秀麗富嶽十二景(十二番/本社ヶ丸・清八山)
- GPS
- 09:14
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,636m
- 下り
- 1,393m
コースタイム
06:20 登山口
07:02 黒野田林道出合い
07:45 角研山(1377m)
08:35 本社ヶ丸(十二番)(1630.8m)-09:30
09:53 清八山(十二番)(1593m)
10:18 大幡山(1531m)
11:22 三ッ峠山(開運山)(1786m)
11:30 四季楽園-12:30
14:32 天上山
14:40 カチカチ山ロープウェイ天上山富士見台停留場
15:15 河口湖駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
04:47 立川駅発 05:00 高尾駅着 05:14 高尾駅発 05:50 大月駅着 05:53 大月駅発 06:05 笹子駅着 【復路】 15:24 河口湖駅発 16:25 大月駅着 16:32 大月駅発 17:15 高尾駅着 17:16 高尾駅発 17:36 立川駅着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【笹子駅→本社ヶ丸】 笹子駅を出て右手に進み線路沿いの未舗装路を西進します。 左手に登山口が現れ急登が続きます。 背丈以上に伸びたススキ野原を越えると黒野田林道に出合い、左手に30m程舗装路を進み再び登山道に入ります。 その後も急登は続き、鉄塔直下を通過して登り続けると角研山に至ります。 角研山から進むと細い稜線や鉄塔脇を通り、南に面した日当たりのいい登山道から左手の樹林の間から富士山が顔を覗かせた後、本社ヶ丸山頂に至ります。 本社ヶ丸の山頂は狭く、富士山のほか、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父主脈が望めます。 【本社ヶ丸→四季楽園】 本社ヶ丸から下って小さな岩場を越えて、笹子駅に下る道、八丁山に向かう道と分岐して清八山に至ります。 清八山を下ると、ゆるい登山道になり、鉄塔下を通り大幡山、茶臼山を通過すると登り傾斜に変わります。 御巣鷹山や三ッ峠山(開運山)の山頂には複数のアンテナ施設が建っています。 三ッ峠山から下ると、廃業したような雰囲気の富士見荘を経て、四季楽園に到着します。 四季楽園の前には展望デッキが設けられており、100円の利用料を徴されます。 トイレは建物内に設けられており、こちらは200円の利用料を徴されます。 【四季楽園→河口湖駅】 四季楽園を発ち三ッ峠山荘を経てゆるい傾斜で下り、途中から河口湖が見え始め、次第にその姿が大きくなっていきます。 登山道は、一度、舗装路を横断して再び登山道に入り天上山に至ります。 天上山は、小御嶽神社の祠があります。 その先にカチカチ山ロープウェイ天上山富士見台停留場がありますが、麓まで登山道が続き、舗装路に出て河口湖駅に至ります。 |
写真
感想
【秀麗富嶽十二景】
大月市ホームページ
http://www.city.otsuki.yamanashi.jp/kanko/shurefugaku.html
これまでの山行ログ
一番〜四番/雁ヶ腹摺山・姥子山・牛奥ノ雁ケ腹摺山・小金沢山・ハマイバ丸・大蔵高丸・笹子雁ヶ腹摺山・滝子山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-283593.html
六番〜十一番/扇山・百蔵山・岩殿山・高畑山・倉岳山・九鬼山・高川山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-289667.html
【計画】
雪をいただいた富士山は、気品に溢れ輝きを増して美しさが際立ちます。
今年4月、秀麗富嶽十二景を巡りその景観を楽しみました。
気温が上がり霞みがちになったことに伴って中断しましたが、すっきり見られるようになったことから再開しました。
未登頂の山域は、五番奈良倉山と、今回訪れた十二番本社ヶ丸・清八山です。
空気の澄んでいる時間帯に山頂に立てるよう始発電車で出発し、そのまま河口湖駅に向かって尾根道を進む計画を立てました。
【本社ヶ丸・清八山】
本社ヶ丸は、「ほんじゃがまる」と読み、何ともユニークでかわいい山名です。
秀麗富嶽十二景で山名に「丸」が付くのは、本社ヶ丸のほか、三番大蔵高丸と同じく三番ハマイバ丸がありますが、「丸」がつくからといって他のお山と変わるところはない印象です。
その本社ヶ丸の山頂から望めるのは、もちろん富士山だけではありません。
南アルプスは北部の甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、北岳、間ノ岳、農鳥岳、そして南部の塩見岳、赤石岳まで雪をいただき青い空とマッチした稜線を見ることができました。
また、2週間前に行った八ヶ岳や10月に縦走した奥秩父山塊もよく見えます。
これまでに行ったことのある山々を眺めていると山行の記憶がよみがえり、なかなか腰を上げられず本社ヶ丸山頂に1時間ほど滞在しました。
一方、清八山は、本社ヶ丸での滞在時間が長かったことから写真を1枚とって先を急ぎました。
【三ッ峠山】
本社ヶ丸・清八山から富士山を望んだとき、三ッ峠山の山頂には白いパラボラアンテナが目につきます。
秀麗富嶽十二景の本社ヶ丸・清八山を後にして、河口湖駅に向かって稜線を南下すると、このアンテナ施設が徐々に近づいてきます。
建物にはNTTやエフエム富士などの社名が記されていて三ッ峠山には複数の建物が林立しています。
ここまでほとんど人がいなかったので急に賑わいを見せた印象です。
山頂には景色を楽しんだり食事をしている多くの方がいました。
富士山も裾野のまでくっきり見えていい景色です。
三ッ峠山から少し下ると四季楽園という立派な山荘が現れます。
庭先には展望デッキがあって沢山の干し柿がぶら下がり、ここでも登山客が思い思いに食事や休憩をしています。
デッキから三ッ峠山の岩壁をザイルを使って登降攀する多くのクライマーの姿が見られました。
背中に人を担いで降下している方も見えたので練習か講習が行われていたようです。
【猿】
四季楽園からさらに南下すると、穏やかな下り坂が長く続きます。
ふっ、と前方を何かが横切るので目を見張ると大きな猿でした。
以前、同じように猿が道を横切った直後をそのまま進んだところ、群が続いていて私がその群を分断するようになってしまい威嚇されたことがあったので、立ち止まってしばらく様子を見ることに。
直前に道を譲っていただいた二人組が追いついて横を通る際、「猿の群れが・・・」と言おうか言うまいか迷っているうちに通り過ぎてしまいました。
先程前を横切った大猿は山腹を登って尾根を悠々と歩いて遠ざかっていきます。
群は続いていないようなので、もう大丈夫だろうか、と恐る恐る警戒しながら進みました。
カチカチ山ロープウェイあたりまで至ると猿にえさを与えないように注意書きの看板がありました。
【暦】
東京(東京都)
2013年11月16日(土)
日の出 6:17
日南中時 11:26
日の入り 16:34
月の出 15:43
月南中時 22:37
月の入り 4:37
今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。
LArcさんこんばんは!keichiro01改めストーカーです!!
実は…
何の気なしにクリックした
「最近の登山で会ったかも?」でLArcさんのお名前を見つけて
ちょとビックリ!!
で、今か今かとレコお待ちしてました〜
金曜の天気が良くなかったおかげか
富嶽は雪を纏って「完全体」 になってましたし
晴天 の中本社ヶ丸⇒清八山⇒三ツ峠と
富士山に向かって歩くのは気持ち良いですよね〜!!
(自分は御巣鷹への登りでヘロヘロになってた記憶がありますが )
澄んだ空気のもと
最後の三つ峠からの姿 は迫力がありますよね!
最後の奈良倉山も「秀麗富嶽」を期待しています!!
keiさん、遅い時間にコメントありがとうございます。
ビックリしたのは私の方です!
こんなことなら笹子駅で待ち伏せして、後ろから「わっ!」ってしたかったですね。
美しさが増した完全体の富嶽を待ちわびていただけに、その姿が現れた時に「ををを!」と声をあげてしまいました。
十二景の中でも南部に位置しているので富嶽に近く迫力も満点でした。
最後の一座、北部の奈良倉山にはどんな富嶽が待っているのか、今から楽しみです。
LArcさん、こんばんは
すっかりコメントが遅れてしまいました
前週の里山歩きから一転、9時間行程のロングルートですね!
このルート、前々から興味あるのですが移動手段が車メインの私には中々実行に移せないルートでもあります
路線から路線へと歩き通すルート、羨ましいな〜と思います。
さて、レコの方は素晴らしい天気に素晴らしい展望!
青空に終盤の紅葉がよく映えていますね!
終始快晴の見ていて気持ちの良いレコをありがとうございました
kiyoponさん、いつもコメントをいただきありがとうございます。
この地は群馬・桐生からですとちょっと不便な場所にありますね。
でも、上信越に近く、また、東北へもアクセスしやすい環境の方が羨ましいと思うのです。
歩き通すルートはあれこれ考えると楽しいということに最近気づいてきたところで、徐々に距離が長くなる傾向ですが、これまで何とか完歩できています。
冬は空気が澄んでいるので、遠くの山々が美しく望めるため、楽しみが増えます。
写真は自信がなくてお礼の言葉をいただくほどではありませんが、「いいな」と思った風景を気の向くままカメラに収めていこうと思っています。
お疲れ様でございます。
私も、昨年、同じようなルートで挑んだことがあります。
不思議な道迷いもしつつ、山頂に至ったものの、結果は残念な富士の姿でした…
何とか気力を振り絞って到達した三ツ峠からの富士がことのほか美しく感じたことは覚えています。
何と言っても、あの距離の近さは体感したことがありませんでした。
そして、僕は、距離や交通費を勘案し、ひたすら三つ峠駅へと下ったのでした。
秀麗富嶽シリーズは、私が先に始めたものの、すっかり追い越されてしまいましたね。
5番の奈良倉山は、私も未踏ですので、是非ご同道させていただければと存じます。
rgz91さん、コメントありがとうございます。
三ツ峠山は富士山が近くて迫力があります。
アクセスがいいので人気があるのも頷けます。
会社の駅伝大会でrgz91さんから秀麗富嶽十二景のパンフをいただき「すごくいいですよ」と教えていただいたんでしたね。
私の最後の一座にご同行していただけるのは大変心強いと思います。
ぜひ御一緒に、そして秀麗富嶽についてお話を聞かせていただければ幸いです。
こんばんは。
私も最近本社ヶ丸に登りましたが、LArcさんはやはり設定コースがロングですね。
秀麗富嶽一二景って山登りを始めた頃に、全部登ってみたいと思った事を懐かしく思い出しました。
奈良倉山は、私は大菩薩から牛ノ寝通りを歩いて、長作に下りましたが、LArcさんにはちょっともの足りないかな?なかなか良いコースですよ。
hukusiaさん、コメントありがとうございます。
hukusiaさんも最近、本社ヶ丸に行かれたんですね。
あとでHP寄らせていただきます。
あんなにも展望がいいとはうれしい誤算でした。
ラストの奈良倉山は秀麗富嶽十二景の中でちょっと外れているのでどうしたものかと思案していました。
小菅ピストンでは面白くなさそうですもんねぇ。。。
大菩薩から牛ノ寝通り・・・物足りないどころか、だいぶ距離が長いような・・・
hukusiaさんからせっかくのご提案ですので、そのルートも念頭に検討してみます。
ありがとうございます!
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