱号作戦】大高取山・黒山三滝・関八州見晴台・東郷公園【戊38.5】
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- GPS
- 07:41
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 1,591m
- 下り
- 1,473m
コースタイム
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 7:42
天候 | 曇り→雲の多い晴れ→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:西武秩父線吾野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況: 高山不動からの下りは踏み後少なく荒れ気味。 登山ポスト: 吾野駅前 下山後の温泉: さわらびの湯を予定していたが、中止のため行かず。 |
写真
感想
1が並ぶ佳き日に、新たなる一歩を。
ということで、11日山行を期していたところ、前日10日雨予想のはずがずっと晴れで、「これは天候悪化が後ろにずれているな」と一抹の不安。
朝起きると、雨がまだ若干残っている状況で不安は的中。しかし、天気予報からすると天候は回復すると思われ、越生へと出立した。
当初計画
越生駅から大高取山を経て黒山三滝を巡り、そこから奥武蔵グリーンラインに乗って関八州見晴台から展望を楽しんだ後、吾野に下って、東郷公園・秩父御嶽神社の紅葉を楽しみ、そこから子ノ権現に上って健脚御礼の参拝をした後、名栗に下って鳥居観音の真っ赤な紅葉を愛でて「さわらびの湯」に入浴してバスで帰る。
越生駅で降り、村の社越生神社に参拝の後、山道に入る。こういった山道に入るのは久方ぶりのような心地がする。なだらかである程度幅のある歩きやすい道を歩く。
高取西山から大高取山のラインは標高はそれほど高くないものの、ハイキングコースとして展望地の整備が行われていることもあり、広く関東平野を見渡すことができる。東の空にはどんより雲が残っているが、西のそらに明るい兆しを見出し、この後の奥武蔵グリーンライン以降は晴天となることを期待して先へ進む。
桂木観音に参拝の後、一旦里に降りて黒川三滝へ。前日雨が降ったからか怒涛の勢いで滝が流れ落ちていたが、男滝と女滝が間近で見られて店も間近にあるのに対し、天狗滝は崖の合間にあって周辺環境は最も趣があるように見えて、やや不遇な感がある。
三滝の裏手から奥武蔵グリーンラインに上っていくことができる。それまで300〜400mの所を歩いていたところを今度は600〜700mの稜線に上る。傾斜が急になるにつれて「ああ、山を歩いているなあ」と感慨も深い。
傘杉峠に至って一休みの後、最初は車道に併行する山道を歩いたのだが、しんどいのと車道沿いの展望台を過ごしてしまったことにより、その後は車道を歩く。
関八州見晴台は何時来ても広々として、心地よい風が吹き渡り晴れ晴れとした気持ちになるのだが、期待に反して雲は晴れない状態が続いていたものの、ある程度奥多摩奥秩父或いは関東の台地を視野に収めることができ概ね満足である。できれば両神山の姿を拝みたかったが。凍結が進む前に両神行っておこうかしら。でも最近の週末は「秋晴れ!」という日が少ないような。
高山不動尊へ降りると、ようやく他のハイカーを認めるようになった。紅葉が最盛期だからであろうが、やはり雲量が多いと色が映えない気がする。狭い道を下ると上ってくる人がいたので待っていたところ、その男性がびっくりしたという。最初は私に気がつかなくて驚いたという意味かと思ったが、足元を見ると今まで見たことも無いようなどでかいミミズが。一目では蛇かと見まごうばかりの大きさである。気がつかなければ踏みつけてしまっていたかもしれない。袖触れ合うも他生の縁。これもまたご縁と大ミミズに手を合わせる。
高山不動尊からは車道を下るか山道を下るかのいずれかだが、車道はグネグネして道のりが長くなるので山道に入る。途中、いくつか分岐があり、恐らくすぐに集落に出るような道をとれば歩きやすかったのだろうが、結構下まで山道を下っていく道をとったところ、何だか足元がフカフカするし、蜘蛛の巣も多い。どうやら歩く人があまりいないようだ。これは歩きにくいなと思っていたら遂には道が草で塞がれた。いい加減抜け出したいと思ったところでようやく車道に出ることができた。
東郷公園・秩父御嶽神社は現在もみじまつり中である。ここに立ち寄ったのは色鮮やかな紅葉を楽しむためというのもあるが、長々として急傾斜の階段を上って秩父御嶽神社に詣でたいからだ。息を切らせながら一休みしつつ眺める紅葉また美し。
いいもんを見たし、さて子ノ権現〜竹寺〜鳥居観音と最後の一歩きでもしようかねと神域を出て西の空を見上げたところ、空模様が怪しい。明らかに雨雲じゃないか。すぐ近くまで来ているし。道理で途中から日が射さなくなったわけだ。
あーどうしようかな。子ノ権現あたりまでは行っておきたいなとグダグダ考えていると、「あ、雨が」と思う間もなく真夏の夕立のように大粒の雨がボタボタと落ちてくる。これはダメだと吾野駅に引き返す。引き返しつつも、雨は一時的なものなのではないかと法光寺に立ち寄るなど駅に真っ直ぐには向かわなかったのだが、雨は降り続いていたので最終的に山行終了を決断した。
吾野駅から東方は青空、西方は曇天。ちょうど吾野が天気の分かれ目だったのだ。
しかも、その時が最も太陽が輝いた時。雨が降りつつ、その日一番の陽光が降り注ぐ状況。電車は東へ向かうので当然空は晴れており、ギラギラした日の光を浴びつつ帰るのはうらめしかりけり。
ということで、最後には雨に降られてしまったわけだが、新たなる1回目においては、空模様が怪しいと思ったらスパッと諦めるべしということを改めて身をもって再確認する貴重な散歩となった。これもまたありがたし。
99回から101回の記念山行を経、最後に雨に降られて身も心も洗われた。
次回は青天下、満を持して自由に野や山を駆け巡ることとなろう。
〜おしまい〜
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